フランス国際ラジオ局(RFI)は、この数日間で、イエメンのフーシ派反乱軍と湾岸諸国連合軍の間で戦闘が再燃していることを伝えている。反乱軍の大陸間弾道弾がアラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアに向けて発射され、湾岸諸国軍からイエメンの反乱軍に対する反撃も行われている。
サウジアラビアは、自領土内に多くのミサイルが着弾し、その1つが紅海沿岸のジャザン市に着弾し2名の負傷者が出たと発表した。また、もう1つは迎撃ミサイルで着弾前に阻止されたという。
なお、サウジアラビアは数年前から隣国のイエメンから発射されるミサイルの標的となっている。ところが数日前からUAEもイエメンのフーシ派反乱軍の標的となっている。
UAE政府によると、この数時間のうちに2つのミサイルを迎撃したと発表した。...
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サウジアラビアは、自領土内に多くのミサイルが着弾し、その1つが紅海沿岸のジャザン市に着弾し2名の負傷者が出たと発表した。また、もう1つは迎撃ミサイルで着弾前に阻止されたという。
なお、サウジアラビアは数年前から隣国のイエメンから発射されるミサイルの標的となっている。ところが数日前からUAEもイエメンのフーシ派反乱軍の標的となっている。
UAE政府によると、この数時間のうちに2つのミサイルを迎撃したと発表した。さらに防衛省はイエメンの弾道ミサイルが発射された場所を報復のため爆撃したビデオを放映した。
ところで、2015年から現在までサウジアラビアとUAEの連合軍がイエメン、フーシ派反乱軍との主たる交戦国となっている。 特に先週、フーシ派反乱軍のドローン攻撃でUAE側に3人の犠牲者がでたが、それに対する報復としてサウジ、UAE連合軍が、1月21日金曜日イエメン反乱軍の本拠地のサアダのフーシ派が管理する刑務所を空撃しイエメン側に70人以上の犠牲者を出している。
イエメンのフーシ派反乱軍はイランの支援を受けており、サウジ、UAE連合軍との戦闘は、イランと連合軍間の代理戦争の様相を呈しており、湾岸地域の政情を益々不安定にしている。
日本にとって、湾岸諸国が石油やLNGなどのエネルギー供給元であるだけにいち早い政情の安定化を望みたい。
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