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『リベラシオン』によると、個人開業医で、南アフリカ医師会の会長を務めるアンジェリーク・コッツィー医師は、この新しいオミクロン株にいち早く気づいた一人である。コッツィー医師は、外来診療でオミクロン株に感染している患者を診察してきたところ、デルタ型とは異なる症状が見られたと述べている。
診察に訪れてくる患者は、強い倦怠感、関節痛や筋肉痛、空咳、喉の痛みなどの症状が見られるという。微熱があるのは数人だけで、患者の大半は40歳以下の男性だという。...
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『リベラシオン』によると、個人開業医で、南アフリカ医師会の会長を務めるアンジェリーク・コッツィー医師は、この新しいオミクロン株にいち早く気づいた一人である。コッツィー医師は、外来診療でオミクロン株に感染している患者を診察してきたところ、デルタ型とは異なる症状が見られたと述べている。
診察に訪れてくる患者は、強い倦怠感、関節痛や筋肉痛、空咳、喉の痛みなどの症状が見られるという。微熱があるのは数人だけで、患者の大半は40歳以下の男性だという。「高齢者ではなく若者が感染している」という。診察した患者の半数弱がコロナワクチンを接種していた。
コッツィー医師は、WHOがオミクロン株を「懸念されるべき変異株」として指定したものの、この変異株の危険性についてはまだほとんど把握されていないと指摘し、「深刻な病気が出ないとは言いませんが、現時点では、ワクチンを接種していない患者さんでも、軽い症状で済んでいます」と伝えている。そして、「ヨーロッパでは多くの人がこのウイルスに感染していると思いますが、人々がデルタ症状を警戒していたため、あまり発見されてこなかったのと思います。」と付け加えている。
カナダの『ナショナルポスト』によると、ワクチンに関する諮問委員会の会長であるバリー・シャウブ氏は28日、スカイニュースの取材に対し、南アフリカでは現在新型コロナウィルス感染者が3220人いるものの、入院件数は特に増加していないと述べている。シャウブ氏は、まだ初期段階であり、まだ確かなことは把握できていないものの、オミクロン株で「これまでに発生した症例はすべて軽度から中程度の症例であり、これは良い兆候である」と述べている。
『ロイター通信』によると、コッツィー医師は現在、1日に2から3人のオミクロン株に感染している患者さんを診ており、ほとんどの患者は非常に軽度の症状で、これまでのところ、手術を受けた患者はおらず、自宅療養で対応できているという。また、デルタ株とは異なり、患者が嗅覚や味覚を失ったという報告はなく、オミクロン株では酸素レベルが大きく低下することはないと述べている。
コッツィー医師は、11月18日、これまで南アフリカで主流であった「デルタ株には該当しない症例」を保健当局に報告し、南アフリカの研究者たちが11月25日、B.1.1.529の変異株を特定したと発表していた。
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