ロシア宇宙局ロスコスモスから送られた映像によると、MS-18ソユーズカプセルには女優のイウリア・ペレシルド、映画監督のクリム・チペンコと宇宙飛行士のオレグ・ノビスキ―の3人が乗船し、青い空からカザフスタンの草原に予定時間の04:36GMT着陸した。
宇宙飛行士は最初にカプセルから出ると直ぐにロスコスモスのドミトリー・ロゴージン長官に迎えられた。 次に、映画監督のクリム・チペンコ(38才)はカプセルから出て笑顔でカメラマンや出迎えた人に手を振った後、健康チェックに向かった。...
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ロシア宇宙局ロスコスモスから送られた映像によると、MS-18ソユーズカプセルには女優のイウリア・ペレシルド、映画監督のクリム・チペンコと宇宙飛行士のオレグ・ノビスキ―の3人が乗船し、青い空からカザフスタンの草原に予定時間の04:36GMT着陸した。
宇宙飛行士は最初にカプセルから出ると直ぐにロスコスモスのドミトリー・ロゴージン長官に迎えられた。 次に、映画監督のクリム・チペンコ(38才)はカプセルから出て笑顔でカメラマンや出迎えた人に手を振った後、健康チェックに向かった。
最後は、3000人の応募者から選ばれ、映画で主役を演じた女優のイウリア・ペレシルド(37才)でカプセルを出ると大きな喝采の中で花束を贈呈された後、健康チェックに向かった。
米国の大スター、トム・クルーズ主演のISSを舞台とした映画に先んじて、女優のイウリア・ペレシルド、映画監督のクリム・チペンコを乗せた宇宙ロケットは10月5日カザフスタンのバイコノール宇宙基地からISSに向けて発射された。
12日間、ISSで撮影された映画は「挑戦」と仮題名され、女性の外科医が宇宙飛行士の命を救うためにISSに派遣されたという設定でストーリーが展開する。
ISSには実際2人のロシア人が駐在していて、そのうちの1人、アントン・チュカプレロフが治療を受ける患者として登場する。
ロシアの今回のISSでの宇宙映画は元を正せば、60年前の旧ソ連のガガーリンによる有人宇宙飛行に端を発する、旧ソ連と米国間の宇宙開発競争に始まる。
今回、ロシアが宇宙映画第1号を製作することで米国に対する宇宙開発分野での劣勢を跳ね返したい狙いがあるという。
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