成人の91.1%が、新型コロナワクチンの接種1回目を受けているノルウェーでは25日、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった2020年3月から適用されてきた感染拡大防止措置が、ほぼすべて解除された。
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『ウエストフランス』によると、エルナ・ソルベルグ首相は記者会見で、「これまで平時として最も厳しい措置を導入してから561日が経過し、誰も想像できなかったような生活の制約を受けてきた。通常の生活に戻る時が来た。パンデミックに見舞われる前のような生活を取り戻す時が来た」と語った。
ノルウェーでは、感染状況の改善に伴い、夏前から感染防止対策を徐々に解除していたが、完全な正常化は、数回にわたり延期されていた。...
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『ウエストフランス』によると、エルナ・ソルベルグ首相は記者会見で、「これまで平時として最も厳しい措置を導入してから561日が経過し、誰も想像できなかったような生活の制約を受けてきた。通常の生活に戻る時が来た。パンデミックに見舞われる前のような生活を取り戻す時が来た」と語った。
ノルウェーでは、感染状況の改善に伴い、夏前から感染防止対策を徐々に解除していたが、完全な正常化は、数回にわたり延期されていた。しかし、25日の午後4時をもって、ノルウェーでは公私のイベントに参加する人数の上限が撤廃され、1メートルのソーシャルディスタンスのルールや、飲食店でまだ残っていたいくつかの規制も解除された。握手もできるようになった。欧州経済領域(EEA)、シェンゲン協定加盟国、英国、スイスの居住者に対するノルウェーへの入国制限も解除され、海外旅行を控える旨の公式勧告も10月1日に消滅する。
ただし、新型コロナウイルスに感染した場合の自己隔離の義務は残される。守らなければ罰金が科せられる。公共交通機関でのマスクの着用も、必要に応じて地域で推奨または強制されることがあるという。
ノルウェー政府によると、規制の全面的な解除は、ワクチン接種の進展によって可能になったものだと説明している。25日の時点で、ノルウェーの成人人口の91.1%がコロナワクチンを少なくとも1回接種している。ソルベルグ首相は、「新型コロナウイルスは今後何年にもわたって私たちの身近に存在し続けるだろう」と述べ、新種のウイルスが爆発的に蔓延した場合には、感染対策を再導入する可能性も否定しなかった。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、ノルウェーでは直近2週間で、人口10万人あたり356 人の感染者が発生しており、死亡率は非常に低い。パンデミックが始まって以来、500万人強の人口に対し、死亡者数はわずか850人しか記録されていない。
スウェーデンのニュースサイト『ザ・ローカル』によると、ノルウェーの保健省は先週、ノルウェー公衆衛生研究所に、新型コロナウイルスが依然として危険な病気として扱うべきかどうかを評価することを要請した。公衆衛生研究所はまだ調査結果を公表していないものの、ゲイル・ブクホルム副所長はウイルスの危険性を格下げすることを明らかにした。
ブクホルム副所長は、国内新聞のインタビューで「我々は今、新型コロナウイルスを季節的変動のあるいくつかの呼吸器疾患の一つとして見なければならない新しい段階に入っている」と述べ、新型コロナウイルスがインフルエンザ、風邪、RSウイルスなどの病気と同じカテゴリーに分類されるようになる可能性を示唆した。「これは、危険にさらされている人の大部分が保護されているからだ。ウイルスはまだ循環しているが、入院患者数は抑えられている。新型コロナウイルスが医療サービスに大きな負担をかけることはなくなった。ワクチンを接種した人でも、感染して症状が出る可能性はあるが、大部分は軽い風邪のような症状にとどまる」と説明している。ただし、「パンデミックは、世界にウイルスが存在する限り、そしてワクチン接種率がまだ低い国に存在する限り、終わりとは言えない。世界中で感染の広がりがある限り、パンデミックは続く」と警鐘を鳴らした。
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