9月14日火曜日はカリフォルニア州の住民が民主党のガビン・ニューソム現州知事に対する州民12%以上による罷免要求に伴い、罷免か再選するかを選択する投票日となっている。現州知事が罷免されて共和党のトランピスト、ラリー・エルダーが州知事に選出されるリスクを避けるため、バイデン大統領はカリフォルニア州の住民投票での罷免反対を訴えた。
バイデン大統領の演説は手短に終わった。州知事選挙の対抗馬、共和党のラリー・エルダーの政策を名指しは避けたものの、次のように非難した。...
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9月14日火曜日はカリフォルニア州の住民が民主党のガビン・ニューソム現州知事に対する州民12%以上による罷免要求に伴い、罷免か再選するかを選択する投票日となっている。現州知事が罷免されて共和党のトランピスト、ラリー・エルダーが州知事に選出されるリスクを避けるため、バイデン大統領はカリフォルニア州の住民投票での罷免反対を訴えた。
バイデン大統領の演説は手短に終わった。州知事選挙の対抗馬、共和党のラリー・エルダーの政策を名指しは避けたものの、次のように非難した。
すなわち、バイデン大統領は、「共和党の州知事はコビッド19感染対策を妨害し、女性運動や労働運動にもことごとく反対してきた。気候温暖化にも懐疑的であり、トランプ前大統領の米国社会の分断と破壊の政治を踏襲する州知事はカリフォルニア州にはなじまない。 それに対して民主党ガビン・ニューソムが州知事に選ばれれば州の将来を託すことができる。」と語った。
なお、共和党のカリフォルニア州知事候補はトランプ前大統領の論調を引き継いでいて、これまでの民主党の州知事が選出された選挙にごまかしがあったと主張している。
民主党の現州知事は、「ドナルド・トランプ前大統領を去年の大統領選挙で打ち負かすことができたが、トランプイズムはまだ生きていて、米国で最大の人口を誇るカリフォルニア州の選挙に現われた。米国全州に警告メッセージを発する必要がある。」と強調した。
今回の州知事の罷免に関する投票では、50%以上の州民が「罷免反対」の票を投じれば、民主党のガビン・ニューソムが2023年の任期満了まで州知事として務めることができる。 もし「罷免反対」票が50%以下であれば共和党のラリー・エルダーを含む候補者から新しい州知事が選ばれる。なお、世論調査では現職の民主党州知事が任務を継続するものと予想されている。
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