アメリカのバイデン大統領は29日、アフガニスタンでの爆弾テロにより命を落とした13人のアメリカ人兵士の遺族と面会をした。しかし、無愛想で無礼な態度であったとして、遺族の中から批判の声が上がっている。
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『ビジネス・インサイダー』によると、カブール空港襲撃事件で死亡した2人の米国海兵隊員の父親は、米国海兵隊員の遺体の返還式典でジョー・バイデン大統領が時計を確認しているのを見て、侮辱されたと感じたと語っている。この式典は、海外での戦闘で死亡した米兵の遺体を航空機から車両に移すもので、8月29日にドーバー空軍基地で行われた。式典中、バイデンは少なくとも一度は時計を確認する様子が撮影されている。
故ジャレッド・シュミッツ伍長の父親であるマーク・シュミッツと故デーリン・テイラー・フーバー二等軍曹の父親であるデーリン・フーバーは30日、米「フォックスニュース」に対し、式典中に大統領が何度も時間を確認しているのを見たと語った。...
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『ビジネス・インサイダー』によると、カブール空港襲撃事件で死亡した2人の米国海兵隊員の父親は、米国海兵隊員の遺体の返還式典でジョー・バイデン大統領が時計を確認しているのを見て、侮辱されたと感じたと語っている。この式典は、海外での戦闘で死亡した米兵の遺体を航空機から車両に移すもので、8月29日にドーバー空軍基地で行われた。式典中、バイデンは少なくとも一度は時計を確認する様子が撮影されている。
故ジャレッド・シュミッツ伍長の父親であるマーク・シュミッツと故デーリン・テイラー・フーバー二等軍曹の父親であるデーリン・フーバーは30日、米「フォックスニュース」に対し、式典中に大統領が何度も時間を確認しているのを見たと語った。
デーリンさんは、「腕時計を見たのは、一度だけではありませんでした。飛行機から遺体が運び出される度に確認していました。大統領は、敬礼のあと手を下す際、腕時計で時間を確認していました。全ての遺体の移動の時に、時間を確認していました。」と述べ、その日デーリンさんは面会で大統領に会うことを拒否したという。
マークさんは、大統領が4回続けて時間確認していているのを見て、それ以上大統領の方を見ることができなかったと語っている。「今まで見た中で最も無礼な行為だと思いました」と述べている。
マークさんは、面会の際、息子の死に対する気持ちをバイデン大統領に伝えたことで、バイデン大統領が機嫌を損ねてしまったことを明らかにした。「最初は大統領に会うつもりはありませんでしたが、息子のためにも、自分の気持ちを伝える義務があると思ったのです。」
英『インデペンデント』によるとマークさんは、「息子の名前を決して忘れないでください。彼の顔を絶対に忘れないでください。他の12人の名前も忘れないでください。そして、時間をとって彼らの人生について学んでください、と伝えた」ところ、大統領はその指摘が気に入らなかったようで、素っ気ない返事をして、「私は彼らの人生について知っている」と言い返してきたという。そして、バイデン大統領が癌で亡くなった自分自身の息子について話し始めたため、マークさんは、「大統領に対して失礼なことは言いたくないのですが、自分自身の息子についてあれだけの時間を割くのは適切ではないと思いました」と述べている。
海兵隊伍長の故ライリー・マッコラムさんの妊娠中の妻、ジエンナ・マッコラムさんは、面会中に自分の息子の事ばかり話す大統領に失望してしまったと姉のロイス・マッコラムさんが「ワシントンポスト」紙に語っている。面会は「台本のような浅い」やりとりであったとし、「あれだけひどい失敗をして、申し訳ないだけで済ませることはできません。起こる必要のなかったことであり、軍人すべての命が彼の手に委ねられているのです。今後何千人ものアフガニスタン人が苦しみ、拷問を受けることになるのは、彼の無能さの直接的な結果です」。と述べている。
米『ナショナルレビュー』によると、海兵隊員だった故カリーム・ニコウイの母親であるシャーナ・チャペルは、日曜日の面会後にフェイスブックでバイデン大統領に対する批判を投稿した。「私はあなたに面と向かって、もう二度と息子を抱きしめられないこと、彼の笑い声を聞けないことを伝えました。そしたら、あなたは私の話を遮ってあなた自身の息子の話でお涙頂戴話をしようとしたので、私はあなたに、これはあなたのことではないから、あなたのことにすり替えないで、と言わなければなりませんでした」。と書いた。
この投稿を受けて、シャーナさんのフェイスブックとインスタグラムのアカウントは一時的に停止された。その後、インスタグラムの広報担当者は、アカウントは「誤って削除されたもので、その後復元された」ことを声明で発表した。
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