ドナルド・トランプ大統領(75歳)は、実業家上がりの大統領よろしく、在日米軍の駐留費用まで、ビジネスディールの一環で交渉処理しようとしていた。そのボスに従うマイク・ポンペオ国務長官(56歳)も同様だった模様で、この程、2019年来日時に日本政府から土産としてもらった60万円超のウィスキーを紛失したという。
8月4日付
『USAトゥデイ』紙(
『AP通信』配信):「ポンペオ国務長官、日本からもらった5,800ドル相当のウィスキーを紛失?」
国務省は8月4日、2年前にマイク・ポンペオ国務長官(当時)が訪日時、日本政府から6千ドル近いウィスキーを土産にもらっていたが、現物が確認できずに調査中だと発表した。
連邦官報(1936年初刊)に掲載された報告によると、同省は米高官が外国政府や首脳からもらった贈答品の年度棚卸をしているが、当該贈答品がどこに保管されているか判明せず、現在調査中であるとしている。...
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8月4日付
『USAトゥデイ』紙(
『AP通信』配信):「ポンペオ国務長官、日本からもらった5,800ドル相当のウィスキーを紛失?」
国務省は8月4日、2年前にマイク・ポンペオ国務長官(当時)が訪日時、日本政府から6千ドル近いウィスキーを土産にもらっていたが、現物が確認できずに調査中だと発表した。
連邦官報(1936年初刊)に掲載された報告によると、同省は米高官が外国政府や首脳からもらった贈答品の年度棚卸をしているが、当該贈答品がどこに保管されているか判明せず、現在調査中であるとしている。
同省の儀典官局では、これらの贈答品を全て記録に残しており、当該品の扱いについては、米国立公文書記録管理局(NARA、1985年設立の政府関係書類及び歴史的価値のある資料を保存する役所)で保管、または他政府への寄贈、あるいは受領した当人の高官が有償で取得する、という手はずになっている。
今回調査対象となっている贈答品は、ポンペオ氏が2019年に大阪で開催された主要20ヵ国外相会議に出席した際、日本政府から贈られた5,800ドル(約64万円)相当のウィスキー・ボトルであった。
ポンペオ氏の代理人は、“同氏自身は与り知らないし、また、誰からも(当該贈答品について)照会を受けたことはない”と述べていると言及した。
なお、同官報によると、ポンペオ氏は、カザフスタン大統領及びアラブ首長国連邦(UAE)外相からもそれぞれ絨毯を進呈されていて、合計1万9,400ドル(約213万円)相当になるが、両方とも米国共通役務庁(1949年設立の連邦財産の管理・維持等を行う役所)にて管理されているという。
一方、ドナルド・トランプ大統領については、同官報によると、メラニア夫人ともども、2017年に14万ドル(約154万円)余り、2018年には8万8,200ドル(約970万円)相当、また、2019年には12万ドル(約132万円)余りの贈答品を受け取っているが、これら全てはNARAに引き渡されているとする。
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