ドイツのアンゲラ・メルケル首相(66歳)が、今秋政界引退前の最後の訪米をしている。歓迎するジョー・バイデン大統領(78歳)は、前大統領がドイツを含めた欧州を混乱に陥れたことを踏まえてか、同首相の歓迎会食に民主党ではなく共和党の重鎮を招待し、あたかも米国が挙国一致して今後世界をリードしていくと宣言するかのような対応を取っている。
7月15日付
『ニューヨーク・ポスト』紙:「バイデン大統領、メルケル首相歓迎会食にヒラリー・クリントン氏や共和党重鎮を招待」
ジョー・バイデン大統領はこの程、訪米中のアンゲラ・メルケル首相を歓迎する7月15日の会食に、ヒラリー・クリントン氏(73歳、元国務長官)と共和党重鎮のミッチ・マコーネル上院院内総務(79歳、ケンタッキー州選出)及びケビン・マッカーシー下院院内総務(56歳、カリフォルニア州選出)を招待している。...
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7月15日付
『ニューヨーク・ポスト』紙:「バイデン大統領、メルケル首相歓迎会食にヒラリー・クリントン氏や共和党重鎮を招待」
ジョー・バイデン大統領はこの程、訪米中のアンゲラ・メルケル首相を歓迎する7月15日の会食に、ヒラリー・クリントン氏(73歳、元国務長官)と共和党重鎮のミッチ・マコーネル上院院内総務(79歳、ケンタッキー州選出)及びケビン・マッカーシー下院院内総務(56歳、カリフォルニア州選出)を招待している。
ホワイトハウスの公式晩さん会場(ザ・ステート・ダイニングルーム)で開催される会食には25名が出席するが、ヒラリー氏の夫のビル・クリントン元大統領(74歳)や民主党の重鎮は含まれていない。
目下のところ、民主党のナンシー・ペロシ下院議長(81歳、カリフォルニア州選出)やチャック・シュマー上院多数党院内総務(70歳、ニューヨーク州選出)が招待されていない理由は明らかになっていない。
その逆に、共和党の重鎮2名は、バイデン政権が今週立案した3兆5千億ドル(約385兆円)大規模経済政策に対して、増税につながるとして反対する意向を表明しているにも拘らず、今回何故招待されているのか不明である。
また、マッカーシー下院院内総務にいたっては、7月15日昼間にニュージャージー州ベッドミンスターのトランプ・ナショナルゴルフ場で、ドナルド・トランプ前大統領(75歳)と面談までしている。
なお、その他、歓迎会食に招待されているのは以下となっている。
●コリン・パウエル元国務長官(84歳、ジョージ・W.・ブッシュ政権時):共和党ながらバイデン大統領当選を支持。
●カマラ・ハリス副大統領(56歳)及び夫のダグ・エムホフ氏(56歳、弁護士)
●アントニー・ブリンケン国務長官(59歳)
●グレッグ・ミークス下院議員(67歳、ニューヨーク州選出民主党員):下院外交委員会委員長
●フィル・マーフィー元駐独大使(63歳、バラク・オバマ政権時):ニュージャージー州知事(2017年選挙で共和党から奪還)
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