中国軍;環太平洋合同演習に招待されないならば、とロシア・イラン等との合同軍事演習に参加【ロシアメディア】
7月14日付
Globali「中国海軍;環太平洋合同演習に招待されなかった仕返しに同演習をスパイ活動」の中で触れたとおり、米国海軍から環太平洋合同演習(RIMPAC)に招待されなかった中国人民解放軍(PLA)海軍は、その腹いせとばかりに、情報収集艦を同演習が行われているハワイ沖に派遣してスパイ活動を展開している。一方、PLA空軍は、連携を強化しているロシア・イラン等との合同軍事演習に戦略爆撃機やジェット戦闘機を派遣して、それらの実戦能力を確かめようとしている。
7月14日付
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「中国、ロシアにおける合同軍事演習に戦略爆撃機派遣」
PLA空軍の報道官は7月12日、ロシア南部で初めて開催されるロシア・中国・イラン・ベラルーシ・アゼルバイジャン・カザフスタン・アルメニアの合同軍事演習に、西安H-6K戦略爆撃機を派遣すると発表した。
同演習は7月28日、ロシア南部のコーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた山脈地方)で実施されるもので、PLAからは同爆撃機の他、ジェット戦闘機・輸送機も参加する。...
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7月14日付
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「中国、ロシアにおける合同軍事演習に戦略爆撃機派遣」
PLA空軍の報道官は7月12日、ロシア南部で初めて開催されるロシア・中国・イラン・ベラルーシ・アゼルバイジャン・カザフスタン・アルメニアの合同軍事演習に、西安H-6K戦略爆撃機を派遣すると発表した。
同演習は7月28日、ロシア南部のコーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた山脈地方)で実施されるもので、PLAからは同爆撃機の他、ジェット戦闘機・輸送機も参加する。
PLA退役の越剛(ュエ・カン)大佐が香港の『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』紙に語ったところによると、PLAは、実際の演習で同爆撃機の能力(長所及び短所)を把握することを目的としているという。
同爆撃機は、射程距離が約1,000マイル(約1,600キロメーター)の巡航ミサイルを装備していて、2,000マイル(約3,200キロメーター)以上の範囲まで攻撃可能とされている。
なお、同機は、今年4月下旬に米空軍のB-52大型爆撃機が南シナ海周辺を飛翔して以来、同海域や台湾海峡にしばしば派遣されて、人工島や空母への離着陸訓練に従事させられている。
同日付『RT(ロシア・トゥデイ)ニュース』:「中国、国際軍事競技大会に戦略爆撃機を派遣して“実戦演習”」
中国国営『新華社通信』によると、PLA空軍の報道官が7月12日、同軍の爆撃機等を国際軍事競技大会に参加させるのは、実戦演習をとおして現実的能力を把握するためだと表明したという。
今回、H-6K戦略爆撃機とY-9輸送機の実戦能力を掌握したいとしている。
なお、昨年の同競技大会で、中国軍はロシア軍に続いて2位の成績を収めている。
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安倍首相;昨年のトランプ大統領に倣ってパリ祭パレードに参加したかっただろうが止む無く河野外相と交代【米・ロシアメディア】
7月14日、今年もパリ祭(注後記)のパレードがパリ中心部のシャンゼリゼ大通りで行われた。昨年同行事に参加したドナルド・トランプ大統領は、これを大いに気に入って米国でも軍事パレードを行うことを決めている。安倍晋三首相も、同大統領に倣いたかったのかも知れないが、西日本豪雨災害が思った以上に深刻だったため、パリ祭参加を含めた欧州歴訪を取り止め、止む無く河野太郎外相に譲った。
7月14日付米
『USAトゥデイ』紙:「フランスの祝日-パリ祭」
7月14日はパリ祭で、国内外の数百万人のフランス国民が、自由と平等を尊重する記念日として祝っている。
今年も、4,200人余りの兵士、220台の軍用車両、100機の戦闘機が参加して、パリ中心部のシャンゼリゼ大通りで、2時間にわたり繰り広げられた。
パリ祭2度目となるエマニュエル・マクロン大統領は、昨年のドナルド・トランプ大統領に続き、今年は日本の安倍晋三首相とシンガポールのリー・シェンロン首相を招待した。...
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7月14日付米
『USAトゥデイ』紙:「フランスの祝日-パリ祭」
7月14日はパリ祭で、国内外の数百万人のフランス国民が、自由と平等を尊重する記念日として祝っている。
今年も、4,200人余りの兵士、220台の軍用車両、100機の戦闘機が参加して、パリ中心部のシャンゼリゼ大通りで、2時間にわたり繰り広げられた。
パリ祭2度目となるエマニュエル・マクロン大統領は、昨年のドナルド・トランプ大統領に続き、今年は日本の安倍晋三首相とシンガポールのリー・シェンロン首相を招待した。
安倍首相は、西日本で発生した大雨災害対策のため参加を見合わせ、河野太郎外相が代わって出席したが、自衛隊及びシンガポール国軍兵士は予定どおりパレードに参加している。
なお、同様のパレードは、南アフリカやインド他の国々でも実施されている。
一方、同日付ロシア『RT(ロシア・トゥデイ)ニュース』:「パリ祭パレードでフランス国旗の配色間違い」
7月14日のパリ祭パレードに、フランス空軍から9機の戦闘機が大空にフランス国旗を表す3色(右から赤・白・青)の飛行機雲を出した。
しかし、手違いがあったのか、一番左の1機は、本来の“青”ではなく、“赤”色の飛行機雲を出した(すなわち、右3機が赤、中3機が白、左2機が青で、左端の1機が赤)。
原因は不詳だが、穿った見方をすると、結果としてロシア国旗(上段が白、中段が青、下段が赤の3色配置)の一部が表されることとなっている。そこで、またしてもロシアの不当介入があったのか、というキナ臭い見方と、ロシアで開催されているサッカー・ワールドカップ(W杯)決勝にフランス・チームが進んだことを祝して、フランス・ロシア国旗を合体させたのではないか、との好意的見方がある。
ただ、異例の事態はこれだけに留まらず、パレードに参加していたフランス憲兵隊のオートバイ隊のうちの2台が、よりによってマクロン大統領が立つ演壇から僅か数メートルのところで衝突してしまった。
隊列を組んで、ジグザグ走行をしていた際、どちらかのライダーが進行方向を誤ってぶつかってしまったものと思われるが、怪我等はなく、すぐに元の隊列に戻っている。
なお、『ロイター通信』によると、今回のパリ祭及び7月15日のW杯決勝時の治安維持に当るため、フランス当局は11万人の公安警察官を配している。
(注)パリ祭:フランスで7月14日に設けられている、フランス共和国の成立を祝う日。1789年同日に発生し、フランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃、及び、この事件の一周年を記念して翌年1790年におこなわれた建国記念日が起源となっている。
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