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【Globali】
中国政府、同国最大のキリスト教会を閉鎖
中国当局は今月、北京市北部にあるシオン教会を閉鎖した。その理由について当局は未登録のまま集会などの活動を行うことを禁ずるという規則に違反したと説明している。シオン教会は同国の中でも最大の非公認のプロテスタント教会で、毎週最大1500人が礼拝に通っていたと言われている。同教会の牧師であるジン氏は「当局との間でこの問題を解決する方法がないということを恐れている」と話した。
中国のキリスト教は「地下教会」や「家庭教会」と呼ばれる非公認の組織の礼拝に通う信者と政府公認の礼拝に通う信者とに分かれている。...
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中国当局は今月、北京市北部にあるシオン教会を閉鎖した。その理由について当局は未登録のまま集会などの活動を行うことを禁ずるという規則に違反したと説明している。シオン教会は同国の中でも最大の非公認のプロテスタント教会で、毎週最大1500人が礼拝に通っていたと言われている。同教会の牧師であるジン氏は「当局との間でこの問題を解決する方法がないということを恐れている」と話した。
中国のキリスト教は「地下教会」や「家庭教会」と呼ばれる非公認の組織の礼拝に通う信者と政府公認の礼拝に通う信者とに分かれている。中国共産党は公には無神論者としての立場を取っているが、宗教への締め付けが厳しくなってきているとの指摘もある。Fox Newsによると、2012年以降キリスト教やその他の宗教信者への迫害が報告されており、信者全体の3分の1がとても高いレベルで嫌がらせや暴力、経済的搾取などの被害にあっていることが分かった。ただ、現在は特に弾圧が高まっているようで習近平国家主席によって、宗教活動などの監視体制が強化されているとみられる。
同国河南省南陽市では9月に入って政府当局が教会を襲撃、聖書や十字架、家具などを焼き払ったということが確認されている。非営利組織「チャイナ・エイド」のボブ・フー氏はツイッターを通じて「国際社会は、この暴力と信仰の自由の侵害に激怒すべきだ」と述べ、焼き払っている様子を動画として投稿した。
これらに対し、中国当局は宗教上の自由を尊重しているとの姿勢を崩しておらず、キリスト教徒らによる主張に異議を唱えた。
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米国務長官、イラン問題について英仏独の代表と協議
『ロイター』『Fox News』などの英文メディアは、米国務省のマイク・ポンペオ長官がイランの核合意に関する協議として、英仏独の三国と会談をしたことを明かしたと報じている。
イランと米英仏独露中と欧州連合による核合意は2015年のオバマ政権下で合意されたものだったが、ドナルド・トランプ現大統領の指示のもと米国の離脱が先日発表された。米国はイランに対し再び制裁を課すことを明言しており、イランと取引をする欧州各国に対しても制裁を課すと話していた。ポンペオ氏は今月13日のFox Newsのインタビューで「離脱をするのは欧州へ向けたものではないが、制裁は明らかだ」と述べていた。...
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イランと米英仏独露中と欧州連合による核合意は2015年のオバマ政権下で合意されたものだったが、ドナルド・トランプ現大統領の指示のもと米国の離脱が先日発表された。米国はイランに対し再び制裁を課すことを明言しており、イランと取引をする欧州各国に対しても制裁を課すと話していた。ポンペオ氏は今月13日のFox Newsのインタビューで「離脱をするのは欧州へ向けたものではないが、制裁は明らかだ」と述べていた。
ポンペオ氏は会談で、米国と各国とが共通の脅威に対しここ数ヶ月行ってきた成果を強調し、これからも前進するために強い協力を続けていくことを望んでいる旨を話したと声明で発表した。さらに英仏独の代表に対し「イランの核兵器開発を防ぎ、イラン政府による地域の安定性を揺るがす行為に対して強い関心を持っていること」を強調したという。同氏は、米国がイランの悪意ある行動に立ち向かうため依然として欧州と共に働きかけ、より広範な取引を徹底的に議論することを望んでいると述べたと明らかにしている。
英外相のボリス・ジョンソン氏と仏外相ジャン=イヴ・ル・ドリアン氏は会談を行い、その声明で、両国はイラン核合意の中核を維持することを決めたと述べている。ジョンソン氏は英国と欧州各国は米国への対応を話し合うことを明かした上で「これは今後米国と一緒に働かないことを意味するものではないことを強調したい。今後も米国と連携し続け、ワシントンが核合意をどう発展させるのかを問い続けることが重要だ」と話した。
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