ブリュッセルに本拠を置く環境NGO「 Transport&Environment」が発表した報告書によると、今後6年間で333種類の電気自動車モデルと400万台の電気自動車が欧州連合(EU)で生産されるという。
『Le Monde』は次のように報道している。「躍進は止められないようだ。電気自動車の生産は今年から増加が始まり、6、7年で今までに見たことのないレベルまでに達するはずだ。「Transport&Environment」(T&E)は 7月18日木曜日に、調査のタイトルにもなっている「電気自動車の躍進」を報告している 。ヨーロッパの自動車産業の在り方が恒久的に変えられるはずだ。」
『Forbes』は次のように報道している。「業界の情報源であるIHS Markitのデータによると、数年間の気弱な成長の後、欧州連合の自動車メーカーは2021年に214種類の電気自動車モデルを提供する予定だ。」
「同報告書によると、自動車の平均排出量を削減するために自動車メーカーが熱心に働いたおかげで、わずか3年間で電気自動車の種類が3倍に増えるという。」
T&Eのアナリストは『Forbes』に対し「欧州連合の自動車に対するCO2排出規制のおかげで、ヨーロッパは新しい、より長く走行できる、より手頃な価格の電気自動車が市場に出回るようになる」と述べている。
そして「これは良いニュースですが、仕事はまだ完了していない」とも付け加えた。「家庭や職場での電気自動車の充電を可能にするため政府の支援が必要だ。電気自動車が排気ガスを出すディーゼルやガソリン車、または低品質のプラグインタイプのハイブリッド車よりも魅力的に見えるためには、自動車課税の見直しが必要だ。」
『BBC news』では次のように報道している。「電気自動車の普及は失速しており、充電インフラの欠如と価格の上昇が原因だと非難されている。」しかし、「自動車メーカーは2021年に92種類の完全な電気自動車と118種類のプラグインタイプのハイブリッドモデルを市場に投入すると予測されている。」
予定通りに行くとすれば「生産された自動車の22%が2025年までにプラグを持つ可能性があり、それによって製造業者は2025年までに欧州連合の自動車CO2排出目標95g / kmを容易に達成することができる。」
「同報告書のデータによると最大の電気自動車生産工場は、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアになるという。2023年までには約16の大型リチウムイオン電池の生産工場がヨーロッパで確定又は操業が開始される予定だ。」
閉じる
12月4日付
『Yahooニュース』(
『Time』誌配信):「
『Time』、2017年時の人候補者を発表」
12月4日の
『NBCニュース』は、
『Time』誌が選ぶ“2017年時の人”候補者10人を発表した。
同誌は1927年以来、良きにつけ悪しきにつけ、その年に最も話題になった人やグループを選出してきている。
今年の候補者はアルファベット順に以下どおり;
●ジェフ・ベゾス(53歳):大手ネット通販“アマゾン”の共同創設者兼最高経営責任者(CEO)。...
全部読む
12月4日付
『Yahooニュース』(
『Time』誌配信):「
『Time』、2017年時の人候補者を発表」
12月4日の
『NBCニュース』は、
『Time』誌が選ぶ“2017年時の人”候補者10人を発表した。
同誌は1927年以来、良きにつけ悪しきにつけ、その年に最も話題になった人やグループを選出してきている。
今年の候補者はアルファベット順に以下どおり;
●ジェフ・ベゾス(53歳):大手ネット通販“アマゾン”の共同創設者兼最高経営責任者(CEO)。世界長者の中で、この1年で最も資産が増加。
(編注;『Forbes』誌の2017年世界長者番付で3位、米長者番付でも、ビル・ゲイツ氏に次いで2位に躍進)
●夢見る市民:幼少時に米国へ不法入国した人を親に持つ人々。オバマ前政権が推した“若年移民に対する国外強制退去の延期措置”をトランプ現政権が廃止を宣言したため抗議行動。
(編注;2017年現在、80万人に上ると推定)。
●パティ・ジェンキンス(46歳):映画“ワンダーウーマン”監督。オープニング興行収入1億ドル超で首位となり、初週末の興行収入は女性監督作品として最高記録を樹立。2019年公開予定の続編の監督も決定。
(編注;世界興行収入でも“カンフー・パンダ2”を超え、アニメ作品を含めた女性監督作品として史上最高記録を更新)
●金正恩(キム・ジョンウン、33歳):北朝鮮労働党委員長(最高指導者)。数々のミサイル発射・核実験を実施し、米国他の脅威となっている。トランプ大統領は“ロケットマン”と呼んで揶揄。
●コリン・キャパニック(30歳):2016年末まで全米プロフットボール・チーム“サン・フランシスコ・フォーティナイナーズ”クォーターバック。白人警官などによる黒人差別を非難して、試合開始前の国歌斉唱の際に起立せず。このためか2017年シーズンではどのプロチームからも声がかからず。一方、その後数百人の選手も国歌斉唱の際に起立しない風潮が広がり、トランプ大統領が不遜と非難。
●#私も、運動:著名映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏からセクシャル・ハラスメントを受けたとハリウッド女優らが告発したことから、次々に“#私も”として、その他の映画関係幹部らからの被害を告発。
●ロバート・ミュラー(73歳):元連邦捜査局(FBI)長官。2016年米国大統領選挙におけるロシアの干渉の捜査のため、司法省から特別検察官に任命された。これまでに4人のトランプ政権関係者を起訴。
●モハンムド・ビン・サルマン皇太子(32歳):サウジアラビアのサルマン国王の息子。王家の王子を含む多くの実業家を汚職の罪で摘発。権力集中を図る一環。
●ドナルド・トランプ(71歳):“2016年時の人”に選出。オバマ前政権の保険医療・移民政策・環境対策・税制改革と全てを否定しようとして、国内外で多くの衝突・非難が発生。
●習近平(シー・チンピン、64歳):10月開催の中国共産党大会で国家主席第2期(~2022年)が確定。目下、直近数十年で最も強力な指導者とされる。
なお、『Time』誌の“2017年時の人”は、12月6日朝に発表される。
閉じる