米ギャラップ調査が最近行った世論調査で、米国有権者の56%が、暴動や新型コロナウイルスの流行にもかかわらず、4年前よりも今のほうが、暮らし向きがよくなったと考えていることが分かった。また、同じく56%が、現役大統領が勝つと予想していることが判明した。
イスラエルの
『エルサレムポスト』によると、1980年に当時大統領候補だったロナルド・レーガンが、有権者に対し「あなたは4年前よりも今日の方が、暮らし向きが良くなりましたか?」と問いかけたことで、以降この質問は、有権者に対する定番の問いかけになったという。
ギャラップ調査が9月14日から18日にかけて行った世論調査では、この質問に対し、回答者の約56%が、自分とその家族は4年前よりも今の方が、暮らし向きが良くなったと答えた。...
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イスラエルの
『エルサレムポスト』によると、1980年に当時大統領候補だったロナルド・レーガンが、有権者に対し「あなたは4年前よりも今日の方が、暮らし向きが良くなりましたか?」と問いかけたことで、以降この質問は、有権者に対する定番の問いかけになったという。
ギャラップ調査が9月14日から18日にかけて行った世論調査では、この質問に対し、回答者の約56%が、自分とその家族は4年前よりも今の方が、暮らし向きが良くなったと答えた。対し、今はもっと悪くなっていると答えたのは32%であった。
今回の世論調査は、新型コロナウイルスによるパンデミックでロックダウン措置が取られために経済が暴落し、何百万人もの人が失業し、不況に陥っている状況の中で行われたものだが、数字はこれまでに記録された者の中で最も高くなっている。2012年のオバマ大統領の時は、同じ質問に対し、米有権者の45%が良くなったと回答しており、2004年のブッシュ大統領(子)の時には、47%、1992年のブッシュ大統領(父)の時には、38%だった。
米『CNSニュース』によると、ギャラップ調査では、「あなたが誰を支持しているかに関係なく、可能な限り客観的に考えて、11月に選挙に勝つのは誰だと思うか?」という質問をしたところ、回答者の56%が共和党のトランプ氏が勝つと予測し、40%が民主党のバイデン氏が勝つと回答した。無党派層の間では、56%がトランプ氏の勝利を予測し、39%がバイデン氏の勝利を予測している。
ギャラップ社は「トランプの勝利に関する予測は、バイデン氏が大幅にリードしていることを示す最近の全国大統領選支持率調査の数値と一致していない」とコメントしている。
2016年の大統領選挙では、投票日直近にはほぼすべてのメディアや世論調査会社は、ヒラリー・クリントンが勝つだろうと予測していた。しかし、クリントン氏は、トランプ氏の306票に対し、232票を獲得して敗北した。
米『Dailywire』は、同じくギャラップ調査で、今回の選挙投票に対して67%が例年よりも熱心であると回答しており、これは、2004年以降のどの選挙年の同じ時期に比べても、より大きな熱意があらわれていると指摘している。
ただし、ギャラップ社は、今回の選挙で無党派層の投票率が下がる可能性があると述べている。選挙戦に対する関心度合いが、共和党員(83%)と民主党員(81%)に比べて、無党派層は64%にとどまっているためだ。
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