米ラッパー、アフリカで超近代的都市「エイコン・シティ」の建設を開始
アフリカのセネガルで、自然環境にやさしい未来型の自治都市「エイコン・シティ(Akon City)」の建設が始まった。これはセネガル系アメリカ人ラッパーのエイコンが夢見たプロジェクトだ。のプロジェクトには、アメリカの投資家が60億ドル出資することになっている。
『RFI』は、映画
『ブラックパンサー』に出てくる架空のアフリカの国、ワカンダ王国のような雰囲気に似た未来型都市を思わせる都市として「エイコン・シティ」を紹介している。
波のような形、あるいはアフリカの仮面のようにも見えるビルが建つ、前衛的な建築の都市になる予定だ。都市の発案者であるアメリカ生まれのラッパー、エイコンは「アフリカの、自分たちの、建設が欲しかった。私たちに似た建物。像のような建物が欲しかった。...
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『RFI』は、映画
『ブラックパンサー』に出てくる架空のアフリカの国、ワカンダ王国のような雰囲気に似た未来型都市を思わせる都市として「エイコン・シティ」を紹介している。
波のような形、あるいはアフリカの仮面のようにも見えるビルが建つ、前衛的な建築の都市になる予定だ。都市の発案者であるアメリカ生まれのラッパー、エイコンは「アフリカの、自分たちの、建設が欲しかった。私たちに似た建物。像のような建物が欲しかった。形は奇抜に見えるかもしれないが、これがアフリカだ」と述べている。
8月31日に具体的な構想案のお披露目会が行われ、まだトウモロコシ畑が拡がる土地に、最初の石が置かれた。第一期の完成は2023年を予定しており、テクノロジー、教育、健康、廃棄物処理場などに特化した地区が設けられる予定だ。最終的には、スタジアムが建設され、仮装通貨も使用できる都市として完成される。
ドバイを拠点とする建築家フセイン・バクリ氏がこの前代未聞の建築プロジェクトを監修している。第一弾目は「アフリカン・ビレッジ」という、アフリカ大陸54ヵ国すべてが表現されるリゾート地になる予定だ。セネガル版ハリウッドとして映画スタジオ「セネウッド」も設けられるという。
『20ミニュット』によると、「エイコン・シティ」は、ダカールから南に約100キロ離れたムボディエーヌという小さな村に建設される。歌手エイコンの野望は、この都市をアフリカの玄関口にすることだ。エイコンは「アメリカにいると、自分たちの文化をあまり理解していないアフリカ系アメリカ人にたくさん会う。」と述べ「自分たちがどこから来たのかを確認しに行く意欲を持ってもらうために、街づくりのプロジェクトを考えた。」と説明している。そして、地元の人々やセネガルの若者がこの新たな開発プロジェクトの恩恵を受けることを期待していると述べた。
「エイコン・シティ」は10年後、農業用の「地区」と人工島を備え、500ヘクタール(50,000㎢ )以上の敷地内に、30万人を受け入れる予定だ。
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コロナウイルス:初期症状が現れる前に感染力ピークの可能性
世界中では今、新型コロナウイルス感染防止のために様々な対策が取られている。15日に発表された論文は、新型コロナウイルスが、初期症状が現れる数日前から感染力を持ち始め、発症の1日前に感染力がピークになるという見解を発表した。
『20ミニュット』によると、「ネイチャー メディシン」に掲載された論文は、患者が発症した後に濃厚接触した人のみを対象としているこれまでの追跡調査の方法を、見直すことが必要になりそうだと報じている。
香港大学の感染症免疫学者、エリック・ラウ博士が主導した研究チームは、94名の患者に対し、発症初日から32日の間、毎日、喉から検体を採取し、病原体検査を行った。その結果、どの患者も、初期症状が現れ始めた直後に、保有するウイルス量が最も多く、その後症状が無くなるにつれて、徐々に減少していくことが分かった。...
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『20ミニュット』によると、「ネイチャー メディシン」に掲載された論文は、患者が発症した後に濃厚接触した人のみを対象としているこれまでの追跡調査の方法を、見直すことが必要になりそうだと報じている。
香港大学の感染症免疫学者、エリック・ラウ博士が主導した研究チームは、94名の患者に対し、発症初日から32日の間、毎日、喉から検体を採取し、病原体検査を行った。その結果、どの患者も、初期症状が現れ始めた直後に、保有するウイルス量が最も多く、その後症状が無くなるにつれて、徐々に減少していくことが分かった。
論文では、中国国内と世界各地で濃厚接触によって感染した77組に関する公開データを活用し、症状が現れるまでの期間を分析した。その結果、潜伏期間は5日強と仮定された。
そして、感染力は症状が現れる2、3日前から始まり、初期症状が現れる0.7日前にピークに達すると結論付けた。
今回の研究によると、感染連鎖において二次感染者の44%は発症前の期間中に感染したという。また感染力は7日間で低下することが分かった。
『BFMTV』によると、北京にある清华大学医学院のババク・ジャビド(Babak Javid)教授は、今回の研究結果に対し、無症状の人もマスクをするべきなのかどうか、感染防止対策の在り方に重大な影響を及ぼすものだとコメントした。「現在、WHOや英国政府などが推奨する感染防止策は、症状の発症後に最大の感染が発生するという仮定に基づいているため、無症状の人にはマスクを着用することは勧めていない」、しかしこれは再検討される必要があると述べた。
中国は4月初旬に、無症状の感染者が1,300人以上特定されたと発表している。
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