2月8日付
『ロイター通信』は、「前ニューヨーク市長ブルームバーグ氏が大統領選出馬検討を明言」との見出しで次のように報道している。
・73歳の億万長者、自身の名前を冠した通信社の創立者ブルームバーグ氏は、大統領候補者らの討論の質を疑問視しており、選挙への立候補の意思を問われると「あらゆる選択肢を検討」しているとした。
・無党派での立候補の可能性を側近に検討を指示しており、情報筋によると10億ドル以上の自己資産投入を検討。...
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2月8日付
『ロイター通信』は、「前ニューヨーク市長ブルームバーグ氏が大統領選出馬検討を明言」との見出しで次のように報道している。
・73歳の億万長者、自身の名前を冠した通信社の創立者ブルームバーグ氏は、大統領候補者らの討論の質を疑問視しており、選挙への立候補の意思を問われると「あらゆる選択肢を検討」しているとした。
・無党派での立候補の可能性を側近に検討を指示しており、情報筋によると10億ドル以上の自己資産投入を検討。
・民主共和両党の最有力候補(共和党トランプ氏、クルーズ氏、民主党サンダース氏等)に割って入り出馬するかは3月までに決定する意向。
・これまで無党派出馬の候補が当選したことはないが、ウォール街の人脈やリベラル社会派を前面に出馬予定。ある世論調査は無党派候補の当選の可能性は低く、トランプ氏の票を増すことになると分析。
同日付米
『ABCニュース』は、「マイケル・ブルームバーグ氏大統領選出馬検討明言」との見出しで次のように報道している。
・先月の「ニューヨークタイムズ紙」の報道では、同氏が世論調査でトランプ氏の支持率急増とクリントン氏の支持率低下を受けて(自身はコメントを控えた上で)顧問に無党派出馬の検討調査を指示していたとした。
・無党派から出馬する場合、一定の署名を集めた上で、50州の投票用紙に名前を記載させる必要があるため3月までに決断の意思があるとした。その為の費用は250~300万ドルと見られる。
同日付
『AOL』は、次のように報道している。
・ブルームバーグ氏は以前にも出馬を検討していたが、断念。サンダース上院議員やトランプ氏の台頭を受けて出馬を真剣に検討しだした。
・10億ドルの自己資産を選挙に投資する意思があるとし、無党派候補として記載に間に合う、3月上旬には決断の予定。
同日付「AOL」は、次のように報道している。
・先月世論調査専門家フランク・ルンツ氏は「ブルームバーグ氏の出馬は文字通り選挙選を覆すことになる」と述べた。
・ルンツ・グローバル・パートナーズ社が行った全国900人の有権者への調査では、ブルームバーグ氏、トランプ氏、クリントン氏の3候補での争いとなった場合、29%がブルームバーグ氏、37%がトランプ氏、33%がクリントン氏に投票と回答している。一方、ブルームバーグ氏、クリントン氏、テッド・クルーズ氏の3候補での争いとなる場合には28%がブルームバーグ氏、37%でクリントン氏が首位に、テッド・クルーズ氏が34%となっている。
2月9日付英
『BBC』は、ブルームバーグ氏は民主党から2001年共和党に移り、その後無所属となった。銃規制や中絶問題などへのリベラルな姿勢は民主党候補へのダメージとなる可能性が指摘されると報道している。
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