ボツワナで裁判所が反同性愛法廃止の裁定へ
ボツワナの高等裁判所は、火曜日同性愛を合法とするかの裁定を下すと見られている。ケニアが反同性愛法を維持したことを受けて、アフリカ中がこの画期的な出来事を注視している。
『YAHOO!ニュース』、
『シアトル・タイムズ』(ともに米国)などが報じた。
ボツワナはアフリカで最も安定した民主主義の国のひとつとみなされているが、1965年の刑法で、同性愛は違法となっている。
違反者は最高7年の刑となる刑法の2条項に、匿名の申立人が異議を申し立てたことを受けたこの問題への裁定を、裁判所は3月延期した。
活動家は、政府が同性愛者を「非アフリカ人」と決めつける、この抑圧的な法律を廃止することを望んでいる。...
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『YAHOO!ニュース』、
『シアトル・タイムズ』(ともに米国)などが報じた。
ボツワナはアフリカで最も安定した民主主義の国のひとつとみなされているが、1965年の刑法で、同性愛は違法となっている。
違反者は最高7年の刑となる刑法の2条項に、匿名の申立人が異議を申し立てたことを受けたこの問題への裁定を、裁判所は3月延期した。
活動家は、政府が同性愛者を「非アフリカ人」と決めつける、この抑圧的な法律を廃止することを望んでいる。
「同性愛が合法となれば、同性愛者のコミュニティーに対して肯定的なものとなるだろう。なぜならそうなれば、同性愛者のプライバシーの権利が守られるし、自分が感じるように自分を語ることができるようになる」とボツワナ・レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・オーガニゼーション(LEGABIBO)のマトルホゴノロ・サムサム氏がAFP通信に語った。
活動家は内務省がLEGABIBOの申請受付を拒否したことを受け、訴訟を開始した。
アウトリーチ・ワーカーのタト・ガメ・トシー氏にとって反同性愛法が廃止となることは、コミュニティーの人々が医療や治療を受けやすくなるという。
「看護師が気づかないゲイの男性が欲するサービスが多くあり、公立病院に行ってそれらのサービスを受けたいというと否定的な回答が来る」とAFP通信に語った。
「我々は自由にそれらのサービスを受けたいだけだ。それらのサービスを受けられないことは大きな失望だ」
活動家は、アンゴラなどの他のアフリカの国や遠く離れたインドの例を継いで、数十年来の同性愛を違法とする法が廃止されることを望んでいたが、先月高等裁判所は同性愛を違法とする法律を廃止することを退けた。
ガボローネで3月行われた高等裁判所の審問で、申立人の弁護士は、世論は進展しており、雇用法も性的指向を理由にした差別を違法としていると述べた。
モクウィツィ・マシシ大統領は性別に基づく暴力に関する会議に出席し、次のように述べた。
「我が国には、暴力を受け、沈黙の中で苦しんでいる同性愛者が多くいる」
「他の国民と全く同じに、彼らには身を守る権利がある」と12月の集会でマシシ大統領は語った。
監視団体によると、法律的な寛容に向かう国もあるが、サハラ以南のアフリカの国の半数以上が反同性愛法を持っている。
アンゴラ、モザンビークそしてセイシェルが近年、反同性愛法を廃止した。
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エチオピアで贅沢な資金集め晩さん会
急激な近代化が進むエチオピアの首都アディスアベバの再生プロジェクトの資金集めのためアビー・アハメド首相が主催した晩さん会は一席約17万ドル(約1900万円)だったという。
5月20日付英国
『BBC』は「アビー・アハメド首相が上流層を資金集めの豪勢なディナーに招待」との見出しで以下のように報道している。
エチオピアの首都アディスアベバでアビー・アハメド首相が200人の企業家、代表らを招待したディナーは国内で最も高価なもので、招待客の参加費は一人17.3万ドルだったという。
前帝王メネリク2世皇帝の宮殿で開かれたこのディナーは河川の洗浄、公園整備など首都の地域再生プロジェクトへの資金集めのためのもの。...
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5月20日付英国
『BBC』は「アビー・アハメド首相が上流層を資金集めの豪勢なディナーに招待」との見出しで以下のように報道している。
エチオピアの首都アディスアベバでアビー・アハメド首相が200人の企業家、代表らを招待したディナーは国内で最も高価なもので、招待客の参加費は一人17.3万ドルだったという。
前帝王メネリク2世皇帝の宮殿で開かれたこのディナーは河川の洗浄、公園整備など首都の地域再生プロジェクトへの資金集めのためのもの。首相は昨年就任後、広大な経済改革を行ってきた。
この派手な会食会では招待客は、宮殿内を見学しカクテルレセプションの後、アビー首相が招待客の席を挨拶して回りながら共に会食する形式で、伝統的な食事や生肉などが振る舞われ、終始和やかな雰囲気で行われたという。
同日付仏『France24』(AFP通信引用)は「エチオピアの美しい首都で一席17.3万ドルの晩さん会」との見出しで以下のように報道している。
エチオピア首相のアハメド・アビー首相が主催し、個人や国内外企業の代表ら200人以上が招待された晩さん会には1人17.3万ドル(15万ユーロ)の参加費が支払われた。国営メディアは、タキシードを着たゲストや、バラで飾られたテーブルの様子など晩餐会の写真を掲載。
同国の首都アディスアベバ市は、近代的なビルが建設ラッシュを迎え喧騒で景観が悪化する中、首都のイメージ再生や環境整備を目的とする3年の都市プロジェクトが立ち上がった。「過去数年間の急成長や急激な拡大で、同市の天然資源や美しい地形を活用できていない」等とアビー首相のホームページには綴られている。
同市では、1人当たりの緑地率が0.3㎡だが、プロジェクトではアフリカの平均緑地率と同水準の7㎡に増やすことを目標にする。
エチオピアは、人口約1億人で、ニジェールに次いで2番目に人口が多く、経済成長は最も急速に進んでいる国である。しかし、最貧国の一つでもあり、世界銀行によると平均所得は783ドル。その為アビー首相主催の晩さん会は、ソーシャルメディア上で、プロジェクトは優先課題なのかと、一部のエチオピア人から批判されている。
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