4月18日付米
『ワシントン・ポスト』紙(
『AP通信』記事引用)の報道記事「中国が領有権を争う岩礁の上に建設した人工島に軍用機を派遣」:
「・中国外交部がウェブサイト上で明らかにしたところによると、中国軍の軍用機(Y-8輸送機と推測)を南シナ海のファイアリークロス岩礁上に築いた人工島に派遣。
・詳細を明らかにしていないが、掲載された写真からは、人工島から怪我人か病人を海南島の病院まで搬送した模様。...
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4月18日付米
『ワシントン・ポスト』紙(
『AP通信』記事引用)の報道記事「中国が領有権を争う岩礁の上に建設した人工島に軍用機を派遣」:
「・中国外交部がウェブサイト上で明らかにしたところによると、中国軍の軍用機(Y-8輸送機と推測)を南シナ海のファイアリークロス岩礁上に築いた人工島に派遣。
・詳細を明らかにしていないが、掲載された写真からは、人工島から怪我人か病人を海南島の病院まで搬送した模様。
・人民日報が発行する
『環球時報(英文ニュース)』の4月18日報道によると、中国軍用機の初着陸であるが、中国の長期戦略の一環で南シナ海を監視飛行させていた際の出来事と説明。
・なお、同岩礁上の人工島には滑走路が建設されていて、今年1月、3機の民間機が試験着陸を実施済み。」
同日付米
『Yahooニュース』(
『AFP通信』記事引用)の報道記事「中国軍用機が初めて領
有権争いの岩礁に着陸」:
「・中国国営メディアの
『人民解放軍報』は4月18日、中国軍用機が4月17日に初めて、フィリピンとベトナムと領有権を争っているファイアリークロス岩礁上の人工島に着陸と報道。
・同メディアによると、同人工島の重病人を緊急搬送するため。
・軍用機の初飛行の数日前、米国防総省のアシュトン・カーター長官が、フィリピンとの共同演習のため南シナ海を訪問中。」
同日付英
『メール・オンライン(デイリィ・メール電子版)』(
『ロイター通信』記事引用)
の報道記事「中国軍用機、領有権争いの人工島に公式初飛行」:
「・
『人民解放軍報』は、南シナ海を監視飛行中、ファイアリークロス人工島から急病人が出たとの緊急無線連絡が入ったため、救助の一環で着陸したと説明。
・中国外交部の陸康(ルー・カン)報道官は、軍によるかかる緊急救助は昔から行っていることで、中国の主権の範囲内のごく自然な行動と発言。
・しかし、軍事専門家は、かかる軍による行動によって、今後も同海域に軍が関与することが歴然とコメント。」
同日付中国
『中華日報(英字紙)』の報道記事「(人民解放軍の)軍用機が永暑礁(ヨンシ
ュー)に初着陸」:
「・中国軍用機が初着陸した永暑礁(編注;ファイアリークロス岩礁の中国名)には、3千メーター級の滑走路が建設済み。
・同機は、同礁で働く作業員の中に、腹部出血の急病人1名と怪我人2名が出たことから、海南島の病院まで緊急搬送するため着陸したもの。」
なお、以前も報じたが、南沙(スプラトリー)諸島において中国が埋め立てた、7つの人工
島における軍備配備状況は以下のとおりである。
・ファイアリークロス岩礁、ミスチーフ岩礁、スービ岩礁:滑走路
・ヒューズ岩礁、ジョンソン南岩礁、クアテロン岩礁、ガベン岩礁:レーダー施設
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