プーチン大統領;トランプ大統領宛てに“多岐にわたる議題”を討議しようとの新年メッセージ【米・チェコメディア】(2018/12/31)
12月26日付
「ロシア側は米ロ首脳会談の早期開催含めて米ロ関係修復を切望(?)」で触れたとおり、ロシア政府高官が、米ロ首脳が直接対話することは重要だとして、両首脳会談の早期開催を求めるような発言をしている。そしてこの程、ウラジーミル・プーチン大統領自らが、ドナルド・トランプ大統領に宛てた新年メッセージの中で、“多岐にわたる議題”につき討議しようと呼びかけた。
12月30日付米
『ザ・ウィーク』誌:「プーチン大統領、トランプ大統領宛ての新年メッセージを送り、“多岐にわたる議題”について討議しようと呼びかけ」
ウラジーミル・プーチン大統領は12月30日、ドナルド・トランプ大統領、テレーザ・メイ首相、安倍晋三首相、習近平(シー・チンピン)国家主席、バッシャール・アル=アサド大統領(シリア)宛に新年のメッセージを送った。
トランプ大統領宛てのメッセージの中で、米ロ関係は戦略的な安定及び国際安全保障の上で最も重要な要素だと強調した。...
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12月30日付米
『ザ・ウィーク』誌:「プーチン大統領、トランプ大統領宛ての新年メッセージを送り、“多岐にわたる議題”について討議しようと呼びかけ」
ウラジーミル・プーチン大統領は12月30日、ドナルド・トランプ大統領、テレーザ・メイ首相、安倍晋三首相、習近平(シー・チンピン)国家主席、バッシャール・アル=アサド大統領(シリア)宛に新年のメッセージを送った。
トランプ大統領宛てのメッセージの中で、米ロ関係は戦略的な安定及び国際安全保障の上で最も重要な要素だと強調した。
更に、多岐にわたる議題について討議するため、いつでも両首脳会談に応じる用意があるとも付言している。
なお、プーチン大統領は昨年、トランプ大統領に宛てて、世界の安定に向けて、米ロ間が相互信頼の上に立って、“現実的な協力”関係の構築を望みたいと述べていた。
同日付チェコ『ラジオ・フリー・ヨーロッパ(米議会出資のラジオ放送・報道機関)』:「プーチン大統領、トランプ大統領宛てのメッセージの中で、いつでも米国と“多岐にわたる”対話をする用意があると言及」
ロシア大統領府は12月30日、プーチン大統領がトランプ大統領に宛てて新年を祝うメッセージを送ったことを公表した。
その中でプーチン大統領は、いつでも米国側と多岐にわたる議題について率直な意見交換をする用意があると言及した。
更に同大統領は、米ロ関係は戦略的安定及び国際安全保障のために最も重要だと強調したという。
これに関し、セルゲイ・ラブロフ外相はロシア国営『タス通信』のインタビューに答えて、2019年に米ロ首脳会談をいつ開催するかは米国次第だとコメントしている。
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トランプ大統領とプーチン大統領がパリで首脳会談か?【米・チェコメディア】(2018/10/18)
ドナルド・トランプ大統領は、今年7月にウラジーミル・プーチン大統領と首脳会談をした際、2016年米大統領選にロシア側のサイバー攻撃があったと米諜報機関が発表しているのに、プーチン大統領の事実無根との言葉の方を信じると発言して、国内外から猛烈に批判された。そして、今秋に同大統領をワシントンに招待するとまで表明したことで、11月初めの重要な中間選挙の前に何を考えているのかとして、与党・共和党からも呆れられた。そこでトランプ大統領は、勝利すると信じている中間選挙後なら良かろうということで、第一次世界大戦(注後記)終戦100周年記念式典が開催されるパリでの再会談を考えている模様である。
10月16日付
『USAトゥデイ』紙:「ドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領が11月11日にパリで会談予定」
ドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領が11月11日、パリで開催される第一次世界大戦終戦100周年記念式典出席を機会に、首脳会談を持つ予定と言われている。
ただ、米高官は正式には何も決まっていないとコメントしている。
一方、ロシア国営『タス通信』によると、ユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、プーチン大統領がパリの式典に参加する予定であると表明したとする。...
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10月16日付
『USAトゥデイ』紙:「ドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領が11月11日にパリで会談予定」
ドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領が11月11日、パリで開催される第一次世界大戦終戦100周年記念式典出席を機会に、首脳会談を持つ予定と言われている。
ただ、米高官は正式には何も決まっていないとコメントしている。
一方、ロシア国営『タス通信』によると、ユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、プーチン大統領がパリの式典に参加する予定であると表明したとする。
7月にヘルシンキ(フィンランド)で同大統領と会談したトランプ大統領は、2016年米大統領選へのロシア介入疑惑に関し、米情報機関の調査結果よりプーチン大統領の言葉の方を信じる等の発言をしたことから、議会から厳しい批判を浴びていたが、同大統領もパリを訪問するという。
同大統領は更に、プーチン大統領を今秋にワシントンに招待するとも語っていたことが判明し、与党・共和党からも、重要な11月6日投票日の中間選挙前にロシア大統領を訪米させるなど、全く時期が悪いとして非難されていた。
なお、もしパリで米ロ首脳会談が開催されることになれば、昨年のハンブルグ(ドイツ)、今年7月のヘルシンキに続いて3度目となる。
一方、同日付チェコ『ラジオ・フリー・ヨーロッパ(米議会出資の報道機関)』:「プーチン大統領、来月パリで開催される第一次世界大戦終戦100周年記念式典に出席」
ウシャコフ大統領補佐官は10月16日、プーチン大統領が11月11日にパリで開催される第一次世界大戦終戦100周年記念式典に出席すると発表した。
同式典には、トランプ大統領も出席することが決まっている。
ただ、同補佐官は、今のところ米ロ首脳会談開催について何ら協議されていないとした。
しかし、同補佐官は、来週初めにジョン・ボルトン大統領補佐官(米国家安全保障問題担当)が訪ロして、ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記(長官に相当)と安全保障問題を討議する予定であることを認めた。
なお、ボルトン補佐官は今年8月、パトルシェフ書記と会談した際、ロシアによる中間選挙介入は“絶対に許さない”と警告している。
(注)第一次世界大戦:1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国(日・米・英・仏・ソ他)対中央同盟国(独・オーストリアハンガリー・オスマン帝国・ブルガリア等)の戦闘により繰り広げられた世界大戦。両軍合わせた戦死者・行方不明者は1,800万人近くに上る。
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