中国:テイックトック運営会社はジャーナリストへのスパイ行為を認める(2022/12/25)
フランスの
『ルモンド紙』によると、米国のジャーナリストは10月に‘テイックトック’運営会社‘バイトダンス’がスパイ行為を行っていることを公表している。そのため、米国議会は、全ての議員に対してSNSのテイックトック使用を禁止することになるという。
中国の最新テクノロジー会社でテイックトックの運営会社の‘バイトダンス’が今回の論争の的となっている。バイトダンス社’は12月23日金曜日にある従業員が不正にテイックトックの基盤データベース中のジャーナリストのデータにアクセスしたことを認めている。データアクセス理由として、ジャーナリストのデータを追跡することでメデイアへの基盤データの情報流出の原因を突き止めようとしたという。すなわち、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社について記事を書いた2人のジャーナリストのデータにアクセスして、ジャーナリストのデータの入手先の調査を試みたという。...
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中国の最新テクノロジー会社でテイックトックの運営会社の‘バイトダンス’が今回の論争の的となっている。バイトダンス社’は12月23日金曜日にある従業員が不正にテイックトックの基盤データベース中のジャーナリストのデータにアクセスしたことを認めている。データアクセス理由として、ジャーナリストのデータを追跡することでメデイアへの基盤データの情報流出の原因を突き止めようとしたという。すなわち、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社について記事を書いた2人のジャーナリストのデータにアクセスして、ジャーナリストのデータの入手先の調査を試みたという。
バイトダンス社のE.アンデルセン顧問によると、バイトダンス社の従業員たちは、バイトダンス社の人員、ファイナンスタイムズのジャーナリストおよびブズフィード社の元ジャーナリストの関係を明確にしたかった、と語った。
2人のジャーナリストは、非合法な方法でバイトダンス社に関する事柄を報道した。その後、ジャーナリストとコンタクトしたバイトダンスの従業員は離職しているという。
E.アンデルセン顧問の内部報告書によると、社内の機密情報を漏らしたバイトダンスの従業員と同じ場所にいるかを調べるために2人のジャーナリストのインターネットIPアドレスを入手したと説明している。
10月には米国のフォーブス誌のジャーナリストが、バイトダンス社によるスパイ行為を公表した。その2か月後の12月にはバイトダンスについての記事を書いたフィナンシャルタイムズ紙のジャーナリストのデータがバイトダンス社によりアクセスされている。
今回、12月のスキャンダルは、皮肉にも、米国連邦議会が国の安全保障を脅かすという理由でテイックトックを公務員の基盤データシステムとしての使用を全面的に禁止することを決定した時期に起こった。
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ジョンソン英首相続投へ(2022/06/07)
英国のボリス・ジョンソン首相は6日夜、「パーティーゲート」のスキャンダルに伴う与党保守党内の反乱によって引き起こされた信任投票で、賛成わずか211票と6割に満たない僅差の勝利で留任することになった。フランスメディアはジョンソン政権の弱体化を報じている。
仏
『レゼコー』は、辞任の危険は当面は去ったものの、211人の議員が新任に賛成したのに対し、148人が退陣を求める票を投じたと伝えている。180人以上の議員が不信任の票を投じていれば、ジョンソンは辞任に追い込まれていた。今後、1年間はジョンソン首相に対する信任投票を行うことができない。一見すると、これで2024年の次の総選挙までは安泰だと思われるが、英国政治には、首相が信任投票で勝利しても、後に辞任に追い込まれる前例があると指摘している。...
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仏
『レゼコー』は、辞任の危険は当面は去ったものの、211人の議員が新任に賛成したのに対し、148人が退陣を求める票を投じたと伝えている。180人以上の議員が不信任の票を投じていれば、ジョンソンは辞任に追い込まれていた。今後、1年間はジョンソン首相に対する信任投票を行うことができない。一見すると、これで2024年の次の総選挙までは安泰だと思われるが、英国政治には、首相が信任投票で勝利しても、後に辞任に追い込まれる前例があると指摘している。テリーザ・メイ前首相は、2019年に信任投票で勝利し、続投出来たものの、その6ヵ月後に辞任に追い込まれている。
なお、2週間後には、イングランド南部のティバートンでは、保守党が敗北する可能性のある選挙が行われる予定であり、『レゼコー』は、「これが新たな落とし穴になる可能性がある」と伝えている。
辞任を求めている与党議員たちは、パーティーゲートをめぐる透明性の欠如と、その結果として生じた信頼の喪失を非難している。しかし、不満の理由はこれだけではない。北アイルランド議定書、ルワンダへの不法移民の移送、テレビ局チャンネル4の民営化など、ジョンソン政権の重要な政策に対しても一部議員たちの間で不満が溜まっている。最新世論調査では、ジョンソン首相の辞任に賛成する人は59%であった。
仏『BFMTV』は、ジョンソン首相はスキャンダルや国民と与党内の怒りにもかかわらず、ここ数ヵ月、特にロシアのウクライナ侵攻に対する西側の対応でリーダーシップを発揮したことで持ちこたえている、と伝えている。また、英国で12年間政権を担ってきた保守党の中に明確な後継者がいないことも、彼を後押ししていると指摘。特に、長く党内で人気の高かったリシ・スナック財務大臣が、生活費高騰の折、妻の脱税疑惑にさらされて以来、首相の存在感が増しているという。しかし、長い間、その風変わりで大胆な性格が人気を集めていたものの、今ではそうした側面が多くのイギリス人を悩ませていると伝えている。
仏紙『ルフィガロ』は、ジョンソン首相は政治家として不滅であるかのように見えるが、イメージの修復に苦労しており、ますます「レームダック」化しつつあるのではないかと指摘している。
なお『ユーロニュース』によると、英国メディアでは、タイムズ紙はジョンソン首相を「傷ついた勝利者」と表現し、フィナンシャルタイムズ紙は、僅差での勝利は「首相に大きなダメージを与え、党内の分裂と反感の程度が明らかにした」と報じた。ガーディアン紙は「首相は新任投票の屈辱の後、権力に固執する」と伝え、デイリーミラーは「パーティーは終わった、ボリス」という見出しで報じた。
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