6月28日付英国
『BBC』は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。...
全部読む
6月28日付英国
『BBC』は「ロシア、原子力発電所からの放射能漏れを否定」との見出しで以下のように報道している。
スカンジナビアで放射性物質が検出された事に関し、ロシアはの原子力発電所から放射能が漏れている疑惑を否定した。フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの放射能監視機関は先週、大気中に通常より多くの放射性同位体が検出されたと発表した。オランダの公衆衛生機関は、データの解析後この物質がロシア西部方面で発生したものと思われ、燃料要素への影響を与える可能性があるとしている。
しかし、ロシアの原子力エネルギー機関は声明で、北西部2か所の原子力発電所(レニングラード原子力発電所とコラ原子力発電所)は、正常に稼働しており、放射能漏れは報告されていないとしている。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンはタス通信に対し、異常の報告はなく2か所の発電所周辺の放射能レベルは6月中変化はみられないと回答している。
金曜、包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)のLassina Zerbo事務総長はツイッターに、スウェーデンの監視機関が、6月22日と23日通常以上の高レベルの3同位体(Cs-134, Cs-137 and Ru-103)を検出したが、体への影響はない旨を投稿。オランダ国立公衆衛生環境研究所が、原子力発電所での異常を指摘し、国際原子力機関は土曜、加盟国からの情報収集を進めると発表していた。
6月27日付米国『ニューヨークタイムズ』(AP通信引用)は「北欧で放射能レベル上昇、ソース不明」との見出しで以下のように報道している。
今月北欧で放射性物質の僅かな上昇を検知したと北欧当局が発表。オランダ当局がロシア西部の原子力発電所の燃料要素の事故である可能性を指摘した。ロシアのタス通信は、これを否定。国営原子力発電所運転操業企業「ロスエネルゴアトム」のスポークスマンの談話とし、2か所の発電所での異常は報告されていないとしている。
スウェーデンの放射能安全当局は、現状では放射能レベル上昇の原因や発生場所を特定できないとしている。オランダ国立公衆衛生環境研究所は、データ分析から放射性核種がロシア西部から発生しているとの分析結果を発表。放射性核種は人口物質で、核種の組成は原子力発電所の燃料要素の損傷である可能性があるとしている。
閉じる
今回の逮捕された王子は、サルマーン王の兄弟のアーメッド・B・A・アル・サウッド王子と、王の甥のモハンマド・ベン・ナイェーフ王子で、各々、陰謀罪の疑いで起訴されたという。
ウォールストリート・ジャーナルによると、2人の王子は、かつては王の後継者候補であったが、王とMBS王太子体制の転覆を計画したとして起訴されたという。同紙は、起訴された2人が、終身刑か、もしくは死刑を宣告されるものと報じている。...
全部読む
今回の逮捕された王子は、サルマーン王の兄弟のアーメッド・B・A・アル・サウッド王子と、王の甥のモハンマド・ベン・ナイェーフ王子で、各々、陰謀罪の疑いで起訴されたという。
ウォールストリート・ジャーナルによると、2人の王子は、かつては王の後継者候補であったが、王とMBS王太子体制の転覆を計画したとして起訴されたという。同紙は、起訴された2人が、終身刑か、もしくは死刑を宣告されるものと報じている。
ニューヨークタイムズ紙も王子たちの逮捕を報道しているが、さらにモハンマド・ベン・ナイェーフ王子兄弟の末っ子も容疑をかけられて逮捕されたと伝えている。
体制に批判的であったサウジジャーナリスト、ジャマール・カショギ氏がトルコ、イスタンブールのサウジ領事館で殺害されてから1年以上経過し、平穏を取り戻した感があったが、MBS王太子のサウジ王族内での権力強化の動きがまたしても出てきたようだ。
なお、サウジアラビア政府は、米国メデイアの報道に関して今のところ動きは見られない。
閉じる