米国、ジェンダー多様性受け入れの学校で男子生徒が女子トイレで性的暴行(2021/10/14)
米バージニア州ラウドン郡の教育委員会は、学校におけるジェンダー多様性受け入れ政策導入で保護者の反対にあう中、5月に起こった「ジェンダー変動的」な男子生徒による女子トイレでの性的暴行が隠蔽されたとして非難されている。
『ナショナルレビュー』と
『デイリーワイヤー』によると、ラウドン郡教育委員会(LCSB)と保護者の間で、トランスジェンダーの生徒への受け入れ方針をめぐって対立が続いてきた。6月22日、理事会が開かれた際、出席者の多くがトランスジェンダーにやさしい政策を導入しようとする理事会の方針に声高に反対したところ、そのうちの一人、スコット・スミスさんが逮捕された。スミスさんの逮捕時の動画が話題になり、全米教育委員会協会は、保護者の反対活動は、公務員に対する「国内テロ」行為に相当すると示唆した。...
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『ナショナルレビュー』と
『デイリーワイヤー』によると、ラウドン郡教育委員会(LCSB)と保護者の間で、トランスジェンダーの生徒への受け入れ方針をめぐって対立が続いてきた。6月22日、理事会が開かれた際、出席者の多くがトランスジェンダーにやさしい政策を導入しようとする理事会の方針に声高に反対したところ、そのうちの一人、スコット・スミスさんが逮捕された。スミスさんの逮捕時の動画が話題になり、全米教育委員会協会は、保護者の反対活動は、公務員に対する「国内テロ」行為に相当すると示唆した。
こうした中、スミスさんの中学3年生の娘が、その会議の数週間前の5月28日に、スカートをはいていたとされる少年がスミスさんの娘が通っている中学校の女子トイレに入り、スミスさんの中学3年生の娘に性的暴行を加えていたことが明らかになった。
スミスさんは、男性生徒を「性犯罪者」とみなしていたため、6月22日の会議で、生物学的な男子に女子トイレを使わせても全く問題ないと断言する教育委員会の言葉を聞いて、かなり動揺したと述べている。そして、学校での暴行事件について聞かれた関係者が「私の知る限りでは、トイレで発生した暴行事件の記録はありません。性犯罪者となるトランスジェンダーの生徒や人物は存在しません」と述べ、スミスさんの娘の件について何も触れなかったという。さらに、会議の後半ではトランスジェンダーの活動家がスミスさんに詰め寄ったため、スミスさんは感情的になり、現場にいた警察に取り囲まれてしまったという。
スミスさんは、5月28日の事件で「重要なのは、男子生徒が女子トイレに入るために学校の方針を有利に使っているということだ」と指摘している。
米『ワシントンポスト』によると、5月にスミスさんの娘に性的暴行を加えたとして起訴されていた10代の男子生徒は別の学校に転校させられ、5ヶ月も経たないうちに2度目の性的暴行を加えたとして告発されているという。
今週12日に開催された理事会の公開会議では、保護者達が、学校と教育委員会が5月の暴行事件を隠ぺいしたと抗議し、委ねられた子どもたちを守れていないとして、校長及び理事会全員の辞任を求めた。
ラウドン郡教育委員会は13日、生徒の記録を保護する州と連邦のプライバシー法のために、生徒の転校の疑いについてコメントできないと述べた。
12日の理事会では、ある母親は、「この郡の保護者が子供たちを学校に降ろし、子供たちの安全を守ることについて、あなた方全員をどうして信頼できるというのですか?あなた方一人一人が自分自身を恥じるべきです。」と怒りを露わにしていた。
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2月の民主党予備選、民主党全国委員会の介入が投票結果の混乱をもたらしていた(2020/12/14)
2020年のアイオワ州での米大統領予備選に関する監査の結果、民主党全国委員会(DNC)が、候補者選びのプロセスに「介入」したことで、初戦アイオワ党員集会の投票結果の遅れと疑惑につながったことが明らかになった。
監査報告書のコピーを入手した
『ポリティコ』によると、民主党全国委員会(DNC)は、アイオワ党員集会のわずか数週間前に、生データをリアルタイムに確認し集計が正しいことを確認できるよう、アイオワ民主党が使用する予定だった集計報告システムに変換アプリを加えるよう要求した。しかし、BlueLink社が開発した変換アプリは、民主党の集計システムとは別のデータベース形式を使用していたため、投票日当日の集計中に不具合が発生した。...
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監査報告書のコピーを入手した
『ポリティコ』によると、民主党全国委員会(DNC)は、アイオワ党員集会のわずか数週間前に、生データをリアルタイムに確認し集計が正しいことを確認できるよう、アイオワ民主党が使用する予定だった集計報告システムに変換アプリを加えるよう要求した。しかし、BlueLink社が開発した変換アプリは、民主党の集計システムとは別のデータベース形式を使用していたため、投票日当日の集計中に不具合が発生した。
監査報告書は、「土壇場で、まったく新しいソフトウェアを開発済みの集計報告システムに移植しようとするのは、問題が発生するのが常であると思われる。このことが最終的には党員集会の夜に大きな問題が発生する原因となった」と結論付けている。さらに「アイオワ民主党はこの変換アプリの開発には関与していなかった。アイオワ民主党は、DNCが集計システムの業者に指示をすることを許可しただけである。」と報告している。
また監査によると、変換ツールにはコーディングの誤りがあったため、不正確な数字を出し、結果の正確性について混乱を引き起こし、最終的には報告の遅れにつながったという。反面、アイオワ民主党の集計システムが誤作動したり、ハッキングされたりすることはなかったと報告書は結論づけている。
『デイリーワイヤー』によると、2月のアイオワ党員集会では結果が夜になっても出てこなかったため、深夜になり、各候補が、自分が勝ったかのような勝利演説を行い、次の予備選が戦われるニューハンプシャーへ移動していく羽目になった。
『ロシアトゥデイ』によると、アイオワ党員集会の3日後にインディアナ州サウスベンドのピート・ブティジェッジ市長が、人気投票ではトップにいたバーモント州上院議員のバーニーサンダースを僅差で破ったことが発表された。しかし、予備選初戦であったアイオワ州の党員集会は、その後の民主党予備選の最有力候補者を示す大事な結果であるはずだった。そのため、初戦の結果投票の混乱に対する批判が集まった。特に、結果の報告に一貫性が欠けていたため、多くの人が疑問を抱くようになったという。AP通信も、当時、その時点で勝者を宣言するほどの集計プロセスへの信頼がなかったと伝えていた。
米著名ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドは、監査報告書に関して「2016年に、ウィキリークスが、バーニーサンダースがヒラリークリントンに勝てないようにDNCが組織的に不正を行った証拠を公開し、DNCのトップ5人が辞任に追い込まれた 」とツイートし、「2020年の最初の党員集会で、彼らは同じ目標を持って再び不正行為を行った。 彼らはアイオワ民主党を非難したが、実はDNCの行いだった」と付け加えた。
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