11月25日付け
『インベスターズビジネスデイリー』は《アップル社の新情報で有機ELメーカー株が変動》と題して、同日、成長株50銘柄中、電子機器のフラットパネル用有機ELデバイスを製造する”ユニバーサルディスプレイ”が平均を大きく上回り、7%増で値上がり率一位となった、と報じた。これは、「コリアタイムス」でアップル社が今後数年の間にアイフォンへの有機EL採用に移行する事を示唆した為と見られる、と報じた。
株式市場は木曜は感謝祭で、金曜朝まで動きはない模様。
一方、11月26日付け
『ロイター』は「日経経済新聞」伝とし、アイフォンの液晶パネル製造請負会社の株が下がったことを報じた。これはアップル社が有機ELパネルを導入するとの情報を受けての事、と伝えた。
11月22日付け
『コリアタイムス』
サムソンがLGに取って代わろうとしている。サムスンは過日アップルと交渉、アイフォンへの有機EL採用かと思われる。幹部によると、このような動きはサムスンディスプレイのサムソン電子への依存を改善する経営改善が目的だ。サムスンディスプレイ製有機ELパネルはこれまでギャラクシーのスマートフォンで採用されていたが、スマートフォンでは需要が見込めなくなってきているため新規大口取引先を必要としている、と報じた。
また同社は中国の大手携帯電話メーカーへもアプローチを掛けているが、アップルのブランドイメージの方が圧勝である。
業界幹部は、液晶パネルはコスト面で長所はあるが、長く業界をリードしてきた韓国はさらなる成長のため新たな契機を必要としており、コストダウンが進み技術的課題は克服されつつある中、アップルが有機ELを次モデルに搭載することは、骨肉を争うグローバルな業界全体の”エコシステム”のためには歓迎すべきだろう、と述べている。
LGディスプレイに関しては、北朝鮮との国境付近のパジュにパネル工場を建設する計画がある。この工場では、情勢に応じて、液晶パネルと大小の有機ELパネル両方に対応出来る、と消息筋は見ている。
台湾のライバル企業フォックスコン(鴻海)は、格安モデルに限り、アップルのアイフォンからの受注を見込んで2018年から液晶パネルの製造を開始する。ライバルに先を越されない為には、LGは下請けを早急に説得し、乗り遅れることなく新しいパネル技術を取り入れていかなければならない。
一方ディスプレイ主要メーカーのメルク(ドイツ)等の当局によると、現在使用されている液晶パネルの製造コスト面を考えると、高い利益率を維持したいアップルがすぐに有機ELを新機種に搭載する可能性は低いという。液晶パネルは中国下請けメーカーの台頭により商品化され、有機ELより技術的メリットもあるのも確かだ。
LG、サムソン共に有機EL開発に躍起になっているため液晶パネルへの投資は削減されるだろう。液晶パネルはもはや”標準”でなく”オプション”となった。現状アップル社が有機EL時代へのカギを握っている、と米系投資会社の幹部は述べている。
11月25日付け
『BGR』は、アップル社内部に詳しいミン・チー・クオ氏の最近の報告書内においてアップル社の有機EL採用の可能性が語られ、それを「コリアン・タイムス」が裏付けた、と報じた。また、多くの評論家からは、総合的に判断すると、サムソン製パネルはアイフォンのパネルを凌ぐと評価されている。有機ELは液晶パネルより利点が多いにも関わらず、これまでアップルがアイフォンの画面として液晶パネルを採用してきたのは、コストが低い上、性能的にも有機ELパネルに引けを取らないからだ、と報じた。
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