リオデジャネイロ五輪開幕前の同地で、国際オリンピック委員会(IOC)の総会が開かれ、2020年東京五輪の追加種目として野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技の採用が満場一致で承認された。野球、ソフトボールは08年北京五輪以来の復帰で同一競技とする。空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンは初採用となる。若者に人気の競技を採用する事で若い世代へのアピール効果を狙い、未来の五輪につなげたいという。IOCのバッハ会長は「承認は東京に限られ、将来の組織委員会を拘束するものではない」と強調した。
8月3日付米
『USAトゥデイ』は「IOCが東京五輪で野球、ソフトボールなど5競技承認」との見出しで次のように報道している。
・IOCは若い世代へのアピールのため東京五輪で5競技の追加、復活を承認した。同一競技として野球とソフトボールを2008年北京五輪以来復活させ、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンを新種目として採用。
・サーフィンでは競技に音楽が付き大会に祝祭的要素も含む。...
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8月3日付米
『USAトゥデイ』は「IOCが東京五輪で野球、ソフトボールなど5競技承認」との見出しで次のように報道している。
・IOCは若い世代へのアピールのため東京五輪で5競技の追加、復活を承認した。同一競技として野球とソフトボールを2008年北京五輪以来復活させ、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンを新種目として採用。
・サーフィンでは競技に音楽が付き大会に祝祭的要素も含む。サーフィンは自然相手のため東京五輪後種目として残れるか問題がある。人工ウェーブが2024年までに対応可能となる可能性もある。
・IOCスポーツ理事のキット・マコーネル氏は「新競技が東京五輪と未来の五輪に大きな花を添える明確なビジョンがある。」と述べた。
・野球は日本で人気があり、日本プロ野球は五輪開催時期はシーズン停止の意向を述べている。主として野球等の種目の存続と有望選手の育成に問題がある。
・IOCは若者観戦者を惹きつける事に注力。(1998年冬季五輪からスノーボード、北京五輪からBMX(バイシクルモトクロス)競技を追加)IOCバッハ会長は「若者にスポーツの魅力を伝えたい。多くの選択肢があり待っていてはついて来てはくれないので、こちらから働きかけなければならない」と述べている。
同日付
『ヤフーニュース』は次のように報道している。
・IOCは全会一致でソフトボールと野球、その他の東京五輪採用を承認。ソフトと野球は2008年までは採用されていたが北京以来廃止されていた。2005年には両種目採用見送りを決定。
・米国が野球で2000年金メダル、キューバが3度、日本が1度金メダル。ソフトでは米国が最初の3度金メダル、日本は競技削除前最後に金を獲っていた。
・IOCバッハ会長は5競技は東京で承認されたが、それ以後の五輪は未承認としている。
同日付英
『BBC』は「2020年東京五輪では野球とソフト、スポーツクライミング、サーフィン、空手、スケボ」との見出しで以下のように報道している。
・ 野球とソフトは1992年 と 2008年には個々の種目だったが、今回合同種目として復活した。他の4種目はこれまで採用が無かったが、サーフィンでの人命救助のデモンストレーション競技が1900年パリで行われた。
・野球は、日本では人気があるため男子の野球と女子のソフトの合同の競技となる。ソフトはイニングは7回制でボーリングのように下から投球。
・日本発祥の空手は初採用だが、格闘技の柔道は1964年初採用、1972年より常時競技に加わる。
・若者に人気のサーフィンの採用は画期的節目。国際サーフィン協会のフェルナンド・アギーレ会長は、「サーフィンのカッコ良く活発なスタイルはプログラムに全く新しい要素を加え、五輪のファンを増やす」と述べている。
・昨年スポーツクライミングは中国でのユースオリンピックで実演競技として採用された。他の競技と違い、競技者同士が助け合いながらゴールする姿が見られる。
・スケートボードは、世界選手権が無いため競技の採用に疑問の声もある。国際スケート連盟会長は、「適切に支援保護を受ければ、五輪採用により世界が変わる」と述べている。
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ローマ法王は、共和党候補ドナルド・トランプ氏について、メキシコ訪問からローマへの帰路で記者に「架け橋ではなく、壁を築こうとする者はキリスト教徒ではない」と発言したと報道された。トランプ氏はこれに対し「宗教指導者が人の信仰に疑問を投げ掛けるのは、恥ずべきことだ」と反発。討論集会でもローマ法王とトランプ氏の抗争が話題となった。法王はキリスト教徒に尊敬される存在のため、このような発言は今後の選挙戦に影響するのだろうか。
2月19日付
『ヤフーニュース』(ロイター通信引用)は次のように報道している。
・世界で高まる懸念を背景にローマ法王はトランプ氏はキリスト教徒ではないと発言。トランプ氏は名誉を傷つけられたとコメント。
2月18日付米
『USAトゥデイ』は次のように報道している。
・共和党予備選挙の2日前にトランプ氏とローマ法王の対立が注目された。(法王は)大統領選挙に関わるつもりはないが、トランプ氏の「メキシコ政府が性犯罪者を米国に送っている」等とする難民政策に反発した。
・ジョン・ケーシック候補は「法王の広報係ではないが、法王はキリスト教徒としての信仰のあるべき姿を示す使命を持った人である」等と擁護した。
同日付英
『BBCニュース』は、次のように報道している。
・米国のカソリック教徒は選挙区において重要と見られており、多くの人は中絶と同性婚への反対政策によって共和党を支持している。
2月19日付米
『CNN』は、「ローマ法王、トランプ氏はキリスト教徒ではないと示唆」との見出しで以下のように報道している。
・ローマ法王は記者からの共和党候補トランプ氏の難民政策についての質問に、「(トランプ氏が)手続きを経ない難民の追放とメキシコ国境への壁の建設を要求するなら、キリスト教徒ではない」等と発言した。これを受けてトランプ氏は反論し、「宗教指導者といえども他人の宗教に意見できない。」等とした。また、バチカンがISISの標的になれば(法王は)「私が大統領だったら」と願うに違いないと述べた。
・サウスカロライナ州で行われた討論集会では、トランプ氏は法王の人格は素晴らしく争うつもりはないとし、またメディアの報道より実際の法王の言葉はより寛容であったとした。
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