国際軍事専門誌ＩＨＳジェーンズが、南シナ海の南沙諸島で、中国が長さ約３０００メートル、幅２００メートル以上で、滑走路が十分に建設可能な人工の島（建設中）の衛星画像を公開した。南シナ海の全域に主権があると主張している中国だが、軍事色が目立たない形で、一方的に進められているこうした人工島建設の背景には、南シナ海での軍事的支配力を、高めたい意図があるとの指摘も出ている。各国は中国の南沙諸島での人工島建設について、以下のように報じた。

11月22日付『ロイター通信』（英国）は、「中国が南シナ海で滑走路の建設可能な人工島構築中」との見出しで、「国際軍事専門誌ＩＨＳジェーンズが衛星画像を公開、中国が係争中の南沙諸島（台湾、マレーシア、フィリピン、ベトナム、ブルネイが領有権を主張）に、滑走路やタンカーや水上戦闘艦の接岸も可能な港湾（島の東側）の建設が十分可能な人工島を、ファイアリークロス礁を埋め立てながら建設中だ」と報じ、「人工島の建設工事は、南シナ海での安全保障上の懸念の一つで、米国は中国にこうした挑発的な活動を凍結するよう求め、海上での行動規範を当事国の間で早期に策定するよう呼びかけているが、（中国の行動で）緊張は強まる一方だ」と指摘した。...

11月22日付『ロイター通信』（英国）は、「中国が南シナ海で滑走路の建設可能な人工島構築中」との見出しで、「国際軍事専門誌ＩＨＳジェーンズが衛星画像を公開、中国が係争中の南沙諸島（台湾、マレーシア、フィリピン、ベトナム、ブルネイが領有権を主張）に、滑走路やタンカーや水上戦闘艦の接岸も可能な港湾（島の東側）の建設が十分可能な人工島を、ファイアリークロス礁を埋め立てながら建設中だ」と報じ、「人工島の建設工事は、南シナ海での安全保障上の懸念の一つで、米国は中国にこうした挑発的な活動を凍結するよう求め、海上での行動規範を当事国の間で早期に策定するよう呼びかけているが、（中国の行動で）緊張は強まる一方だ」と指摘した。
11月23付『ＵＳＡトゥデイ』（米国）は、「衛星写真は中国の人工島建設を示している」との見出しでＩＨＳジェーンズが、中国が南沙諸島で人工島を建設している衛星画像を公開したことを紹介した上で、「中国はジョンソン南礁など南シナ海に複数の人工島を建設中で、どれも滑走路を建設するのに十分な大きさがある」とし、「南沙諸島で建設中の人工島の駐屯施設は、人民解放軍海軍が管理している」とのＩＨＳジェーンズの分析を紹介した。

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