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2024年03月29日(金)
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【Globali】
 

イタリアの銀行に公的資金注入へ

1472年創業で世界最古の銀行と言われる、イタリア第三位のモンテパスキ銀行は2008年の金融危機により生じた不良債権の処理が遅れており、今年行われた欧州中央銀行(ECB)の資産査定で資本不足を指摘されたため自力による50億ユーロの増資を検討したが、十分な資本を集めることが出来なかった。このためイタリア政府は公的資金の注入による救済に乗り出したが、12月27日のECB発表によると12月に入って預金の流出が加速しており資本不足額は80億ユーロにのぼる模様である。また金融危機後EU加盟国間で定めたルールによると、今後政府が銀行を救済する場合は、その銀行への投資家も一定の損失負担を負うことになっているが、ドイツ連銀の総裁は今回のイタリア政府の救済がこのルールに則っているか疑問を呈しており、最終的に欧州委員会の承認が取れるのか見通せない状況にある。金融危機とギリシャ危機で大きく傷ついた欧州の銀行には未だ未だ問題が残っているようである。

12月27日付『メールオンライン』(ロイター通信引用)は、「イタリア、モンテパスキ銀行救済のため65億ユーロ注入へ」という見出しで、火曜日消息筋が語ったところによると、イタリア政府は同国第3位のモンテパスキ銀行救済のため、当初予想を上回る約65億ユーロの公的資金を注入する見込みであると報じた。注入額が増加した理由は、ECBが同行の資本不足額を50億ユーロから88億ユーロに改定したためである。同行は先週50億ユーロの自力増資が不首尾に終わったため政府の支援を要請していた。...
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OPEC、原油需要見通しを引き上げ

11月8日石油輸出国機構(OPEC)は年次報告書を発表し、昨年後半以降の原油価格の低下が需要を刺激することを理由として、長期の原油需要見通しについて昨年の報告書より引き上げた。原油価格の低下で原油採掘の設備投資が落ち、将来の需要増を賄える供給が確保出来ないおそれがあると警鐘を鳴らしている。また別のOPEC関連のニュースとしてOPECのバルキンド事務局長はアブダビの会議で、9月のアルジェリアにおける臨時総会での減産合意の実施が出来ないと悪い結果になるだろうと警告した。

11月8日付『ヤフーニューズ』(AFP通信引用)は、「OPEC報告:石油業界は供給確保のため投資が必要」という見出しで、OPECが火曜日低価格により原油需要が刺激されており石油業界は十分な供給を確保するために設備投資を増加させる必要があるとその年次報告書で警鐘を鳴らしたと報じた。現在は供給過剰で原油価格下落とともに投資は減少しているが、将来の需要増加に備えるために設備投資額は2040年までに10兆ドルを要すると見る。...
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