フロッピーディスクやFAXを使う日本行政のアナログ改革(2022/09/02)
技術先進国であるはずの日本で、行政手続き申請やデータの保存方法として、フロッピーディスクなどの古い記録媒体が使用されていることから、アナログ改革が進められている点が報じられている。
9月1日付英
『BBC』:「日本のフロッピーディスク:大臣がアナログ改革を宣言」:
河野デジタル大臣が、フロッピーディスク等の旧方式を見直しへ。大臣によると、約1900条項で、CDやMDなどの保存デバイスが使われているため、オンラインサービスを利用できるよう、規制を撤廃するとしている。
ハイテク機器に定評がある日本だが、行政慣習で旧来のやり方が残っている。初期のモデルが曲がることから名付けられたフロッピーディスクは1960年代に開発されたが、30年後には、より保存効率のよいものに取って代わり廃れていった。...
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9月1日付英
『BBC』:「日本のフロッピーディスク:大臣がアナログ改革を宣言」:
河野デジタル大臣が、フロッピーディスク等の旧方式を見直しへ。大臣によると、約1900条項で、CDやMDなどの保存デバイスが使われているため、オンラインサービスを利用できるよう、規制を撤廃するとしている。
ハイテク機器に定評がある日本だが、行政慣習で旧来のやり方が残っている。初期のモデルが曲がることから名付けられたフロッピーディスクは1960年代に開発されたが、30年後には、より保存効率のよいものに取って代わり廃れていった。
だが、政府の作業部会は約1900項目で、申請やデータ保存方法としてフロッピーディスクが指定されている規定を突き止めた。そこで今週河野氏は、今回のデジタル改革を宣言した。
素晴らしい最新技術開発を誇る日本での古い慣習が注目されたのは、今回が初めてではない。これまでも、デシタルリタラシーの遅れ、保守的な組織慣習など、様々な点が浮き彫りとなったが、2018年にサイバーセキュリティ大臣が、パソコンを使ったことが一度ものないと発言したときには衝撃が走った。
一方、米国当局でも2010年代、核兵器システムでフロッピーディスクが使われていたことが判明していた。
同日付英『テレグラフ』:「政府が今もフロッピーディスクやファクシミリを使用する”遅れた”日本」:
政府の一部で未だに旧式の手続きが行われている事が発覚し、河野デジタル大臣がフロッピーディスクへの宣戦布告。
日本は技術のパイオニアとして名高いが、政府内では約1900項目のビジネス申請などの手続き上で今もフロッピーディスクやCDが使われているという。
フロッピーディスクは50年以上使われてきたが、2011年に生産が終了。その一方で、日本では年間数百万枚が販売されいる。フロッピーディスクだけでなく、多くの行政当局では、ファックスや法的拘束力のある印鑑として千年の伝統がある「ハンコ」が欠かせなくなっている。
河野氏はたびたび、日本のデジタル時代への遅れについて公言してきた。今週ツイッターで、「今どきフロッピーディスクはどこで買えるのか」と述べた。以前には、生産性向上を理由に、ハンコ押印を批判していた。
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ウクライナ戦争で初めてロシア軍女性将校が死亡【英国メディア】(2022/08/05)
2月下旬に勃発したウクライナ戦争では、ロシア側は中々認めようとしないが、ウクライナ軍の巧みな攻撃によって多くのロシア軍将校や兵士が死亡している。そしてこの程、ロシア軍で初めて女性将校がウクライナ軍のミサイル攻撃で死亡した。2014年のロシア軍によるクリミア半島併合に続く戦闘でも大きな功績をあげていた将校であっただけに、今後のロシア軍の士気に影響を及ぼしかねないとみられる。
8月5日付
『ザ・テレグラフ』紙(1961年創刊)は、「ウクライナ人殺害を“自慢”していたロシア軍女性将校が死亡」と題して、ウクライナ戦争で初めてロシア軍女性将校が死亡したと報じた。
ロシア地元メディアによると、“ウクライナ人を殺害するのは何と楽しいことかと自慢”していた一個師団司令官が、ロシア軍内で最初に死亡した女性将校となった。
オルガ・カチューラ大佐(52歳)で、ウクライナ東部ドネツク州ホルリウカ市において車で移動中にウクライナ軍のミサイル攻撃を受けて死亡したという。...
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8月5日付
『ザ・テレグラフ』紙(1961年創刊)は、「ウクライナ人殺害を“自慢”していたロシア軍女性将校が死亡」と題して、ウクライナ戦争で初めてロシア軍女性将校が死亡したと報じた。
ロシア地元メディアによると、“ウクライナ人を殺害するのは何と楽しいことかと自慢”していた一個師団司令官が、ロシア軍内で最初に死亡した女性将校となった。
オルガ・カチューラ大佐(52歳)で、ウクライナ東部ドネツク州ホルリウカ市において車で移動中にウクライナ軍のミサイル攻撃を受けて死亡したという。
彼女はロシアの傀儡政権であるドネツク人民共和国(DPR、2014年一方的に独立宣言した親ロシア反政府組織)に所属する大佐で、DPRはウクライナ市民を狙って砲撃しているとして西側諸国から糾弾されていた。
ウクライナ軍の戦略通信部はかつて、ウクライナ軍に汚名を着せるため、彼女が率いる部隊がウクライナ軍の制服をまとって市民を攻撃していたと非難している。
ドネツク州出身の彼女は、悪名高い親ロシア派の反乱軍指導者のイゴール・ベズラー少佐(56歳)が率いる部隊に所属するまでは、長い間警察官の職に就いていた。
そして今年1月、ウクライナ西部在の裁判所から、彼女が不出頭のまま、市民を巻き込んだテロ行為に加わった罪で禁固12年の有罪判決が出された。
ウクライナ情報部によると、彼女が2014~2015年の間、ウクライナ東南部ドンバス地方で発生した大規模戦闘の際に市民に向けて大砲を撃ち込むよう命令を下し、多くの犠牲者を出したことが上記の有罪判決に繋がっているという。
彼女はかつて、ロシアのテレビ局のインタビューに答えて、“ウクライナ人との戦闘を楽しんでいる”と豪語していた。
しかし、亡くなる1週間前のインタビューでは、自分は“ウクライナと戦っているのではなく、北大西洋条約機構(NATO)軍と戦っている”と主張していた。
なお、ウラジーミル・プーチン大統領(69歳)は8月4日、ロシア軍の最高の栄誉となる“ロシアの英雄賞”を授けることを決めた。
8月4日付『ザ・サン』紙(1963年創刊)は、「プーチン、ロシア軍で初めて女性将校を喪失」と、“邪悪な女性将校”と呼ばれた一個師団女性司令官が死亡したと報じている。
プーチン大統領は8月4日、ウクライナ軍によるロケット弾攻撃で死亡したオルガ・カチューラ大佐に、ロシア軍の最高の栄誉賞を授けることを決定した。
同大佐は、ウクライナ戦争で死亡した97人目の将校となる。
彼女の死亡のニュースは、プーチン信奉者の一人である国営メディア『RT』テレビのマルガリータ・シモニャン編集長(42歳、2005年就任)が報じた。
同編集長は、“プーチン大統領がカチューラ大佐に「ロシアの英雄賞」を授けた”とした上で、“彼女は私たちの共通の英雄だ”と称賛した。
彼女は2人の子供を持つ母親であったが、同時にDPR所属の大佐で140人の射撃手を率いていた。
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