オールスターゲームに初出場した大谷翔平選手、米メディアのコメント
オールスターデビューに初めて出場した大谷翔平選手。今年の米野球界最大のスターであるとして米メディアの注目を集めた。
新型コロナの影響で2年ぶりの開催となったアメリカのオールスターゲームは13日、ロッキーズの本拠地コロラド州デンバーで行われた。
『ロサンゼルス・タイムズ』によると、試合開始時の選手紹介で、地元チーム、コロラド・ロッキーズのバド・ブラック監督とショートのトレバー・ストーリーの名前が放送されると、地元の観客が声援を送った。元ロッキーズのスター、ノーラン・アレナドには熱狂的な歓迎の声が上がった。一方、ヤンキースやドジャースの選手にはブーイングが浴びせられた。...
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新型コロナの影響で2年ぶりの開催となったアメリカのオールスターゲームは13日、ロッキーズの本拠地コロラド州デンバーで行われた。
『ロサンゼルス・タイムズ』によると、試合開始時の選手紹介で、地元チーム、コロラド・ロッキーズのバド・ブラック監督とショートのトレバー・ストーリーの名前が放送されると、地元の観客が声援を送った。元ロッキーズのスター、ノーラン・アレナドには熱狂的な歓迎の声が上がった。一方、ヤンキースやドジャースの選手にはブーイングが浴びせられた。MLBオールスターゲームの開始時に紹介された他のほとんどの選手にとっては、観客の歓迎は普段通りのものだったという。しかし、ただ一人だけ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が紹介されると、満員の球場は一気に盛り上がり、約5万人の観客が熱狂的な声援を送ったという。
『ロサンゼルス・タイムズ』は、大谷の地位、人気、影響力に疑問があったとしても、オールスターゲームに来ていたらそれを払しょくすることが出来ただろうと報じている。今シーズンの前半で、大谷は野球界の最大の魅力のひとつになったと伝えている。オールスターでは、自身の役割を自然にこなしているように見え、落ち着いて自信を持って行動していたと評している。
米『イリノイ・ニューズ・ライブ』も、ほぼ最初からオールスターの注目は大谷に当てられていたと報じている。双方のチームの選手達も、出て来て大谷のプレイを見ていたと伝えている。
なお、米ニュースサイト『デッドライン』は、今年のオールスターゲームは、3年連続で記録的な低視聴率を記録するというスリーストライクを回避できたと伝えている。今年は、視聴者が824万人と、2019年の814万人を上回った。ただし2018年の869万人には届かなかった。
一方、スポーツチャンネル「ESPN」と「ESPN2」で放送されたホームランダービーは、2017年以来最も多くの視聴者を獲得した。ニューヨーク・メッツの一塁手、ピート・アロンソが2年連続で優勝したこのイベントは、ESPNでは635万8千人、ESPN2では76万7千人の視聴者を含め、平均視聴者数712万6千人を記録した。最高視聴者数は、大谷翔平選手とフアン・ソト選手のスウィングオフが行われた午後9時30分から9時45分(米国時間)で868万5千人となった。
米ニュースサイト『アクシオス』は、大谷選手がオールスターゲームで着用したジャージが、MLBチャリティを目的としたオンラインオークションで、他の選手を大幅に上回る落札額となったと伝えている。大谷選手のサイン入りジャージの最高入札額は11万1120ドル(約1200万円)だったのに対し、次に高額だった他選手の入札額は5010ドル(約55万円)だった。また、大谷選手の入札数は100件だったのに対し、次に多かったタティス選手の入札数は40件だったという。
大谷選手がオールスターゲームで履いたスパイクなどが、アメリカ野球殿堂博物館に寄贈されることになったが、米スポーツニュースサイト『アーチ・スポーツ』によると、同館の副館長であるジョン・シェスタコフスキー氏は、「野球の歴史にとって非常に重要なことです。彼は野球の歴史を作り続けています。」と、大谷選手の影響力を語った。
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米国世論調査:若年層の半数以上が資本主義に対して否定的
米ニュースサイト「アクシオス」とコンサルティング会社「モメンティブ」による新しい世論調査によると、アメリカ人の57%は、資本主義に対して肯定的な見方をしている一方で、36%は否定的な見方をしていると回答した。しかし、若年層の間では、資本主義に対し否定派が過半数になったことが判明した。
米
『ザ・ヒル』と
『ジャーナル・ポスト』によると、アクシオスとモメンティブは6月11日から15日にかけて2,309人の成人の全国サンプルを対象に世論調査を実施した。調査では、18~24歳の54%が資本主義に対して否定的な見方をしていると答えたのに対し、肯定的な見方は42%にとどまった。
資本主義に対する肯定的な見方は、18歳から34歳までのより広い若者層の間でもその数が減少している。...
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米
『ザ・ヒル』と
『ジャーナル・ポスト』によると、アクシオスとモメンティブは6月11日から15日にかけて2,309人の成人の全国サンプルを対象に世論調査を実施した。調査では、18~24歳の54%が資本主義に対して否定的な見方をしていると答えたのに対し、肯定的な見方は42%にとどまった。
資本主義に対する肯定的な見方は、18歳から34歳までのより広い若者層の間でもその数が減少している。世論調査によると、資本主義に肯定的な人は49%、否定的な人は46%だった。しかし、2年前の調査では、58%が資本主義を肯定的に見ていると答え、38%が否定的に見ていると答えていた。また、資本主義を支持している政党である共和党の中でも、資本主義を好意的にとらえている若者は、2019年の81%から最新の世論調査では66%に減少している。回答者全体では、57%が資本主義を肯定的にとらえていると回答し、36%が否定的にとらえていると回答している。
今回の調査では、社会主義に対する見方の変化も確認された。回答者全体では、社会主義に対して肯定的な見方をしていると答えた人は41%、否定的な見方をしていると答えた人は54%だった。若年成人は51%が社会主義に対して肯定的な見方をしていると答え、2019年の55%から減少した。
また、全回答者のうち58%が、「成長と繁栄を妨げる自由市場の過剰規制」よりも「富裕層を優遇する経済システムの不公平さ」のほうが大きな問題だと回答した。また、「50年前と比較して、経済システムとしての資本主義の適切性の証拠は増えたと思いますか、あるいは減ったと思いますか、それとも同じくらいだと思いますか」という質問に対し、増えたと答えた人はわずか27%、減ったと答えた人は41%だった。
『ザ・ヒル』は、社会主義と資本主義をめぐる議論は政治の世界にも浸透していると伝えている。共和党員は民主党を過激な社会主義だと攻撃し、民主党員は、資本主義を批判することで共和党員や一部の穏健派民主党員を攻撃している。
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