米国ジョージア州・トランプ支持者・大統領選結果に抗議(11月22日)
米国大統領選挙で激戦州となったジョージア州が再集計の結果、民主党のバイデンの勝利を公式に認定したことに対し、トランプ大統領を支持する多くの人が州政府の庁舎前に集まり抗議した。
ジョージア州の庁舎の前。トランプ大統領の支持者らが「選挙を盗むな」と訴えている。今回の大統領選挙でジョージア州は両候補の得票率の差が僅かだったため票の再集計が行われ、州政府は20日、民主党のバイデンが勝利したことを公式な結果として認定した。...
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米国大統領選挙で激戦州となったジョージア州が再集計の結果、民主党のバイデンの勝利を公式に認定したことに対し、トランプ大統領を支持する多くの人が州政府の庁舎前に集まり抗議した。
ジョージア州の庁舎の前。トランプ大統領の支持者らが「選挙を盗むな」と訴えている。今回の大統領選挙でジョージア州は両候補の得票率の差が僅かだったため票の再集計が行われ、州政府は20日、民主党のバイデンが勝利したことを公式な結果として認定した。
これに対してトランプ大統領を支持する多くの人が州政府に抗議した。
一方、トランプ大統領に反対する人たちも盾を持って隊列を組み「大統領は結果を受け入れるべきだ」と主張していた。
また支持者と反対派の双方に自動小銃で武装した人の姿もあり、警察は2つのグループの間に入る形で衝突を防いでいた。
ジョージア州では大統領選挙と同時に行われた連邦議会上院の選挙で当選者が決まらず、来年1月に決選投票が行われることになった。
上院で多数派となる党を決めることにもなるため全米の注目を集めている。
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米国・トランプ大統領・APEC出席か(11月19日)
外国通信社は米国政府高官の話として、米国・トランプ大統領が20日にオンラインで開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に出席する計画だと伝えた。
ホワイトハウスは大統領の出席について明言していない。
APEC首脳会議には中国・習近平国家主席も出席を予定している。
トランプ大統領は大統領選で敗北が確実になって以降、ほとんど公務を入れていない状態である。
14日にオンラインで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)に関連する首脳会議も欠席していた。
バイデン候補“政権移行”加速・国際協調主義へ回帰(11月18日)
米国大統領選で勝利を宣言しているバイデン候補は17日、安全保障の専門家らとの会合で「米国は帰ってきた」と述べ、国際協調主義に回帰する方針を改めて強調した。
バイデン候補は、自身の外交アドバイザーを務めるブリンケン元国務副長官やオバマ政権時のサマンサパワー元国連大使、アフガニスタン駐留米軍のマクリスタル元司令官ら13人の安全保障の専門家と会合を開いた。
この中で、バイデン候補は「私からのメッセージは『米国は帰ってきた』ということだ。...
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米国大統領選で勝利を宣言しているバイデン候補は17日、安全保障の専門家らとの会合で「米国は帰ってきた」と述べ、国際協調主義に回帰する方針を改めて強調した。
バイデン候補は、自身の外交アドバイザーを務めるブリンケン元国務副長官やオバマ政権時のサマンサパワー元国連大使、アフガニスタン駐留米軍のマクリスタル元司令官ら13人の安全保障の専門家と会合を開いた。
この中で、バイデン候補は「私からのメッセージは『米国は帰ってきた』ということだ。
もはや米国は孤立していない」と述べたほか、「同盟を強化し、米国のリーダーシップを刷新する必要がある」と訴えた。
またこの日、側近のマイクドニロンを大統領上級顧問に起用するなどのホワイトハウス高官の人事も発表され、バイデン候補は着々と政権移行に向けた準備を進めている。
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バイデン前副大統領・景気回復へ“300万人雇用生む”(11月17日)
米国大統領選挙で勝利した民主党・バイデン前副大統領は当面の経済対策について発表し、新型コロナウイルスの影響を受けている経済を回復させるため、新しい産業や技術に大規模な投資を行い300万人の雇用を生み出すなどとした方針を示した。
ただ財政出動の規模など、具体的な言及はなかった。
大統領選挙をめぐって、トランプ大統領が敗北を認めていないため政権移行が円滑に進まず、景気に悪影響を与える懸念が指摘されているが、バイデン前副大統領としては政権発足に向け、準備を本格化させていることを示した形である。
トランプ大統領はなぜ未だに敗北宣言をしないのか(11月16日)
(史上最大の得票数を記録した米国大統領選挙)
5538人の選挙人の獲得数が確定した。勝利したバイデン候補の獲得数は306人、トランプ大統領の獲得数は232人となった。得票数ではバイデン候補が約7808万票(得票率50・8%)、トランプ大統領が約7273万票(同47・4%)で、得票数は両候補とも、これまでの最多得票を上回った。
(トランプ大統領・バイデン候補とほぼ互角の得票数)
トランプ大統領は負けたとは言え、バイデン候補とほぼ互角の得票数であり、2016年よりも得票数を800万票以上、伸ばしている。...
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(史上最大の得票数を記録した米国大統領選挙)
5538人の選挙人の獲得数が確定した。勝利したバイデン候補の獲得数は306人、トランプ大統領の獲得数は232人となった。得票数ではバイデン候補が約7808万票(得票率50・8%)、トランプ大統領が約7273万票(同47・4%)で、得票数は両候補とも、これまでの最多得票を上回った。
(トランプ大統領・バイデン候補とほぼ互角の得票数)
トランプ大統領は負けたとは言え、バイデン候補とほぼ互角の得票数であり、2016年よりも得票数を800万票以上、伸ばしている。コロナさえなければ、大統領選にもトランプ大統領は勝利していた可能性さえある。
(上院もトランプ効果で善戦)
定数435の下院では民主党に過半数(218議席)をとられた一方、定数100の上院では過半数を民主党にとられるのではないかという事前予想に反し、50議席を確保するなど善戦している。これなどもトランプ大統領効果と言ってもいい。
(次の大統領選への出馬も考えられるトランプ)
敗北宣言はまだ出していないトランプ大統領は、法廷闘争の他、今後できることは何でもすると思われる。敗北宣言すら出さない可能性もある。今回の選挙結果に自信を得て、次の大統領選に出馬することも考えられる。
(再選されればおよそ150年ぶり)
トランプ大統領が4年後に再選されるとすれば、約150年前に第22代と第24代大統領になったグラバークリーブランド以来の型破りの大統領となる。その深い狙いはバイデン政権が否定したトランプ政権の政策をもう1回元に戻すことにある。
(敗北宣言は出すのか)
トランプ大統領は敗北宣言を出すことによって、支持者を減らす可能性もあるため、彼らの存在を意識して最後まで敗北宣言を出さないことも考えられる。トランプ大統領は自ら右派系デジタルメディアを立ち上げ、支持者を最後までつなぎとめていくことも考えている。大統領の座から去ってもトランプ大統領の動向からは目が離せない。
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