G7・北朝鮮ミサイル発射を非難(11月21日)
北朝鮮は日本海に向けて新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)級の「火星17型」1発を発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に落下したとみられている。G7(主要7か国)の外相は「発射を最も強い言葉で非難する。この無謀な行動は地域をさらに不安定化させる」などとする声明を発表した。
そのうえで「北朝鮮の行動には国連安全保障理事会でさらなる重要な措置を獲る必要性を含め、国際社会による一致し断固とした対応が必要となる」として国連安全保障理事会での新たな制裁決議を含め国際社会が圧力強化を求めていく考えを示した。...
全部読む
北朝鮮は日本海に向けて新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)級の「火星17型」1発を発射し、日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に落下したとみられている。G7(主要7か国)の外相は「発射を最も強い言葉で非難する。この無謀な行動は地域をさらに不安定化させる」などとする声明を発表した。
そのうえで「北朝鮮の行動には国連安全保障理事会でさらなる重要な措置を獲る必要性を含め、国際社会による一致し断固とした対応が必要となる」として国連安全保障理事会での新たな制裁決議を含め国際社会が圧力強化を求めていく考えを示した。
今回のミサイルの発射を受けて国連安全保障理事会では緊急会合を開催する予定で、ウクライナ情勢をめぐり欧米とロシアや中国が対立するなか一致した対応をとることができるかが焦点となっている。
閉じる
北朝鮮・ICBM級ミサイル1発を発射(11月18日)
防衛省はきょう午前10時14分頃、北朝鮮からICBM(大陸間弾道ミサイル)級のミサイル1発が発射されたと発表した。ミサイルは約1時間後の午前11時20分ごろ、北海道の渡島大島の西、日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に落下したとみられる。
日本の船舶や航空機への被害の情報は入っていない。防衛省によると最高高度はおよそ6000キロ、飛行距離はおよそ1000キロで通常より角度をつけて高く打ち上げるロフテッド軌道で発射されたとみられる。...
全部読む
防衛省はきょう午前10時14分頃、北朝鮮からICBM(大陸間弾道ミサイル)級のミサイル1発が発射されたと発表した。ミサイルは約1時間後の午前11時20分ごろ、北海道の渡島大島の西、日本のEEZ(排他的経済水域)の内側に落下したとみられる。
日本の船舶や航空機への被害の情報は入っていない。防衛省によると最高高度はおよそ6000キロ、飛行距離はおよそ1000キロで通常より角度をつけて高く打ち上げるロフテッド軌道で発射されたとみられる。また弾頭の重さによっては射程は1万5000キロを超え、米国本土に届くとしている。
北朝鮮がICBM級の可能性がある弾道ミサイルを発射したのは今月3日以来10回目。北朝鮮の弾道ミサイルが日本のEEZの内側に落下したのは、ことし3月24日以来。防衛省によるとICBM級のものがロフテッド軌道で発射され、約71分飛行して日本のEEZ内に落下。
今回のミサイルは最高高度はほぼ同じ、飛行時間は3月24日に次いで過去2番目。浜田防衛相は国際社会全体への挑発をエスカレートさせる暴挙であり、一連の行動は、わが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすもので断じて容認できるものではない」とコメント。
閉じる
北朝鮮一連のミサイル・米韓訓練に対応「軍事作戦実施」(11月7日)
北朝鮮軍は米国軍と韓国軍の空軍による大規模訓練に対応するため弾道ミサイルなどを発射する軍事作戦を行ったと発表した。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が北朝鮮軍総参謀部の発表として伝えた。
南北の分断後、初めて海上の境界線を超える形でミサイルが発射された2日には敵の空軍基地への攻撃を想定し、戦術弾道ミサイル4発を発射したほか、戦略巡航ミサイル2発をウルサンから80キロ沖合の公海上に向け発射したとしている。...
全部読む
北朝鮮軍は米国軍と韓国軍の空軍による大規模訓練に対応するため弾道ミサイルなどを発射する軍事作戦を行ったと発表した。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が北朝鮮軍総参謀部の発表として伝えた。
南北の分断後、初めて海上の境界線を超える形でミサイルが発射された2日には敵の空軍基地への攻撃を想定し、戦術弾道ミサイル4発を発射したほか、戦略巡航ミサイル2発をウルサンから80キロ沖合の公海上に向け発射したとしている。
ICBM(大陸間弾道ミサイル)級の可能性があるミサイルを発射した3日について、「弾頭の動作の信頼性を検証するため弾道ミサイルの発射実験を行った」としたうえで、超大型ロケット砲と戦術弾道ミサイルを発射したとしている。北朝鮮軍は「敵の戦争演習に対して圧倒的な軍事措置で対応していく」として、米韓への対決姿勢を一段と強調している。
閉じる
韓国軍・7日から指揮所演習・北朝鮮を警戒(11月4日)
韓国軍の合同参謀本部は今月7日から10日までの4日間の日程で太極演習と呼ばれる定例の指揮所演習を行うときょう発表した。
朝鮮半島有事を想定し、毎年実施している図上演習で、合同参謀本部は北の核ミサイルや最近の挑発など多様な脅威に備えた実戦的な任務遂行能力の向上につなげると強調している。
韓国メディアによると演習は主にコンピューターシミュレーションを使って行われる。韓国軍は当初、きょうまでを予定していた米国軍との大規模な空軍の訓練を延長すると発表していて、訓練はあすまで行われる。...
全部読む
韓国軍の合同参謀本部は今月7日から10日までの4日間の日程で太極演習と呼ばれる定例の指揮所演習を行うときょう発表した。
朝鮮半島有事を想定し、毎年実施している図上演習で、合同参謀本部は北の核ミサイルや最近の挑発など多様な脅威に備えた実戦的な任務遂行能力の向上につなげると強調している。
韓国メディアによると演習は主にコンピューターシミュレーションを使って行われる。韓国軍は当初、きょうまでを予定していた米国軍との大規模な空軍の訓練を延長すると発表していて、訓練はあすまで行われる。
北朝鮮は米韓空軍による訓練の延長を強く非難していることから、これに続く形で韓国軍が指揮所演習の実施を発表した中、さらなる挑発に乗り出すことも予想され、米韓両軍が警戒を続けている。
閉じる
北朝鮮・少なくとも3発・弾道ミサイル発射(11月3日)
防衛省によるときょう午前7時台から8時台にかけて、北朝鮮から少なくとも3発の弾道ミサイルが東の方向に向けて発射された。このうち午前7時39分ごろに発射されたものは最高高度が2000キロ程度、飛行距離がおよそ750キロで、日本のEEZ・排他的経済水域の外側の日本海に落下したという。このミサイルについてICBM・大陸間弾道ミサイル級の可能性があるとしている。
また、午前8時39分ごろと8時48分ごろに発射された合わせて2発の弾道ミサイルは、いずれも最高高度は50キロ程度、飛行距離はおよそ350キロで、日本のEEZの外側の朝鮮半島東岸付近に落下したという。...
全部読む
防衛省によるときょう午前7時台から8時台にかけて、北朝鮮から少なくとも3発の弾道ミサイルが東の方向に向けて発射された。このうち午前7時39分ごろに発射されたものは最高高度が2000キロ程度、飛行距離がおよそ750キロで、日本のEEZ・排他的経済水域の外側の日本海に落下したという。このミサイルについてICBM・大陸間弾道ミサイル級の可能性があるとしている。
また、午前8時39分ごろと8時48分ごろに発射された合わせて2発の弾道ミサイルは、いずれも最高高度は50キロ程度、飛行距離はおよそ350キロで、日本のEEZの外側の朝鮮半島東岸付近に落下したという。長距離弾道ミサイルについて韓国メディアは「新型のICBM火星17型と推定され、飛行に失敗したもよう」と伝えている。
3発とは別に政府は午前7時50分ごろから8時ごろにかけてJアラート・全国瞬時警報システムなどで、宮城県、山形県、新潟県を対象に北朝鮮からミサイルが発射され、上空を通過したとみられるなどと情報を発表した。防衛省は日本列島を越えて飛行する可能性があると探知したものは、実際には日本列島を越えず日本海上空でレーダーから消失したことが確認されたとしていて、ミサイルだったかどうかも含めて詳しい分析を進めている。
閉じる
「北朝鮮を追う」内の検索