米大統領、訪韓中に金委員長と会談か(6月24日)
23日のワシントン・ポスト紙は、北朝鮮の金正恩委員長がトランプ大統領の親書を受け取ったことを報じるとともに、一部の専門家が、トランプ大統領が29-30日に訪韓する際に南北の境界線で、金正恩委員長との会談を行うのではないかとの見ている、と報じた。もっとも準備不足は否めないことも報じている。
ホワイトハウスもトランプ大統領が金正恩委員長あてに親書を送ったことを認めており、親書の交換は第3回の米朝首脳会談への思惑があるともしていた。...
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23日のワシントン・ポスト紙は、北朝鮮の金正恩委員長がトランプ大統領の親書を受け取ったことを報じるとともに、一部の専門家が、トランプ大統領が29-30日に訪韓する際に南北の境界線で、金正恩委員長との会談を行うのではないかとの見ている、と報じた。もっとも準備不足は否めないことも報じている。
ホワイトハウスもトランプ大統領が金正恩委員長あてに親書を送ったことを認めており、親書の交換は第3回の米朝首脳会談への思惑があるともしていた。
金正恩委員長が親書を受け取ったと北朝鮮が発表したのが、習近平総書記の訪問の直後であったのも、何らかの支持を中国から受けたからだとも思われる。G20サミットにおける米中首脳会談の行方が米朝首脳会談の行方も示唆することになろう。
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金正恩委員長、トランプ大統領の親書を受け取る(6月23日)
習近平総書記が30時間足らずの訪朝を終え中国に帰国した後、金正恩委員長がトランプ大統領の親書を受け取ったとのニュースが伝えられた。朝鮮中央通信が23日に伝えたもの。いつ受け取ったのかや内容については触れられていないが、親書は「素晴らしい内容」であると伝えている。
習近平訪朝を踏まえての親書であれば、G20サミットの際の米中首脳会談で、3回目の米朝首脳会談が現実味を帯びる可能性は高い。No dealに終わったハノイ会談の後、6月10日にシンガポール会談1周年を前に金正恩委員長がトランプ大統領に親書を送ったことも伝えられている。...
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習近平総書記が30時間足らずの訪朝を終え中国に帰国した後、金正恩委員長がトランプ大統領の親書を受け取ったとのニュースが伝えられた。朝鮮中央通信が23日に伝えたもの。いつ受け取ったのかや内容については触れられていないが、親書は「素晴らしい内容」であると伝えている。
習近平訪朝を踏まえての親書であれば、G20サミットの際の米中首脳会談で、3回目の米朝首脳会談が現実味を帯びる可能性は高い。No dealに終わったハノイ会談の後、6月10日にシンガポール会談1周年を前に金正恩委員長がトランプ大統領に親書を送ったことも伝えられている。トランプ大統領は「素晴らしい手紙」だと語っていた。
習近平総書記の訪朝中に朝鮮半島の非核化について政治的に解決することを支持すると再三述べているが、それに対し、金正恩委員長は「中国が朝鮮問題の解決に対する重要な役割を果たしていることを朝鮮は評価している」と述べているが、自らは非核化には言及しなかったという。中朝間でも華々しい報道とは裏腹に、非核化については成果がなかった可能性もあるが、米中首脳会談で、米中貿易問題や技術移転、中国企業の活動の問題で譲歩を余儀なくされたという印象を与えないためにも、習近平総書記は北朝鮮問題でポイントを稼がなくてはならない。
親書を送りあっている米朝首脳同士であるが、米朝間で実務者同士の接触が行われた様子は現在のところみられない。一方9月になれば、米国では大統領選挙が本格化する。9月までに3度目の米朝首脳会談が行われたとしても成果を出せない可能性は高いと言わざるを得ないが、トランプ大統領にとっては「いずれレガシー(政治的遺産)になる」ことを行っているという「ふり」を米国内に向けて発信し続けられれば、選挙戦に有利になるということであるのかもしれない。
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トランプ大統領・金正恩党委員長・新たな書簡(6月12日)
米国・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩党委員長は去年6月にシンガポールで史上初の首脳会談を行い、朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を構築するために努力することを確認したものの、非核化の具体的な計画は示せなかった。
ことし2月にはベトナムで2回目の首脳会談を行ったが、非核化と制裁解除をめぐる隔たりは大きく話し合いは物別れに終わる。
その後、北朝鮮は、核実験場の閉鎖、ICBM発射実験中止など非核化に向けた措置をすでにとったと主張し、制裁解除に応じない米国に不満を示し、先月、1年半ぶりに弾道ミサイルを発射するなど揺さぶりをかけている。...
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米国・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩党委員長は去年6月にシンガポールで史上初の首脳会談を行い、朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を構築するために努力することを確認したものの、非核化の具体的な計画は示せなかった。
ことし2月にはベトナムで2回目の首脳会談を行ったが、非核化と制裁解除をめぐる隔たりは大きく話し合いは物別れに終わる。
その後、北朝鮮は、核実験場の閉鎖、ICBM発射実験中止など非核化に向けた措置をすでにとったと主張し、制裁解除に応じない米国に不満を示し、先月、1年半ぶりに弾道ミサイルを発射するなど揺さぶりをかけている。
こうした中、トランプ大統領はホワイトハウスの記者団に対し、金委員長から10日に新たな書簡を受け取ったことを明らかにした。トランプ大統領は書簡の内容は明らかにせず、トップ同士の対話で事態の打開を図る考えを示した。
トランプ大統領は「心温まるすばらしい手紙だった」と述べ、これについて、オバマ政権時・北朝鮮の特別代表・グリンディビースは「トランプ大統領が今も前向きで諦めずに北朝鮮の政権をそしてとても若い独裁者、金委員長を協議の場に引き出そうとしているのはいいこと」と評価した。
米国としては、北朝鮮が非核化するまで制裁維持の姿勢で日本など関係国と連携しながら、北朝鮮が交渉に応じるよう働きかける方針。新たな書簡が交渉の前進につながるか注目している。
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米韓首脳・飛しょう体発射の北朝鮮対応協議(5月8日)
米国のトランプ大統領と韓国・ムンジェイン大統領は7日夜、電話で会談し、日本海への複数の飛しょう体を発射した北朝鮮をめぐって、非核化の協議再開に向けた対応などを話し合った。
ホワイトハウスによりますと、両首脳は北朝鮮の完全な非核化をどのように実現するかについて意見を交わしたという。
韓国大統領府は、両首脳は北朝鮮が非核化をめぐる対話路線から外れないようにしつつ、できるだけ早く協議を再開する方策について意見を交わしたとしている。...
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米国のトランプ大統領と韓国・ムンジェイン大統領は7日夜、電話で会談し、日本海への複数の飛しょう体を発射した北朝鮮をめぐって、非核化の協議再開に向けた対応などを話し合った。
ホワイトハウスによりますと、両首脳は北朝鮮の完全な非核化をどのように実現するかについて意見を交わしたという。
韓国大統領府は、両首脳は北朝鮮が非核化をめぐる対話路線から外れないようにしつつ、できるだけ早く協議を再開する方策について意見を交わしたとしている。
アメリカと韓国は飛しょう体の一部が、国連安全保障理事会の制裁決議に違反するおそれのある弾道ミサイルだったのか分析を進めている。
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NPT会合で日米・北朝鮮への制裁決議着実な実施を(5月7日)
ニューヨーク国連本部ではNPTの会合が開かれ6日には核不拡散をテーマにした討議が行われた。
ウィーン国際機関代表部・北野充大使は今月4日北朝鮮が飛翔体を発射したことを踏まえ“北朝鮮の核開発、ミサイルの能力の変化は見られず”と指摘、国際社会は北朝鮮非核化をめぐる米朝交渉を支援する必要があり、それには制裁決議の完全な実施が重要と述べた。
米国・ウッド軍縮大使も“米朝交渉で最大の成果を上げるためすべての国が制裁決議の義務を完全に果たすよう呼びかける”と述べ、日米代表が歩調を合わせて北朝鮮への制裁決議の着実な実施を訴えた。...
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ニューヨーク国連本部ではNPTの会合が開かれ6日には核不拡散をテーマにした討議が行われた。
ウィーン国際機関代表部・北野充大使は今月4日北朝鮮が飛翔体を発射したことを踏まえ“北朝鮮の核開発、ミサイルの能力の変化は見られず”と指摘、国際社会は北朝鮮非核化をめぐる米朝交渉を支援する必要があり、それには制裁決議の完全な実施が重要と述べた。
米国・ウッド軍縮大使も“米朝交渉で最大の成果を上げるためすべての国が制裁決議の義務を完全に果たすよう呼びかける”と述べ、日米代表が歩調を合わせて北朝鮮への制裁決議の着実な実施を訴えた。
国連・デュジャリック報道官は記者会見で北朝鮮による飛翔体の発射は“地域の緊張を高める行為だ”と批判、国連としても北朝鮮に自制を促すとともに今後の動向を注視していく考えを示した。
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