ワグネル部隊・バフムトから移動開始(5月26日)
ウクライナ東部の激戦地バフムトに多くの戦闘員を投入していたロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジンは25日、「部隊を後方に移し始めた」と表明した。
来月1日までに支配した地域をロシアの正規軍に引き渡すとしている。何か月間も激しい攻防が続いていたウクライナ東部、バフムトでの犠牲者は数万人ともいわれ、すでに町全体ががれきの山と化している。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表・プリゴジンによるとバフムトは陥落しロシア軍が制圧したという。...
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ウクライナ東部の激戦地バフムトに多くの戦闘員を投入していたロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジンは25日、「部隊を後方に移し始めた」と表明した。
来月1日までに支配した地域をロシアの正規軍に引き渡すとしている。何か月間も激しい攻防が続いていたウクライナ東部、バフムトでの犠牲者は数万人ともいわれ、すでに町全体ががれきの山と化している。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表・プリゴジンによるとバフムトは陥落しロシア軍が制圧したという。しかしウクライナ側は反撃が続いているとしてこれを否定している。またプーチン勢力に反対する政党がウクライナと国境を接するロシア領のベルゴロド州を襲撃した。
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ゼレンスキー大統領“ロシア敗北の強いシグナル”(5月25日)
ゼレンスキー大統領は24日に公開した動画で欧米各国が相次いで支援を表明しているF16戦闘機について触れ、“防衛力が向上することは明らかだ”と述べた。その上で“F16戦闘機はロシアが敗北し弱体化し孤立するという世界からの強いシグナルになる”と述べ、パイロットの訓練などの準備を進めていく姿勢を強調した。
一方、アフリカを訪問しているウクライナのクレバ外相は24日、訪問先のエチオピアでAUアフリカ連合のアザリアスマニ議長らと会談した。...
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ゼレンスキー大統領は24日に公開した動画で欧米各国が相次いで支援を表明しているF16戦闘機について触れ、“防衛力が向上することは明らかだ”と述べた。その上で“F16戦闘機はロシアが敗北し弱体化し孤立するという世界からの強いシグナルになる”と述べ、パイロットの訓練などの準備を進めていく姿勢を強調した。
一方、アフリカを訪問しているウクライナのクレバ外相は24日、訪問先のエチオピアでAUアフリカ連合のアザリアスマニ議長らと会談した。会見でクレバ外相は、“ロシアによる軍事侵攻が各国の食料事情に深刻な影響を及ぼしている”と訴えた。
その上で“互いの重要性を再認識するためにも関係の強化が必要だ”と強調しグローバルサウスと呼ばれる新興国や途上国との結び付きを強めていく考えを強調した。
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“ウクライナ軍パイロット・F16戦闘機の訓練開始”(5月24日)
欧米各国が相次いで支援を表明したウクライナ軍パイロットへのF16戦闘機の訓練を巡って新たな動きが。EUヨーロッパ連合のボレル上級代表は記者団から訓練が具体的にどの国で始まったのか問われるとポーランドを挙げた。
また、オランダのオロングレン国防相は訓練の開始に向けて、デンマークやベルギー、それに英国などと協議しているとして早期の開始に意欲を示したうえで戦闘機そのものの供与についても前向きな姿勢を示した。
ロシア国防省“バフムト掌握”ウクライナ軍・強く否定(5月21日)
ロシア国防省は21日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムトについて、民間軍事会社ワグネルと攻撃を続けた末に完全に掌握したと、SNSを通じて発表した。
これに先立ちワグネル代表・プリゴジンも20日、SNSでバフムトの掌握を宣言し、25日以降に部隊を撤退させるとしていた。
ドネツク州の全域掌握をねらうロシアにとって、バフムトはウクライナ側の拠点となっているスロビャンシクなどへの足がかりとして重視してきた街で、ワグネルの戦闘員を中心に長期間にわたって攻撃を続けてきたが、このところ、ウクライナ軍が周辺の一部を奪還したと発表するなど、激しい攻防が続いてきた。...
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ロシア国防省は21日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムトについて、民間軍事会社ワグネルと攻撃を続けた末に完全に掌握したと、SNSを通じて発表した。
これに先立ちワグネル代表・プリゴジンも20日、SNSでバフムトの掌握を宣言し、25日以降に部隊を撤退させるとしていた。
ドネツク州の全域掌握をねらうロシアにとって、バフムトはウクライナ側の拠点となっているスロビャンシクなどへの足がかりとして重視してきた街で、ワグネルの戦闘員を中心に長期間にわたって攻撃を続けてきたが、このところ、ウクライナ軍が周辺の一部を奪還したと発表するなど、激しい攻防が続いてきた。
ロシア側の主張に対して、ウクライナ軍報道官は20日、ロイター通信の取材に、主張は事実ではない、われわれの部隊は戦っていると強く否定し、ウクライナ・マリャル国防次官もSNSに、状況は危機的だが、今もバフムトで防衛を続けていると投稿し、双方の主張は食い違っている。
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ゼレンスキー大統領来日・各国首脳と相次いで会談(5月21日)
G7広島サミット2日目。各国のメディアが集う中、注目されたのはウクライナ・ゼレンスキー大統領の来日。当初オンラインで参加する予定だったが、対面での参加を強く希望し実現した。
ロシアによる軍事侵攻後初のアジア訪問となったゼレンスキー大統領。その姿を一目見ようと、サミット会場がある島の入り口付近には、多くの人が詰めかけた。海外のメディアも速報で伝えた。
会場に到着すると早速各国の首脳と相次いで会談。...
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G7広島サミット2日目。各国のメディアが集う中、注目されたのはウクライナ・ゼレンスキー大統領の来日。当初オンラインで参加する予定だったが、対面での参加を強く希望し実現した。
ロシアによる軍事侵攻後初のアジア訪問となったゼレンスキー大統領。その姿を一目見ようと、サミット会場がある島の入り口付近には、多くの人が詰めかけた。海外のメディアも速報で伝えた。
会場に到着すると早速各国の首脳と相次いで会談。イタリア・メローニ首相、フランス、マクロン大統領、英国・スナク首相、ドイツ・ショルツ首相らとウクライナへの支援などについて意見交換をしたとみられている。またロシアと友好関係を維持しているインド・モディ首相とも会談。モディ首相は冒頭「個人レベルで解決のために出来る事は何でもする」などとゼレンスキー大統領に伝えた。
米国・ホワイトハウス高官は、ヨーロッパの同盟国がF16戦闘機供与を決断した場合、米国として容認する立場を示している。G7広島サミットは首脳による討議を実質的に終え、ウクライナへの支援強化や「核兵器のない世界」を目指すことなどの首脳宣言を発表。ゼレンスキー大統領は「祖国に大久野支援が得られると確信している」と述べた。
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