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新型肺炎対策・東京五輪&パラ大会でも新組織(2月7日)
「誤解の無いように一言申し上げておきますが、五輪パラリンピック大会は予定通り開催されます」(武藤事務総長)収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大。その影響が東京オリンピック・パラリンピックにも及んでいる。
一連の事態を受け6日、大会組織委員会は武藤敏郎事務総長を本部長とする感染症対策本部を立ち上げたことを発表した。武藤事務総長は会見で「冷静に対応し、アスリート、観客にとって、安全安心な大会となるよう、関係者と連携をとりながら必要な対策を講じていく」とのコメントを表明。...
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「誤解の無いように一言申し上げておきますが、五輪パラリンピック大会は予定通り開催されます」(武藤事務総長)収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大。その影響が東京オリンピック・パラリンピックにも及んでいる。
一連の事態を受け6日、大会組織委員会は武藤敏郎事務総長を本部長とする感染症対策本部を立ち上げたことを発表した。武藤事務総長は会見で「冷静に対応し、アスリート、観客にとって、安全安心な大会となるよう、関係者と連携をとりながら必要な対策を講じていく」とのコメントを表明。すでに1回目の会合を開かれ、情報収集や関係機関との連携について確認を行ったという。来月始まる聖火リレーやテスト大会も含め、大会本番に向けた選手や観客などの安全を守る対策が協議される予定だ。
先月30日にはネット上で「東京五輪が中止」というデマが飛び交った。これは新型肺炎対策でIOCとWHOの協議について伝えたドイツの通信社のニュースが曲解されて広まったものだと言われている。IPC(国際パラリンピック委員会)のクレイグ・スペンス広報部長も合同で会見に臨み、「大会が開催されると確信している」と改めて強調した。無用な風評被害を生まないためにも今後丁寧な公式からの情報発信は益々重要になって来るだろう。
先行きが見通せないなか、五輪・パラへの訪日旅行者への悪影響を懸念する声も聞かれるが、出場選手だけでも両大会併せて1万5000人以上が訪日する予定だ。アスリートが滞在期間中に安心してベストパフォーマンスを発揮できるような環境づくりが求められる。
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フィギュア四大陸選手権・新型肺炎対策も厳重(2月6日)
6日、韓国・ソウルでフィギュアスケートの四大陸選手権が開幕する。日本勢は男子が羽生結弦のはか先月のユースオリンピックで見事優勝を果たした鍵山優真。そして出場を辞退した宇野昌麿の代役として友野一希が出場する。
選手らは前日公式練習を行い、羽生が今回使用する2年前のプログラム曲・ショパンの「バラード第1番」で4回転を含むジャンプなどを披露した。自身まだ優勝の無い四大陸選手権初制覇に向け、伝説のプログラムで挑むこととなる。...
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6日、韓国・ソウルでフィギュアスケートの四大陸選手権が開幕する。日本勢は男子が羽生結弦のはか先月のユースオリンピックで見事優勝を果たした鍵山優真。そして出場を辞退した宇野昌麿の代役として友野一希が出場する。
選手らは前日公式練習を行い、羽生が今回使用する2年前のプログラム曲・ショパンの「バラード第1番」で4回転を含むジャンプなどを披露した。自身まだ優勝の無い四大陸選手権初制覇に向け、伝説のプログラムで挑むこととなる。羽生と一緒に練習に臨んだ鍵山は「ジャンプとかスケーティングとか全部学べた」と喜びを露わにした。今大会がシニアの国際大会でのデビュー戦となるが、全日本選手権で宇野・羽生に続き3位に入った新星の飛躍に期待がかかる。
女子は大会連覇を狙う紀平梨花と樋口新葉、坂本花織が参戦。紀平は本番の衣装での練習で3アクセルでは無事に着氷したほか、午後の練習では4サルコウも成功させるなど実戦の感触をつかんでいた。「状態は少しずつ上がってきていると思う」と意欲を語った。
一方、今大会は新型肺炎の感染拡大を受けて羽生ら選手もマスク姿で取材に応じるなど、予防対策に万全を期している。会場の木洞アイスアリーナは異例の厳戒態勢で、入場者への体温検査のほか問診票記入などが義務付けられた。検温で37.5度以上の高熱があった場合は入場は禁止されるという。なお、フィギュアの会場では演技終了後、花束などのリンクへの投げ込みがお馴染みの光景だが、大会関係者によると、「ビニールでラッピングされた花とぬいぐるみは可能」だとのことだ。
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NBA・八村塁が復帰戦・他の日本人選手も…(2月5日)
背番号「8」がキャピタル・ワン・アリーナに帰って来た。4日(現地時間3日)行われたNBAウィザーズvsウォリアーズ(ワシントンD.C)の試合に、鼠径部の負傷で実戦から離れていたNBA・ウィザーズの八村塁が先発出場。49日(24試合)ぶりに実戦に復帰した。
この日の試合は「ジャパニーズヘリテージナイト」と銘打たれ、日本の民族や文化を讃えるイベントが催された。MLBなどでもお馴染みの催しだが、ウィザーズでこの日本文化へのリスペクトを表したイベントが行われるのは初めてのことだという。...
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背番号「8」がキャピタル・ワン・アリーナに帰って来た。4日(現地時間3日)行われたNBAウィザーズvsウォリアーズ(ワシントンD.C)の試合に、鼠径部の負傷で実戦から離れていたNBA・ウィザーズの八村塁が先発出場。49日(24試合)ぶりに実戦に復帰した。
この日の試合は「ジャパニーズヘリテージナイト」と銘打たれ、日本の民族や文化を讃えるイベントが催された。MLBなどでもお馴染みの催しだが、ウィザーズでこの日本文化へのリスペクトを表したイベントが行われるのは初めてのことだという。日本文化の紹介と共に八村のイラストをプリントした1万枚のTシャツも会場で配布された。その期待に応え、八村は開始直後にチーム初得点を奪うと、その後も攻守にわたり存在感を発揮。試合は敗れたものの26分間の出場で11得点8リバウンドの活躍を見せる上々の復帰戦となった。試合後には「バスケが毎日できるということが幸せかということを改めて思った」と感謝の気持ちを表した。日本時間の15日には若手オールスター世界選抜メンバーに日本人として初選出されており、更なる飛躍に期待が高まる。
NBAへの昇格を目指す他の日本人選手の動向にも触れておきたい。グリズリーズと2ウェイ契約を交わしている渡邊雄太は、若手育成のNBA・Gリーグにグリズリーズ傘下・ハッスルの一員として出場中。23日の試合ではキャリアハイとなる40得点を決めるなど好調ぶりを示している。同じくGリーグ・レジェンズに所属する馬場雄大も2月1日(現地時間31日)の試合で初先発して合計19得点をあげた。八村に続きNBAの舞台での活躍が待ち遠しい。
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恒例の節分会・スポーツ界からも無病息災祈念(2月4日)
今年の節分会が全国各地の寺社で行われ、スポーツ選手や芸能人らが「鬼は外、福は内」の掛け声とともに威勢よく豆を捲いた。
3日、千葉県の成田山新勝寺で行われた特別追儺豆まき式には例年大相撲の横綱らが登場。今年も横綱白鵬のほか遠藤、御嶽海らが五穀豊穣などを祈願した。一方、先日引退発表をしたばかりの元大関・豪栄道は大阪・寝屋川市の成田山明王院で節分祭へ参加。地元のファンからは「お疲れさま」とねぎらいの声援がかけられていた。...
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今年の節分会が全国各地の寺社で行われ、スポーツ選手や芸能人らが「鬼は外、福は内」の掛け声とともに威勢よく豆を捲いた。
3日、千葉県の成田山新勝寺で行われた特別追儺豆まき式には例年大相撲の横綱らが登場。今年も横綱白鵬のほか遠藤、御嶽海らが五穀豊穣などを祈願した。一方、先日引退発表をしたばかりの元大関・豪栄道は大阪・寝屋川市の成田山明王院で節分祭へ参加。地元のファンからは「お疲れさま」とねぎらいの声援がかけられていた。また、人気力士の炎鵬は西新井薬師で大歓声に応えながら招福の豆を撒いた。
サッカー界では鹿島神宮の節分祭にアントラーズの選手らが参加。今年設立されたOBによる「アントラーズレジェンズクラブ」のメンバーが初参加している。柳沢敦や本田泰人、中田浩といった黄金時代を築いた面々の登場に、会場は大いに盛り上がったようだ。なでしこジャパンのエース・岩渕真奈も、所属するINAC神戸の選手らとともに根拠地の本住吉神社で節分会に参加し、サイン会も行った。
そのほか力道山ゆかりの池上本門寺では今年もプロレス関係者が多数参戦。31日は大阪の通天閣でクレー射撃日本代表の中山由起枝らが豆撒きを行い東京五輪・パラリンピックの成功を祈願している。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、各地の節分会でも消毒対策などが取られ、来場者にはマスク姿が目立った。未だ終息の兆しが見えず、夏の東京パラ・五輪への影響も懸念され始めている。災厄を祓い、無病息災への祈りが多く込められた今年の節分会であった。
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テニス・マラソンでパラアスリートが快挙達成(2月3日)
2日、国内外からパラアスリートの快挙の報が続いた。まずテニスの全豪オープン車いす男子シングルスでは国枝慎吾が決勝に登場。リオパラリンピック金メダリストのゴードン・リード(イギリス)にストレートで勝利し、見事同大会で2年ぶり10度目の優勝を達成した。これで国枝のグランドスラムでの通算優勝回数は23回に達した。
一方、雨のため一日順延となっていた女子シングルスは上地結衣がアニーク・ファンコートを破って3年ぶりの制覇。...
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2日、国内外からパラアスリートの快挙の報が続いた。まずテニスの全豪オープン車いす男子シングルスでは国枝慎吾が決勝に登場。リオパラリンピック金メダリストのゴードン・リード(イギリス)にストレートで勝利し、見事同大会で2年ぶり10度目の優勝を達成した。これで国枝のグランドスラムでの通算優勝回数は23回に達した。
一方、雨のため一日順延となっていた女子シングルスは上地結衣がアニーク・ファンコートを破って3年ぶりの制覇。2日前の女子ダブルス優勝と併せて二冠を達成した。国枝・上地ともに東京パラリンピック代表の座を確実にしているが、国枝は2大会ぶり4度目の金メダルを、上地はパラリンピックでは自身初の頂点を目指すこととなる。
また、第69回別府大分毎日マラソンでも大きなニュースが入って来た。視覚障がいマラソン代表推薦選手の最終選考大会も兼ねていた今大会で、世界記録保持者の道下美里(T12弱視)が、2時間54分22秒のタイムで自らの記録を1分52秒更新して優勝。インタビューでは協力してくれた関係者に謝意を述べるとともに「東京も1人じゃなくチーム一丸となって目指していきたい」と喜びを露わにしていた。さらに井内菜津美も最も障害が重いT11クラスで3時間12分55秒の世界新記録を樹立している。2名ともパラリンピックで東京のマラソンコースを駆けることとなる。
東京パラリンピックまであと204日。順調な仕上がりを見せる金メダル候補たちにエールを送りたい。
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