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緊急事態宣言から一夜…スポーツ界でも決断が(4月9日)
7都府県(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・福岡)に対して緊急事態宣言が発令されてから一夜。スポーツ界の対応も新たな決断が迫られる状況となってきた。
8日、東京都北区にあるオリンピック・パラリンピックの強化拠点ナショナルトレーニングセンターについて使用停止が発表された。あわせて国立競技場、国立代々木競技場、秩父宮ラグビー場などの大型施設も使用中止の決定がなされている。これにより現在トレセンの施設で合宿中の各競技団体も退出することになった。...
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7都府県(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・福岡)に対して緊急事態宣言が発令されてから一夜。スポーツ界の対応も新たな決断が迫られる状況となってきた。
8日、東京都北区にあるオリンピック・パラリンピックの強化拠点ナショナルトレーニングセンターについて使用停止が発表された。あわせて国立競技場、国立代々木競技場、秩父宮ラグビー場などの大型施設も使用中止の決定がなされている。これにより現在トレセンの施設で合宿中の各競技団体も退出することになった。スポーツ庁・鈴木大地長官は活動が困難な競技団体が出ないよう、「アスリートやコーチに対して、WEBや電話やメールを通じて可能なかぎり支援を続けていきたい」とのコメントを発表している。
全国規模のプロスポーツリーグは非常事態宣言が発令された7都府県に複数のチームが存在する。プロ野球12球団では9球団が該当。決定を受け、東京が本拠地のヤクルトは今月12日までチームの活動を休止。ほかの球団もチームの活動休止や全体練習の再開延期などの対応を取ることとなった。また、Jリーグでは、J1からJ3まで併せて18クラブが対象となるが、その全てのクラブが活動休止か全体練習中止などの措置を講じている。
緊急事態宣言の期間は5月6日までの4週間の予定だが、発令後初日の8日にはさらに全国で過去最多の273人の感染が確認されている。一層緊迫の度合いを増してきたなか、リーグ戦の再開のめどは全く立たなくなったと言ってよいだろう。
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サッカー界で異例の提案・選手から支援の動き(4月7日)
新型コロナウイルスの影響でリーグ戦開催のめどが立たない国内の各種スポーツ。しかし感染が爆発的に拡大しているヨーロッパではサッカーリーグの置かれた状況は日本よりも遙かに深刻だ。感染者数がイタリアを抜き欧州で最も多くなったスペインでは、あの名門クラブ・FCバルセロナが、選手とスタッフの給与を削減することを公式サイトで発表した。削減幅は最大で70%にも上るものと見られている。バルセロナのキャプテン・メッシはこの減額提案を受け入れることを表明。...
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新型コロナウイルスの影響でリーグ戦開催のめどが立たない国内の各種スポーツ。しかし感染が爆発的に拡大しているヨーロッパではサッカーリーグの置かれた状況は日本よりも遙かに深刻だ。感染者数がイタリアを抜き欧州で最も多くなったスペインでは、あの名門クラブ・FCバルセロナが、選手とスタッフの給与を削減することを公式サイトで発表した。削減幅は最大で70%にも上るものと見られている。バルセロナのキャプテン・メッシはこの減額提案を受け入れることを表明。さらにクラブで働くスタッフたちが給料を受け取れるよう寄付を行うことも明らかにしている。
選手による同様の動きがJリーグからも起こっている。声を上げたのはJ1コンサドーレ札幌の選手たちだ。所属の全28選手が今シーズンの半年間の報酬の一部を返納することを決定した。キャプテンの宮澤裕樹は「その先にある北海道への支援につながると考えた」とコメント。実施されるとその金額はおよそ1億円になる見込みだ。クラブ側は今後の経営状況を見て選手からの提案を受け入れるか決定するとしている。
リーグは先週末再開日程が白紙になったばかり。「このような状況だからこそ、いつも以上に支え合わなければならない(宮澤)」苦しいなか、思い切った判断を下したJリーガーたちの行動に賞賛が集まっている。選手だけでなくスタッフや裏方の存在がなければ試合は行えない。国内でさらに厳しい事業や行動自粛が求められるなか、こういった支援の動きがトップアスリートやメジャースポーツ界から提起されることは本当に素晴らしい。この他者を思いやる動きこそスポーツ界から拡散していってほしいと思う。
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プロ野球・Jリーグ・大相撲…相次ぐ開催延期(4月6日)
東京都内の一日での感染者が100人を超えた週末、スポーツ界でも試合開催について大きな動きが相次いだ。2度の延期で24日開幕を目指していたプロ野球では3日12球団代表者会議を開催。斉藤惇コミッショナーは「この時点で、開幕日を設定することは困難」とし、日程が白紙撤回となった。新たな開幕日については4月下旬から5月上旬をめどに判断する方針だという。開催期間の短縮に伴い、交流戦やクライマックスシリーズも行わない可能性も示唆されているが、現時点で詳細は決まっていない。...
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東京都内の一日での感染者が100人を超えた週末、スポーツ界でも試合開催について大きな動きが相次いだ。2度の延期で24日開幕を目指していたプロ野球では3日12球団代表者会議を開催。斉藤惇コミッショナーは「この時点で、開幕日を設定することは困難」とし、日程が白紙撤回となった。新たな開幕日については4月下旬から5月上旬をめどに判断する方針だという。開催期間の短縮に伴い、交流戦やクライマックスシリーズも行わない可能性も示唆されているが、現時点で詳細は決まっていない。
アマ球界でも東京六大学野球連盟が春季リーグの開幕延期を正式に発表。井上崇通理事長は「5月末の開催をめどとしたい」として、試合数も減らす見込みとなった。今後の状況によっては、6月開幕や最悪春季リーグ戦の中止の可能性もあるという。一方で無観客での開催も検討しているようだ。
無観客試合についてはNBPとの対策連絡会議を行ったJリーグの村井満チェアマンがコメントを発表。「無観客試合であれば当初の予定通りという風に考えるのも非常に甘い判断だと思っている」として否定的な見方を示した。そのうえで、J3の開幕は5月末以降、J2とJ1は6月以降の再開を目指すとしている。
一方、3月に観客を入れない形で本場所を行った日本相撲協会。3日に臨時理事会を開き、両国国技館での五月場所開催について2週間の延期(24日初日)を決定した。同時に例年七月開催の名古屋場所の延期も発表している。各団体によって対応のスピード差があるが、憶測報道が飛び交っている政府の「緊急事態宣言」が発令された場合は、各々の判断が一気に加速するのではないだろうか。注視していきたい。
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Bリーグでも…新型コロナウイルス感染が判明(4月3日)
プロ野球、Jリーグに続きプロバスケットボールBリーグでも初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。2日、B1リーグ所属の大阪エヴェッサは所属選手1名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。
この選手は27日から発熱などの症状があり、PCR検査を行ったところ陽性が判明したとのことだ。球団側はプライバシー保護のため選手の氏名や年齢などは明らかにしていない。この選手は2日から入院したと確認されているが、他にもチームの複数の選手が体調不良を訴えており、29日から本人と関係者全員が自宅待機とされているという。...
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プロ野球、Jリーグに続きプロバスケットボールBリーグでも初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。2日、B1リーグ所属の大阪エヴェッサは所属選手1名に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを発表した。
この選手は27日から発熱などの症状があり、PCR検査を行ったところ陽性が判明したとのことだ。球団側はプライバシー保護のため選手の氏名や年齢などは明らかにしていない。この選手は2日から入院したと確認されているが、他にもチームの複数の選手が体調不良を訴えており、29日から本人と関係者全員が自宅待機とされているという。体調不良を訴えている選手と関係者は合わせて10人にのぼり、集団感染の疑いもあるとの報道も出ている。仮に二桁以上の感染者となればスポーツ界では初のことになる。エヴェッサの阿部達也ゼネラルマネージャーは、「ほかにも体調がすぐれない選手やスタッフがいるので、健康を第一に考えて対応をしていきたい」とコメントした。
一方、海外出張時に新型コロナウイルスに感染し、都内の病院に入院していた日本サッカー協会・田嶋幸三会長は2日、退院したことを公表。WEBで会見を行った「ご迷惑とご心配をおかけしましたことを本当にお詫び申し上げます」と謝罪した田嶋会長。国内スポーツ関係の著名人で回復後に会見したのは初めてとなる。田嶋会長は東京五輪の日程が早い段階で決定してよかったと語り、延期に伴う年齢制限が23歳以下から24歳以下になるとの見通しを示した。
ヨーロッパサッカー連盟はUEFAチャンピオンズリーグを無期限で延期することを決定済み。国内のサッカーリーグも、女子のなでしこリーグが開幕戦を延期しているが、すでに中断期間を延長しているJリーグは5月9日以降の再度の再延長を検討している模様だ。先行きが全く見通せないなか、クラブも選手たちもかつてない困難な状況を強いられている。
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スポーツ界にも新型コロナの感染の魔の手が…(4月2日)
国民的タレントの急逝というショッキングな悲劇を招いた新型コロナウイルス。すでにスポーツ界からも複数の感染者が報告されているが、新たに五輪メダリストにもその魔の手が広がってきた。30日、北京五輪陸上・4×100mリレー銀メダリストの塚原直貴氏が三重県内の病院でPCR検査を受けた結果、陽性と判定されたことを明らかにした。
塚原氏は先月28日に鈴鹿市で行われた陸上教室に講師として参加。その後発熱し、体調不良を訴えていたという。...
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国民的タレントの急逝というショッキングな悲劇を招いた新型コロナウイルス。すでにスポーツ界からも複数の感染者が報告されているが、新たに五輪メダリストにもその魔の手が広がってきた。30日、北京五輪陸上・4×100mリレー銀メダリストの塚原直貴氏が三重県内の病院でPCR検査を受けた結果、陽性と判定されたことを明らかにした。
塚原氏は先月28日に鈴鹿市で行われた陸上教室に講師として参加。その後発熱し、体調不良を訴えていたという。所属する富士通によると本人が「自らの感染による影響を最小限に食い止めたいと希望」して公表に至ったようだ。
さらにJリーグではセレッソ大阪・永石拓海、ザスパクサツ群馬・船津徹也の両選手も、それぞれの公式サイトで新型コロナ陽性反応が出たことを発表。これでJリーグの現役選手感染者はヴィッセル神戸の酒井高徳に続き合計3名となった(神戸ではほかにチーム関係者1名の感染も明らかになっている)。幸いなことにいずれも現在容体は安定しているという。
プロ野球からは心配なニュースが入って来た。元近鉄バファローズの野球解説者・梨田昌孝氏は新型コロナウイルス感染が確認され、大阪府内の病院に入院中。現在集中治療室に入っていると報道された。梨田氏は現在66歳。重い肺炎の症状が出ているとのことで非常に気がかりである。梨田氏は監督として近鉄と日本ハムで2度の優勝を経験し、一昨年まで現場で指揮を執っていた球界きっての名指揮官。現在球界で活躍する多くのトップ選手に薫陶を与えてきた梨田氏の一日も早い回復を心よりお祈りしたい。
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