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プロ野球2020開幕・無観客試合への対応は(6月21日)
3カ月遅れのプロ野球開幕戦。無観客で行われたセ・パ全6試合中5試合が地上波・BSで生中継され、ニュースでも大きく報道。改めて放送コンテンツとしてのプロ野球という存在の大きさを実感させられる。ファンの声援や鳴り物の応援の無いなか、ベンチからの選手の声や球音はクリアに聞こえ、ある意味本来の野球そのものの醍醐味を楽しめる状況であるともいえる。
とは言いながら、やはり野球ファン同士集団で観戦する楽しみは何物にも代えがたいもの。...
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3カ月遅れのプロ野球開幕戦。無観客で行われたセ・パ全6試合中5試合が地上波・BSで生中継され、ニュースでも大きく報道。改めて放送コンテンツとしてのプロ野球という存在の大きさを実感させられる。ファンの声援や鳴り物の応援の無いなか、ベンチからの選手の声や球音はクリアに聞こえ、ある意味本来の野球そのものの醍醐味を楽しめる状況であるともいえる。
とは言いながら、やはり野球ファン同士集団で観戦する楽しみは何物にも代えがたいもの。各球団は様々な趣向を凝らしたファンサービスを提供している。品川プリンスホテルで行われたライオンズ主催の西武vs日本ハムのパブリックビューイングは70人以上のファンが参加した。イーグルスの本拠地・楽天生命パーク宮城ではパブリックビューイングが行われ、約110人のファンが新型コロナへの対策を取りながら、大阪ドームの試合に声援を送った。
伝統の巨人・阪神戦が行われた東京ドームでは客席にファンのメッセージを記したユニフォームや顔写真パネルを展示。無言の声援を受けたジャイアンツは、この試合がプロ野球史上初の球団通算6000勝達成のメモリアルゲームとなった。DeNA・広島戦が行われた横浜スタジアムでも、オーロラビジョンにリモート応援するファンの姿を映し出す演出を行っている。
一方で、NPBから一日遅れて開幕した独立リーグのBCリーグでは、富山の試合で1000人の上限を設けた形で観客を入れて試合が行われている。入場者には検温を義務づけたほか、無料でフェイスシールドを配るなどの対策も取られた。NPBにとっても今後の入場緩和への参考になるのではないだろうか。今後サッカーなどでも下部リーグなどで今月から観客入場を解禁する動きが出てくるかもしれない。
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全米ゴルフツアー再開・松山英樹が3カ月ぶり参戦(6月19日)
19日から都道府県を超えた往来の自粛要請が全面的に解除され、プロ野球とJリーグも公式戦が始まろうとしている。海外でもメジャースポーツが再開の動きを見せているが、アメリカではいち早く大会を開催したのはゴルフ界だった。男子トップゴルファーが集うPGAツアーは南部テキサス州コロニアルCCで11日から14日までチャールズ・シュワブチャレンジが行われたのに続き、第2戦のRBCヘリテージが18日開幕。日本の松山英樹が参戦している。...
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19日から都道府県を超えた往来の自粛要請が全面的に解除され、プロ野球とJリーグも公式戦が始まろうとしている。海外でもメジャースポーツが再開の動きを見せているが、アメリカではいち早く大会を開催したのはゴルフ界だった。男子トップゴルファーが集うPGAツアーは南部テキサス州コロニアルCCで11日から14日までチャールズ・シュワブチャレンジが行われたのに続き、第2戦のRBCヘリテージが18日開幕。日本の松山英樹が参戦している。
「本当にこの日がすごく待ち遠しかった」と語る松山。3月のプレーヤーズ選手権では初日首位発進と絶好のスタートを切ったが、新型コロナの影響で2日目以降が中止に。松山にとってはそれ以来およそ3か月ぶりの復帰戦となる。
大会は無観客で開催。選手はもちろんキャデイ、関係者へのPCR検査を義務化したほか、除菌や会場内での移動制限など万全の感染症対策のなかで行われている。
初日の松山は4ボギー1ダブルボギーの3オーバーで134位と大きく出遅れた。「うまくいってくれなかった。やはり結果が出ないと悔しい」と語り、2日目からの巻き返しを狙う。
一方で日本国内の男子ゴルフのツアー日程はまだ決定していない。日本ゴルフツアー機構は大会数が少ないと、賞金ランキングが実力を反映できないとして、今シーズンと来シーズンを統合して1シーズンとすることを発表。女子ツアーも同様の措置が取られることになっている。国内ツアー初戦は8月20日から北海道で開催されるセガサミーカップとなる予定で、選手らのPCR検査を徹底したうえで再開を目指す。
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テニスGSの開催が決定・国内は中止の大会も(6月18日)
世界的な新型コロナウイルス感染拡大により延期されていたテニスの4大大会グランドスラム(GS)が再開される。まず毎年8月に開催の全米オープンは、7日ニューヨーク・クオモ州知事が開催を許可する方針を発表。大会主催者は「困難な時期に行われる初めての世界的大会の一つとして最も安全な方法で開催する」として、全試合無観客で行うとしている。だが、残念ながら車いすの部は中止されることとなった。
期間は8月31日から9月13日の14日間となるが、本来5月に予定されていた全仏オープンも9月27日から開催することが決定した。...
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世界的な新型コロナウイルス感染拡大により延期されていたテニスの4大大会グランドスラム(GS)が再開される。まず毎年8月に開催の全米オープンは、7日ニューヨーク・クオモ州知事が開催を許可する方針を発表。大会主催者は「困難な時期に行われる初めての世界的大会の一つとして最も安全な方法で開催する」として、全試合無観客で行うとしている。だが、残念ながら車いすの部は中止されることとなった。
期間は8月31日から9月13日の14日間となるが、本来5月に予定されていた全仏オープンも9月27日から開催することが決定した。間隔がわずか2週間となることで過密日程となるが、連覇を狙う大坂なおみや錦織圭も出場へ意欲を示している。参加に難色を示す選手もいるが、大坂は「出場しないことを選択する選手のことも尊重します」とのコメントを発表した。
なお、フランステニス連盟は公式ウェブサイトで「政府と協力し健康と安全を確保するための適切な措置を講じる」とし、現時点では観客を入れるかどうかについては明らかにしていない。
GS以外の大会も順次再開され、女子ツアーは8月3日のパレルモ女子オープンから、男子ツアーは8月14日のATP500ワシントン大会から開始。いずれも無観客か、観客を減らす形で再開することが発表されている。
一方で日本テニス協会は、10月に予定されていた男子ツアーのジャパンオープンについて大会史上初めて中止を決定。女子ツアーのジャパンウイメンズオープンも中止が発表されるなど、国内外で対応が分かれる形となった。
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NPB練習試合全日程を終了・坂本&大城が復帰(6月17日)
プロ野球の開幕まであと2日。16日には練習試合で最後に残っていたジャイアンツvsマリーンズ戦も終わり、全ての日程を終了した。
無観客の東京ドームで行われた最終戦。ともに6月の練習試合では投打ともにいまひとつピリッとしなかった両チームだが、この日は好材料が多かった。まずジャイアンツからは6回に先制のソロホーマーを放った岡本和真。「しっかりとスイングできました。開幕してからしっかり打てることだけを考えています」と頼れる4番が好調ぶりを示した。...
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プロ野球の開幕まであと2日。16日には練習試合で最後に残っていたジャイアンツvsマリーンズ戦も終わり、全ての日程を終了した。
無観客の東京ドームで行われた最終戦。ともに6月の練習試合では投打ともにいまひとつピリッとしなかった両チームだが、この日は好材料が多かった。まずジャイアンツからは6回に先制のソロホーマーを放った岡本和真。「しっかりとスイングできました。開幕してからしっかり打てることだけを考えています」と頼れる4番が好調ぶりを示した。先発の戸郷翔征も5回を投げヒット1本に抑える好投。高卒2年目の今シーズン。オープン戦では2試合で防御率9点台とローテ入リに赤信号が灯っていたが何とか汚名を返上。原辰徳監督も「ここに来ていいピッチングをしてくれた。いい形でシーズンに入れるのではないか」と期待をのぞかせた。
対するマリーンズも先発した二木康太がG打線を5回2安打無失点に抑えた。「結果はすごく良かったけれど、まだ修正するところ反省点がある」と更なるステップアップを誓う。また代打出場の安田尚憲も左翼席に飛び込むアーチをかけ、昨季ファーム打撃2冠の実力を発揮して見せた。清宮と並び称されたビッグルーキーも3年目にして一軍定着が視界に入ってきたようだ。
この日ジャイアンツは2軍でイーグルスとの練習試合も行い、新型コロナの陽性反応で欠場していた坂本勇人と大城卓三が実戦に復帰。坂本はタイムリー安打を放ち「久しぶりの実戦でヒットが出ると嬉しいですね」と喜びを噛み締めていた。選手・ファンの様々な思いを乗せ、待望の2020年のペナントがスタートする。
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Jリーグ無観客試合への対応・新呼称も発表に(6月16日)
Jリーグ・J1は7月4日から再開されるリーグ戦の会場と対戦カードを発表した。新型コロナの感染防止対策として7月中は全18クラブを東西2ブロックに分け、移動距離の少ない近隣チーム同士での対戦が組まれた。また、当面は無観客の状態での開催となる。
いま一部のクラブでは、無観客試合への対応としてスタジアム内にサポーターの顔写真入りパメルを設置するなどのサービスを開始している。更に進んだ試みをしているのがJ2・ジュビロ磐田だ。...
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Jリーグ・J1は7月4日から再開されるリーグ戦の会場と対戦カードを発表した。新型コロナの感染防止対策として7月中は全18クラブを東西2ブロックに分け、移動距離の少ない近隣チーム同士での対戦が組まれた。また、当面は無観客の状態での開催となる。
いま一部のクラブでは、無観客試合への対応としてスタジアム内にサポーターの顔写真入りパメルを設置するなどのサービスを開始している。更に進んだ試みをしているのがJ2・ジュビロ磐田だ。13日にアスルクラロ沼津と行った練習試合では、リモート応援システム「リモートチアラー」を初導入。ヤマハが開発したこのシステムはネット中継で試合を観戦するサポーターがスマホを使いリアルタイムに選手に声援を送ることが出来る。スタジアムに鳴り響くチームのチャントに、FWの小川航基も「選手にとって声援があるのとないのではモチベーションが全く別物」と満足気な様子だ。このシステムはJリーグ側も導入を検討しているという。新しい応援スタイルとなるかもしれない。
なお、「無観客試合」という呼称にはペナルティの印象が強いため、JリーグやBリーグなど12リーグが加盟する日本トップリーグ連携機構では新たな名称案を募集し、15日に発表した。約9200件の候補の中から選定されたその名前は「リモートマッチ」。略称「リモマ」で今後はトップリーグの各リーグで使用されるという。機構の川淵三郎会長は「日常にスポーツが戻ってきたというような、スポーツの価値を皆さまに認めてもらえるきっかけになるに違いないと確信している」と期待を込めた。この名称も日本のスポーツシーンに定着するのだろうか。
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