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日本相撲協会、夜の街で飲食の阿炎に懲戒処分(8月7日)
先日、七月場所の千秋楽を終えたばかりの大相撲。日本相撲協会は6日、引退届を提出していた平幕の阿炎について理事会で協議を行い、懲戒処分とする決定を下した。
ことの次第は阿炎が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全ての力士や関係者に不要不急の外出を控えるよう求められていたなか、場所前と場所中に複数回にわたり接待を伴う“夜の店”に出入りしていたというものだ。しかも阿炎は来店した回数をコンプライアンス委員会に虚偽報告していたことも判明。...
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先日、七月場所の千秋楽を終えたばかりの大相撲。日本相撲協会は6日、引退届を提出していた平幕の阿炎について理事会で協議を行い、懲戒処分とする決定を下した。
ことの次第は阿炎が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全ての力士や関係者に不要不急の外出を控えるよう求められていたなか、場所前と場所中に複数回にわたり接待を伴う“夜の店”に出入りしていたというものだ。しかも阿炎は来店した回数をコンプライアンス委員会に虚偽報告していたことも判明。同席した別の部屋の力士に対しては口止め工作もしていた。阿炎側からは協会に引退届が提出されていたが受理されず、処分の内容が注目されていた。
阿炎は昨年末に不謹慎動画の投稿で厳重注意を受けているだけに、反省を促した周囲の期待を大きく裏切ったといえる。事前報道では引退勧告や解雇も含めた厳しい処分を予想するものもあったが、結局「三場所出場停止と50%の減給5か月の懲戒処分」となった。これにより阿炎は幕下以下に陥落することが確実となった。
だが、協会内で同様の問題を起こしたのは現役力士にとどまらない。元横綱・稀勢の里が所属していた田子ノ浦部屋の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)も、外出して泥酔している映像がネットに流出し批判を浴びている。協会は今回処分としては最も軽い「けん責」処分としたが、指導する立場の親方がきちんと模範を示さなければ弟子たちもついてこないだろう。いま相撲協会はトップに立つ理事長が、全関係者に対してコンプライアンス意識を改めさせるよう一段の警戒宣言をする必要があるのかもしれない。
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イーグルス涌井・あと2アウトでノーノー逃す(8月6日)
楽天イーグルスの先勝で迎えたパ・リーグ首位攻防戦第2戦。仙台の楽天生命パークが熱く盛り上がった。イーグルス・涌井秀章、ホークス・和田毅の先発で始まったこの試合は4回まで両チーム無得点。今季6試合負けなしの涌井は5回まで一人のランナーも出さないパーフェクトピッチングを続ける。するとその裏、鷲打線が和田を攻略し6点をリードする展開に。そしてついに涌井はノーヒットノーランまであとアウト3つとして9回のマウンドに上がった。...
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楽天イーグルスの先勝で迎えたパ・リーグ首位攻防戦第2戦。仙台の楽天生命パークが熱く盛り上がった。イーグルス・涌井秀章、ホークス・和田毅の先発で始まったこの試合は4回まで両チーム無得点。今季6試合負けなしの涌井は5回まで一人のランナーも出さないパーフェクトピッチングを続ける。するとその裏、鷲打線が和田を攻略し6点をリードする展開に。そしてついに涌井はノーヒットノーランまであとアウト3つとして9回のマウンドに上がった。
涌井はこの回先頭・代打の松田宣浩を空振りの三振に切って取り、残りアウト2つ。ここで続く代打・川島慶三にセンター前に運ばれ、惜しくも自身初の偉業を逃してしまうが、今季初完封でハーラートップの6勝目を挙げた。イーグルスはこれでゲーム差なしで首位に並んだ。
お立ち台ではいつもの涌井節が炸裂。「ようやく名前を覚えてもらったかなと思っている」と人を食ったコメントで球場を沸かせた。今シーズン、マリーンズから金銭トレードで移籍。イーグルスファンにとって最も頼りになる大黒柱となった。
球団としても初となるノーヒットノーラン達成まであとアウト2つだったが、「まあ、そんなもんでしょうと思っています」と涌井はいつものポーカーフェイスでさらりとかわした。2018年に海外FA宣言したものの獲得球団が現れず国内残留。ここ3年は連続で負け越しが続き、精彩を欠いていた男が新天地で見事に復活を遂げた。現在防御率・勝率も合わせ投手部門三冠。プロ16年目。34歳になったベテランはまだまだ進化の途上にあるようだ。
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大谷翔平、右肘を故障・今季は投手登板回避へ(8月5日)
2シーズンぶりの二刀流復活は夢と消えた。右腕の違和感を訴えMRI検査を受けていた大谷翔平について、エンゼルスは「右肘付近の屈筋回内筋の損傷」と発表。投球練習再開には4週間から6週間が必要だと明かした。翌日マドン監督は地元メディアの取材に対し、「今年は登板しないだろう」と見解を述べた。
コロナ禍で開幕が遅れるなか、大谷はオープン戦での登板はなく、紅白戦で調整を行ってきた。制球に苦しみながらも、最終登板では5回を無失点に抑え、復活を予感させる仕上がりでシーズンに臨んだ。...
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2シーズンぶりの二刀流復活は夢と消えた。右腕の違和感を訴えMRI検査を受けていた大谷翔平について、エンゼルスは「右肘付近の屈筋回内筋の損傷」と発表。投球練習再開には4週間から6週間が必要だと明かした。翌日マドン監督は地元メディアの取材に対し、「今年は登板しないだろう」と見解を述べた。
コロナ禍で開幕が遅れるなか、大谷はオープン戦での登板はなく、紅白戦で調整を行ってきた。制球に苦しみながらも、最終登板では5回を無失点に抑え、復活を予感させる仕上がりでシーズンに臨んだ。しかし初先発となった7月27日のアスレチック戦では初回から押し出しを含む3四死球・5失点の大乱調で、1つのアウトも取れないままKO。雪辱を期した一週間後のアストロズ戦は3つの三振を奪ったものの5四死球。2失点を喫し1回2/3イニングでマウンドを降りた。その後右腕の違和感を訴えて検査を受けることとなったが、2回のマウンドでは一気に球速が落ちるなど変調が見られていた。
大谷は一昨年6月に右肘内側側副靱帯を損傷し、同年オフに靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)に踏み切った。今回痛めた筋肉はその手術をした靭帯の近くだ。移植した腱自体は問題ないようなのでTJSの影響というより、むしろ気になるのは昨オフの左膝蓋骨の手術がフォームに何らかの負担を強いたのではないだろうか(日本球界時代に足首とハムストリングスを痛めた際も自身ワーストの3勝に終わっている)。ともかく大事に至らないことを祈るばかりだ。
今季マウンドで100マイル超えの剛腕を見ることはできなくなったが、まだ打者としての出場機会は残されている。但しここまで6試合に出場し2本塁打を放ってはいるものの、打率は.148と本調子とは程遠い内容。ここは気持ちを切り替えてもらい、打撃の復調を期待したい。
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トップアスリートにも…コロナ感染確認相次ぐ(8月4日)
7月以降全国的な感染増加が急拡大している新型コロナウイルス。この数日間スポーツ界でも感染が確認され始めているが、東京オリンピック内定者からも初めて感染者が出たことが明らかになった。飛込代表内定選手・寺内健が所属するミキハウスは、PCR検査の結果陽性と判明したことを発表した。
ミキハウスによると、寺田選手は先月25日からせきや発熱に加え、味覚嗅覚の異常を訴えていたという。直近の2週間、練習以外の外出は最低限にとどめていたとのことで感染経路は分かっていない(現在は入院中)。...
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7月以降全国的な感染増加が急拡大している新型コロナウイルス。この数日間スポーツ界でも感染が確認され始めているが、東京オリンピック内定者からも初めて感染者が出たことが明らかになった。飛込代表内定選手・寺内健が所属するミキハウスは、PCR検査の結果陽性と判明したことを発表した。
ミキハウスによると、寺田選手は先月25日からせきや発熱に加え、味覚嗅覚の異常を訴えていたという。直近の2週間、練習以外の外出は最低限にとどめていたとのことで感染経路は分かっていない(現在は入院中)。東京五輪代表内定選手の感染公表は初めてのケースとなった。
プロ野球では6月19日の開幕以降、初めて選手の感染者確認が。ソフトバンクホークス・長谷川勇也がPCR検査で陽性反応が出たため、1日に予定されていた福岡での試合が中止された。長谷川は2軍調整中だったが、球団では急きょ1軍選手およびスタッフ87名への検査を実施。その結果、「86名は陰性。スタッフ1名が陽性判定となった(三笠杉彦GM)」と発表した。スタッフは現在濃厚接触の可能性がある2人と共に自宅待機中だという。
また、サッカーJ2・アビスパ福岡では3日深夜、キャプテン・前寛之の感染を公表した。ほかにも町田ゼルビアでサッカーU-19日本代表候補の晴山岬の感染が明らかになっている。なお、アビスパではすでに先月スタッフ1名の感染が判明しており選手・スタッフへのPCR検査を実施中だが、続報が待たれる。現時点では、8日の福岡市でホーム戦は開催する方向で調整中とのことだ。
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元大関・照ノ富士・30場所ぶりの復活優勝!(8月3日)
「色んなことがあったんですけど、最後にこうやって笑える日が来ると思って信じてやってきましたんで…一生懸命やったらいいことがあるなと思っています」5年ぶり2回目の幕内優勝を果たした照ノ富士。地獄を見た男が奇蹟の復活を果たした。
蒔ければ巴戦による優勝決定戦という御嶽海との一番。照ノ富士は厳しい攻めで一気に寄り切り。一発勝負で2015年夏場所以来30場所ぶりとなる賜杯を手にした。大関経験者が関脇以下に番付を下げて優勝は44年ぶりのこと。...
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「色んなことがあったんですけど、最後にこうやって笑える日が来ると思って信じてやってきましたんで…一生懸命やったらいいことがあるなと思っています」5年ぶり2回目の幕内優勝を果たした照ノ富士。地獄を見た男が奇蹟の復活を果たした。
蒔ければ巴戦による優勝決定戦という御嶽海との一番。照ノ富士は厳しい攻めで一気に寄り切り。一発勝負で2015年夏場所以来30場所ぶりとなる賜杯を手にした。大関経験者が関脇以下に番付を下げて優勝は44年ぶりのこと。序二段まで下がっての優勝は史上初めてのこととなる。
コロナ対策による入場制限のなか両国国技館で行われた異例尽くしの七月場所。今年初場所の徳勝龍に続き平幕優勝。幕尻の力士が一年間に二度も幕内最高優勝を果たすというのは前例がない。
千秋楽の三役揃い踏みに横綱の姿はなし。休場が相次ぎ上位陣は大関・朝乃山のみという寂しいものに。その一方で関脇・小結は全員が勝ち越し、正代・御嶽海・大栄翔が11勝をあげる好成績となった。3人とも大関取りの起点となる勝ち星を積み上げたことで、次の新大関レースは俄然白熱してきた。その煽りを受け東幕内筆頭の遠藤は勝ち越しを決めながら三役の空きがない状態になってしまった。
関脇・小結の活躍する場所は面白いといわれる通り、優勝争いは千秋楽までもつれる熱戦となった。だがそれも結局は横綱・大関陣の不振・不在が大きい。このところ休場が多い三人の横綱・大関には一層の奮起を促したいところだ。
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