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セ・パ月間MVPの菅野&涌井が無傷の7連勝(8月13日)
新型コロナ対策のなか、3か月遅れの開幕から間もなく2か月が経過しようとしているプロ野球。通常の1割から2割程度の観客の前でも、各選手は例年以上に最高のパフォーマンスを発揮してくれている。
12日に発表となった7月の月間MVPは両リーグともの開幕から驚異的な活躍を見せるプレイヤーたちが名を連ねた。折しもこの日は、4選手ともに先発出場を果たすこととなった。
まずパシフィックリーグの打者部門は、現在首位打者の福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐。...
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新型コロナ対策のなか、3か月遅れの開幕から間もなく2か月が経過しようとしているプロ野球。通常の1割から2割程度の観客の前でも、各選手は例年以上に最高のパフォーマンスを発揮してくれている。
12日に発表となった7月の月間MVPは両リーグともの開幕から驚異的な活躍を見せるプレイヤーたちが名を連ねた。折しもこの日は、4選手ともに先発出場を果たすこととなった。
まずパシフィックリーグの打者部門は、現在首位打者の福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐。自身6度目の月間MVPとなる柳田は、バファローズ戦で3安打の固め打ち。2本のホームランを放った11日の試合に続き2試合連続の猛打賞となり、打率を.391まで上げてきた。
投手部門で4年ぶりの月間MVPに輝いた楽天イーグルの涌井秀章はライオンズ戦に先発。古巣相手に6回まで無失点に抑える好投で、自身初となる無傷の開幕7連勝を飾った。なお、涌井はライオンズ、マリーンズに続き3球団目の月間MVP受賞。現ベイスターズ監督のラミレス以来となる快挙達成となった。
セントラルリーグは投打のMVPの直接対決に。7度目の投手月間MVPを獲得したジャイアンツ・菅野智之は2回にタイムリーを浴び先制を許したものの7回をこの1失点のみに抑える気迫のピッチング。対する打者部門MVPはスワローズの若き4番・村上宗隆。4回にレフトフェンス際に大きな打球を放ったがウィラーの好捕に阻まれ、この日はノーヒット。7勝目を挙げた菅野に軍配が上がった。
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久保建英・強豪クラブへのレンタル移籍決定(8月12日)
「偉大なクラブの一員になれることを大変うれしく思います」流ちょうなスペイン語で会見に応じるさまはもはや大物の風格さえ漂わせる。サッカー日本代表・久保建英がリーガ・エスパニョーラ・ビジャレアルへの1年間のレンタル移籍が決定した。
去年6月、銀河系軍団・レアルマドリードに移籍。出場機会を増やすため8月からは同じ1部リーグのマジョルカにレンタル移籍し、チームの主力として35試合に出場。4ゴール4アシストと結果を残してきた。...
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「偉大なクラブの一員になれることを大変うれしく思います」流ちょうなスペイン語で会見に応じるさまはもはや大物の風格さえ漂わせる。サッカー日本代表・久保建英がリーガ・エスパニョーラ・ビジャレアルへの1年間のレンタル移籍が決定した。
去年6月、銀河系軍団・レアルマドリードに移籍。出場機会を増やすため8月からは同じ1部リーグのマジョルカにレンタル移籍し、チームの主力として35試合に出場。4ゴール4アシストと結果を残してきた。レンタル期間を終えた久保に対して、内外およそ30クラブが獲得に乗り出したといわれている。その中から選択したのは昨シーズン5位のビジャレアル。今季残留争いで降格が決定したマジョルカとは対照的に、ヨーロッパチャンピオンズリーグでベスト4の経験もある強豪クラブである。会見で久保は「ビジャレアルは大きなクラブ。僕のプレーでさらに大きくしたい」と抱負を語った。
クラブの公式SNSでも早速「一緒に素晴らしいシーズンを過ごせることを願っています」と動画メッセージを発信。無事メディカルチェックも終え、ピッチでイエローのユニフォーム姿を披露した。ビジャは今季もヨーロッパリーグ出場権を獲得しており、各国のビッグクラブを相手に久保が活躍するシーンが見られそうだ。
6月に19歳になったばかり。飛び級を続けてきた日本代表でも、昨年ついにフル代表入りを果たした。森保一代表監督は移籍に当たり「新しい久保建英をまた作っていってほしい」とエールを送った。来年東京五輪も控える若き日本のエースは新たなステージへと上がる。
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2020年高校球児の夏・代替大会と交流試合(8月11日)
連日の猛暑のなか、スタジアムに球音と選手の歓声が響き渡る。連日全国で各都道府県の高野連主催による夏の甲子園の代替大会決勝が行われている。3年生の選手たちにとっては最後の夏の総決算を果たす舞台となった。
一方、念願の甲子園球場のグラウンドに立つことができた高校も。10日から今年の選抜高校野球に出場予定だった32校による交流試合が開始。開会式には第一試合を戦う花咲徳栄(埼玉)と大分商業(大分)の2校のみ参加し、他の出場校はオーロラビジョンに集合写真が映し出された。...
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連日の猛暑のなか、スタジアムに球音と選手の歓声が響き渡る。連日全国で各都道府県の高野連主催による夏の甲子園の代替大会決勝が行われている。3年生の選手たちにとっては最後の夏の総決算を果たす舞台となった。
一方、念願の甲子園球場のグラウンドに立つことができた高校も。10日から今年の選抜高校野球に出場予定だった32校による交流試合が開始。開会式には第一試合を戦う花咲徳栄(埼玉)と大分商業(大分)の2校のみ参加し、他の出場校はオーロラビジョンに集合写真が映し出された。選手宣誓は花咲・井上朋也、大分・川瀬堅斗両主将による史上初めての合同形式となった。両キャプテンは新型コロナウイルスの感染拡大や、先日の九州豪雨災害に言及し、試合ができることへ感謝の気持ちを述べた。
一般の観客を入れず、部員や父兄のみに開放されたこの大会だが、例年の甲子園大会と変わらぬ好試合が続いた。第2試合の明徳義塾は鳥取城北を逆転サヨナラでくだす白熱したゲームとなった。今回の交流試合は従来のトーナメント戦ではなく、各校一戦のみのため優勝校は決まらない。だが、すべてをこの一試合にかけるという高校野球の原点を見た思いがした。
今回、各地の代替大会と甲子園の交流試合は日程が重複しないような配慮がなされた。東京の代替大会では通常は行われない東東京代表・帝京高校と西東京代表・東海大菅生による「東西決戦」が実現。東海大菅生が劇的な逆転サヨナラ勝ちで47年ぶりの“東京王者”の座に輝いた。逆境のなかでの異例の大会は球児たちにとってかけがいのないものとなったことだろう。
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五輪野球競技予定日・Withコロナの「野球の日」(8月10日)
長崎の原爆の日である8月9日は「野球の日」でもある。“8(や)9(きゅう)“の語呂合わせだが、例年であれば夏の甲子園大会の開幕直後。プロ野球もシーズン後半戦の山場を迎えようとしているところだ。ちなみに当初の予定では今年は東京オリンピック期間のため、プロ野球はこの時期は休止。ちょうどこの日はオリンピックの野球競技が行われているはずだった。一年前、まさかこのような状況になっていようとはだれも予想していなかったことだろう。...
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長崎の原爆の日である8月9日は「野球の日」でもある。“8(や)9(きゅう)“の語呂合わせだが、例年であれば夏の甲子園大会の開幕直後。プロ野球もシーズン後半戦の山場を迎えようとしているところだ。ちなみに当初の予定では今年は東京オリンピック期間のため、プロ野球はこの時期は休止。ちょうどこの日はオリンピックの野球競技が行われているはずだった。一年前、まさかこのような状況になっていようとはだれも予想していなかったことだろう。
2020年の「野球の日」、プロ野球は新型コロナウイルスの影響で観客の入場制限を行いながら全6試合が行われた。うち5試合が4900人以上の観客を集めており、ほぼ“満員”となっている。ソーシャルディスタンスを守りながら「鳴り物なし」「声援なし」での応援スタイルも野球ファンの間には定着しつつあるようだ。
仙台の楽天パークではイーグルスvsホークスのパ・リーグ首位攻防6連戦の最終戦。ホークスは先発の笠谷俊介が3回を無失点で抑え、2番手・板東湧梧も好投。その後モイネロ、森とつなぎ完封リレー。対戦成績を6勝6敗のタイに戻し、再びゲーム差なしで同率首位に並んだ。
一方のセ・リーグは3連敗中の首位ジャイアンツがおよそ3年ぶりに宮國椋丞へ先発のマウンドを託した。しかし初回にいきなり2ランを浴びる苦しい展開に。7回にウィラーらのタイムリーで同点に追いついたが、延長10回2-2の引き分け。連敗脱出とはならなかった。
未だ収束の兆しが見えない新型コロナ感染。果たして来年の「野球の日」にはスタジアムに歓声が戻ってきているだろうか?
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ラグビー「サンウルブズ」解散イベントを実施(8月9日)
日本のラグビーチーム「サンウルブズ」が4年間の歴史に幕を下ろした。8日、ホームグラウンドとしていた秩父宮ラグビー場で解散イベントとなるメモリアルセレモニーが執り行われた。
日本代表選手らからなるサンウルブズは強豪国からプロチームが参加する国際大会・スーパーラグビーに2016年から参戦。だが昨年、主催団体側から2020シーズン限りでの除名が発表された。今年は3月までに7試合を消化したところで、世界的な新型コロナウイルス感染拡大によりリーグ戦が打ち切りとなっていた。...
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日本のラグビーチーム「サンウルブズ」が4年間の歴史に幕を下ろした。8日、ホームグラウンドとしていた秩父宮ラグビー場で解散イベントとなるメモリアルセレモニーが執り行われた。
日本代表選手らからなるサンウルブズは強豪国からプロチームが参加する国際大会・スーパーラグビーに2016年から参戦。だが昨年、主催団体側から2020シーズン限りでの除名が発表された。今年は3月までに7試合を消化したところで、世界的な新型コロナウイルス感染拡大によりリーグ戦が打ち切りとなっていた。
この日のイベントにはチームに所属していた日本代表キャプテン・リーチ マイケルや堀江翔太、稲垣啓太、大野均らが出席。新型コロナ感染拡大を考慮し一般のファンは入場制限された。トークショーでは初代キャプテンの堀江が「高いレベルのゲームができて、僕もだいぶ成長させてもらった」と話すと、田中が「色々な国の選手がいて、本当に家族のような素晴らしいチームだった」と思い出を語った。
南半球の国以外で初めてスーパーラグビーに参戦。その意義は大きかったが、チーム側と日本ラグビー協会との方針の差が表面化し、溝が埋められなかったのは残念だった。来年秋開幕を目指す国内の新リーグへの参入も一時検討されたが、結局見送りとなっている。4年間在籍した稲垣は「ここで無くなってしまうのは寂しいですけども、また何らかの形でサンウルブズが日本のラグビー界に戻って来られることを祈りたいです」とコメントした。チームは消滅するが、ニホンオオカミたちの戦いぶりは、これからもラグビーファンの記憶に残り続けるだろう。
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