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日本人初のMLB最高栄誉へ・ダルビッシュ有(9月6日)
日本人メジャー初めての快挙が現実味を帯びてきている。MLBは8月(7月を含む)の月間最優秀選手・MVPを発表、ナショナル・リーグの投手部門でカブスのダルビッシュ有投手(34)が初めての受賞を果たした。先発7試合で6勝1敗。防御率1・47、奪三振52という圧巻の内容だ。投手部門の月間MVPは日本人選手としては野茂英雄、伊良部秀輝以来3人目の快挙だが、早くも投手最高の栄誉、サイ・ヤング賞候補の筆頭に挙げられている。...
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日本人メジャー初めての快挙が現実味を帯びてきている。MLBは8月(7月を含む)の月間最優秀選手・MVPを発表、ナショナル・リーグの投手部門でカブスのダルビッシュ有投手(34)が初めての受賞を果たした。先発7試合で6勝1敗。防御率1・47、奪三振52という圧巻の内容だ。投手部門の月間MVPは日本人選手としては野茂英雄、伊良部秀輝以来3人目の快挙だが、早くも投手最高の栄誉、サイ・ヤング賞候補の筆頭に挙げられている。
ダルビッシュの持ち味は何と言っても多彩な球種。スライダーにカットボール、2シーム、4シーム、スプリットに加え、ナックルカーブでピッチングに絶妙の緩急をつける。MLBでも最多の10種近い変化球を投げ分けているのだ。
4日、ホームのシカゴで行われたカージナルス戦でも、変幻自在の組み立てで三振の山を築いていく。5回まで一つの安打・四死球も許さないパーフェクトピッチングを披露。6回先頭打者にフルカウントで粘られた直後、ライトフェンスぎりぎりに飛び込むソロアーチを浴びたものの7回まで投げ、11奪三振・被安打1の内容で見事7勝目をあげた。7連勝は自身最長だ。
まだ日本人は誰も獲得していないサイ・ヤング賞。メジャー歴代最多511勝を挙げた伝説の大投手、サイ・ヤングの名を冠したこの賞に、いまダルビッシュが最も近い位置にいるのは間違いない。現地の報道ではシーズンMVPに推す声も上がっているという。現在、ナ・リーグの投手3冠3部門でトップ。それでも本人は周りの評価は関係ないと語る。「自分ができることは一人一人の打者に対して正しい配球をしていくこと」と冷静だ。偉業達成に期待が膨らむ。
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男子ゴルフの国内ツアー、8か月ぶりに再開へ(9月4日)
3日、男子ゴルフツアーの国内開幕戦・フジサンケイクラシックが始まった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会の中止が相次いでいた男子ゴルフ国内ツアーにとって約8か月ぶりの再開初戦となる。
オープニングセレモニーでは現在のコロナ禍における医療従事者やエッセンシャルワーカーへの感謝を込めて選手や関係者らから拍手が贈られた。今回の大会は新型コロナへの感染予防策をとり、無観客での開催。選手をはじめ会場入りする全ての関係者の合計769人がPCR検査を受け、3つに分けた入口で検温を実施した。...
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3日、男子ゴルフツアーの国内開幕戦・フジサンケイクラシックが始まった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会の中止が相次いでいた男子ゴルフ国内ツアーにとって約8か月ぶりの再開初戦となる。
オープニングセレモニーでは現在のコロナ禍における医療従事者やエッセンシャルワーカーへの感謝を込めて選手や関係者らから拍手が贈られた。今回の大会は新型コロナへの感染予防策をとり、無観客での開催。選手をはじめ会場入りする全ての関係者の合計769人がPCR検査を受け、3つに分けた入口で検温を実施した。今年は選手会副会長を務めている石川遼は「安全対策をしっかりと行って成功裏に終えることは社会的に課題になっている」と語った。なお、選手会は今年開催する各トーナメントの地元自治体に、チャリティを行うことを決定している。
注目の第1ラウンド。過去にこの大会を連覇している石川だが、この日は1ボギー、2ダブルボギーの3オーバー。「最悪の一歩手前のゴルフ」と評する内容で、72位と大きく出遅れた。「悔しいスタートになってしまった。明日頑張りたい」と巻き返しを誓った。
国内屈指の難易度を誇るこの富士桜カントリー倶楽部で好発進したのが、プロ4年目の25歳の伊藤有志だった。デビューイヤーのフジサンケイクラシックでは7位に入る成績を残したが、昨年は出場を逃している。今回外国人選手の多くが欠場するなかチャンスが回ってきた。初日を6バーディ、1ボギーの5アンダーで回り、日没順延となるなか暫定首位に立った。甘いマスクで人気も高い25歳。注目が集まる。
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田中将大&内海哲也・待ちわびた今季初勝利(9月3日)
ベテラン投手が意地を見せた。2日、日米球界でファン待望の初勝利のニュースが相次いで飛び込んできた。
まずMLBから、ニューヨークヤンキースの田中将大(31)だ。開幕直前の7月、練習試合で頭部にライナーが直撃。ここまで5試合に先発してきたが大事を取って投球回数を制限していたこともあり、9月の時点で未だ勝ち星なしという異例の事態になっていた。初勝利をかけレイズ戦のマウンドに上がった田中将大は、この日は得意の変化球・スライダーが切れまくる。...
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ベテラン投手が意地を見せた。2日、日米球界でファン待望の初勝利のニュースが相次いで飛び込んできた。
まずMLBから、ニューヨークヤンキースの田中将大(31)だ。開幕直前の7月、練習試合で頭部にライナーが直撃。ここまで5試合に先発してきたが大事を取って投球回数を制限していたこともあり、9月の時点で未だ勝ち星なしという異例の事態になっていた。初勝利をかけレイズ戦のマウンドに上がった田中将大は、この日は得意の変化球・スライダーが切れまくる。2回には5番・指名打者で出場した筒香嘉智との日本人対決を制し、レイズ打線を無失点に抑えていたが5回、同点の2ランホームランを浴びてしまう。田中は今シーズン最長の6回まで投げ、88球7奪三振2失点で交代。これまでは味方打線の援護が得られず、リードしていても後続が逆転されるパターンも多かったが、この日は6回裏の攻撃で味方が勝ち越し。最後は守護神チャップマンが無失点で抑え、田中は待望の今シーズン初勝利を挙げることができた。
NPBでは38歳のベテラン左腕が久々のお立ち台に。ライオンズ・内海哲也は今季2試合目の先発。前回は4失点で敗戦投手となったが、この日は全盛期を髣髴とさせる変化球が決まっていく。マリーンズを6回まで無得点に抑えると、その裏味方打線が先制。その後チームは継投で逃げ切って、内海に743日ぶりの勝ち星が付いた。一昨年、人的補償でのまさかの移籍。だが昨季1軍登板はなく苦しい日々が続いた。ヒーローインタビューで「ようやくライオンズの一員になれたと思います」と胸を張った内海。通算134勝目は感慨深いものとなった。
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激闘王・ボクシング八重樫東が現役引退を発表(9月2日)
どれほど打たれようとも、激しいファイトを見せ続けたあのボクサーがリングを去る。ボクシング元世界3階級王者・八重樫東(あきら)が現役引退を発表。1日、引退記者会見を行った。
八重樫の代名詞と言えば右ストレートを武器に一歩も引かない激しい打ち合い。付いた異名「激闘王」の通り、試合後に大きく顔を腫らした壮絶なファイトスタイルが信条だった。「“激闘王“という言葉はこれからも自分の中の宝物になっているんで。...
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どれほど打たれようとも、激しいファイトを見せ続けたあのボクサーがリングを去る。ボクシング元世界3階級王者・八重樫東(あきら)が現役引退を発表。1日、引退記者会見を行った。
八重樫の代名詞と言えば右ストレートを武器に一歩も引かない激しい打ち合い。付いた異名「激闘王」の通り、試合後に大きく顔を腫らした壮絶なファイトスタイルが信条だった。「“激闘王“という言葉はこれからも自分の中の宝物になっているんで。かけがえのないものです(八重樫)」決してスマートではない泥臭いボクシングスタイルは多くのファンの心を熱くした。
会見で自身にとってのボクシングとは?との問いには、「辛いかもしれないけど、自分にとっては人生を豊かにするもの」と答え、今後もボクシングを通して生きていくと笑顔を見せた。
「僕が誇れることは世界チャンピオンになったことではなく、何度負けても立ち上がってきたこと。『立ち上がることが大事だよ』というのが、ボクシングを通して伝わればいい」先の見えない苦境の続くコロナ禍の時代だからこそ、不屈の王者の言葉は多くの人に響くことだろう。
久々にボクシングに関する話題を取り上げたので、現時点の最新情勢を確認しておきたい。井上尚弥の世界戦ほか、タイトルマッチは軒並み新型コロナの影響で延期中。男女通じて休止期間明け最初の世界戦は27日に行われる女子の元世界王者・宮尾綾香のベトナムでのWBO世界ミニマム級王座決定戦になる見込みだ。また、31日にはロンドン五輪強化選考選手だったタレントの山崎静代が日本ボクシング連盟の女子強化・普及委員に就任した。今後イベントなどで自らの経験を伝えていく予定だという。
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“火の玉ストレート”藤川球児今季限りで引退(9月1日)
31日、阪神タイガースのクローザー・藤川球児投手の今シーズン限りでの現役引退が発表された。2005年タイガース優勝の立役者“JFK”の一角。気迫あふれる“火の玉ストレート”の頼れる抑えとして、虎党に長く愛された男がユニフォームを脱ぐ。
藤川が球界に残した記録の数々は枚挙に暇がない。セーブ王と最優秀ホールドをそれぞれ2回獲得。NPB記録の38試合連続無失点を達成した2006年には、63試合に登板し防御率は0.68を誇った。...
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31日、阪神タイガースのクローザー・藤川球児投手の今シーズン限りでの現役引退が発表された。2005年タイガース優勝の立役者“JFK”の一角。気迫あふれる“火の玉ストレート”の頼れる抑えとして、虎党に長く愛された男がユニフォームを脱ぐ。
藤川が球界に残した記録の数々は枚挙に暇がない。セーブ王と最優秀ホールドをそれぞれ2回獲得。NPB記録の38試合連続無失点を達成した2006年には、63試合に登板し防御率は0.68を誇った。2013年からはMLBに移籍し3シーズンプレー。2016年に古巣へ復帰し、中継ぎとしての役目を果たしている。
その日米20年にわたるプロ野球人生のなかで、とりわけ印象深いのは日本球界に復帰した2015年に、故郷高知県の独立リーグチーム・高知ファイティングドッグスでプレーしたことだろう。地元への恩返しとして、無報酬の契約で入団して財政難に苦しむリーグを盛り立てた。骨髄バンクへの支援でゴールデンスピリット賞を受賞するなど、社会貢献活動も積極的だった。
さて、気になるのは残り5つに迫っている日米通算250セーブだ。現時点で806試合に登板し245セーブ。未だ名球会入りした選手のいない松坂世代で最も可能性の高いのは彼だろう。現役の同期で今季出場している選手はホークスの和田毅、ライオンズの松坂大輔など残り僅かだが、ともに先発の2人の200勝到達はかなり厳しい状況だ。今季の藤川は開幕から抑えで起用されていたもののここまで2セーブ。現在は2軍で調整中である。残り試合で再びあの熱い投球を見ることはできるだろうか。
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