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優勝争い中のマリーンズでクラスターが発生(10月6日)
プロ野球でまたしても大規模クラスターの発生か?千葉ロッテマリーンズの複数選手がPCR検査の結果、陽性判定を受けたことがきのう明らかになった。優勝争いの真っただ中での緊急事態を6日朝のスポーツ新聞各紙は一面トップで報じた。
マリーンズでは4日、先発の一角・岩下大輝投手と1軍チームスタッフの2人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。その日の午後には1軍全選手、首脳陣、スタッフへの緊急PCR検査を実施した。...
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プロ野球でまたしても大規模クラスターの発生か?千葉ロッテマリーンズの複数選手がPCR検査の結果、陽性判定を受けたことがきのう明らかになった。優勝争いの真っただ中での緊急事態を6日朝のスポーツ新聞各紙は一面トップで報じた。
マリーンズでは4日、先発の一角・岩下大輝投手と1軍チームスタッフの2人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。その日の午後には1軍全選手、首脳陣、スタッフへの緊急PCR検査を実施した。その結果、新たに主力野手を含む複数選手から陽性反応が出たことがわかったという。スポーツ報知では10名以上の感染者が出ていると報じている。6日中に球団から正式発表が行われる予定だが、今回の感染は会食など外部での感染ではなく、球場内での感染とみられ、その場合の濃厚接触者はチーム全体に及ぶ可能性がある。
現在パリーグでは首位ソフトバンクホークスとマリーンズが2.0ゲーム差で激しい首位争いを繰り広げている最中。マリーンズ側がホームの6日夜のオリックスバファローズ戦は開催される方向だが、その後の日程は感染状況が判明されてからの判断になるだろう。
先月5選手とスタッフ4人の感染を発表したタイガースは大幅な選手の入れ替えを余儀なくされたが、マリーンズも陰性が確認できた2軍選手を昇格させて対応せざるを得ないだろう。
金曜日からはホークスとの首位攻防戦。さらに翌週のカードはCS争いの相手イーグルス炉の3連戦だ。正にペナントの行方を決する天王山ともいえる。球団はもちろん、リーグ機構側もどのような采配をするのか大変気がかりだ。
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黄金世代の新風・原英莉花が女子OPを初制覇(10月5日)
日本の女子ゴルフ界に再び新しい風が吹き始めている。4日行われた日本女子オープン最終ラウンド。-12で首位スタートの原英莉花と4打差で2位の小祝さくらはともに22歳。この2人はいま躍進を続ける1988年度生まれの女子ゴルフ新世代を代表する存在だ。
この日圧巻だったのは11番ホール。ともに第2打をピンそばにつけバーディーを奪い、一歩も譲らない。原は13番でもピン手前10ヤードからチップインバーディー、差を広げると小岩の猛追をかわしてそのまま逃げ切った。...
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日本の女子ゴルフ界に再び新しい風が吹き始めている。4日行われた日本女子オープン最終ラウンド。-12で首位スタートの原英莉花と4打差で2位の小祝さくらはともに22歳。この2人はいま躍進を続ける1988年度生まれの女子ゴルフ新世代を代表する存在だ。
この日圧巻だったのは11番ホール。ともに第2打をピンそばにつけバーディーを奪い、一歩も譲らない。原は13番でもピン手前10ヤードからチップインバーディー、差を広げると小岩の猛追をかわしてそのまま逃げ切った。原はツアー2勝目、自身初めてのメジャータイトル獲得となった。インタビューではライバルの存在について「引っ張られるようにバーディーが取れた」と振り返った原。同世代は畑岡奈紗や勝みなみ、そして渋野日向子ら錚々たるメンバーが顔を揃える正に黄金世代。ジュニア時代は彼女らの影に隠れ目立った存在ではなかった原が一躍黄金世代の主役に名乗りを上げた。
同日、海の向こうでも同年代のライバルたちが頂点を目指して鎬を削り合った。全米女子プロゴルフの前哨戦となるショップライトLPGAクラシック。2日に首位に立った畑岡は3日目もスコアを1つ伸ばすが、ライバルたちも猛チャージを見せトップと3打差の4位に後退。最終日は巻き返しを狙ったが、後半にスコアを伸ばせず4位でのフィニッシュとなった。
一方、今大会パットに苦しめられた渋野は-6の27位。最後はイーグルを決めていつものスマイルもこぼれた。苦しみながらも良い感触で大会を終えたようだ。日米それぞれの大会で繰り広げられた同年代ライバルたちの競演。彼女たちの成長がますます楽しみになってきた。
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プロバスケBリーグ開幕・コロナ禍の影響は?(10月4日)
5シーズンを迎えたプロバスケットボール・Bリーグが開幕した。先季は新型コロナの感染拡大に伴い無観客試合に移行した後、3月27日にリーグ戦が打ち切られたが、20/21シーズンは観戦人数を制限してのスタート。会場では恒例の声援やタオル回しなどが禁止されており、新たな観戦スタイルでの興行となった。
2日は先陣を切り昨年王者・アルバルク東京と川崎ブレイブサンダースの一戦。リーグ2連覇中の東京は今年8月にSGの田中大貴ら3選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、一時活動ができない時期が続いた。...
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5シーズンを迎えたプロバスケットボール・Bリーグが開幕した。先季は新型コロナの感染拡大に伴い無観客試合に移行した後、3月27日にリーグ戦が打ち切られたが、20/21シーズンは観戦人数を制限してのスタート。会場では恒例の声援やタオル回しなどが禁止されており、新たな観戦スタイルでの興行となった。
2日は先陣を切り昨年王者・アルバルク東京と川崎ブレイブサンダースの一戦。リーグ2連覇中の東京は今年8月にSGの田中大貴ら3選手が新型コロナウイルス陽性判定を受け、一時活動ができない時期が続いた。しかしその影響を感じさせない王者の試合運びで、川崎に85―79で勝利。3連覇に向けて好発進を切った。
翌3日は日本バスケ界で初の1億円プレーヤーとなった日本代表司令塔・富樫勇樹を擁する千葉ジェッツふなばしが、三遠ネオフェニックスと対戦。富樫は試合開始から連続で3Pシュートを決め史上8人目のB1通算3000得点を達成した。昨季MVPの頼れるPGは、今季はキャプテンとしてチームを悲願の初優勝へ導く。
今シーズンのB1は降格したチームはなく、B2から昇格した広島ドラゴンフライズと信州ブレイブウォリアーズを加えた20チームでの闘いとなる。昇格組の2チームは広島が大阪エヴェッサ相手に第3Qまでリードする善戦を見せたが、惜しくも逆転負け。信州は鉄壁の守備を誇る秋田ノーザンハピネッツに再三ターンオーバーを許し完敗。ほろ苦いB1デビュー戦となった。この信州もそうだがコロナの影響で主力外国人選手の入国が遅れているクラブも多く、各球団はしばらく苦しいやりくりが続きそうだ。
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涌井、史上初同一リーグ3球団で二桁勝利達成(10月1日)
プロ野球は残り30試合余りとなりペナントレースも大詰めに。ここにきてベテラン投手陣が元気だ。パ・リーグは1.0ゲーム差でマリーンズとのし烈な首位争いを繰り広げるホークスが3位イーグルスと3連戦。初戦で敗れCS進出のためにはもう負けられないイーグルスはエース・涌井秀章が先発。8回を2失点に抑え10勝目。2リーグ分立後では初めてとなる、同一リーグ3球団での二桁勝利を達成した。
涌井はライオンズ時代に入団2年目から5年連続で10勝以上をマーク。...
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プロ野球は残り30試合余りとなりペナントレースも大詰めに。ここにきてベテラン投手陣が元気だ。パ・リーグは1.0ゲーム差でマリーンズとのし烈な首位争いを繰り広げるホークスが3位イーグルスと3連戦。初戦で敗れCS進出のためにはもう負けられないイーグルスはエース・涌井秀章が先発。8回を2失点に抑え10勝目。2リーグ分立後では初めてとなる、同一リーグ3球団での二桁勝利を達成した。
涌井はライオンズ時代に入団2年目から5年連続で10勝以上をマーク。FA移籍したマリーンズでも最多勝を含む2年連続二桁勝利をあげており、今回が4年ぶり8度目。通算勝利数は現役2位の143勝となった。しかも現在ハーラートップを走っており、最多勝となると3球団で最多勝投手という前代未聞の快挙となる。
セではその涌井を上回る現役最多171勝、40歳の左腕・スワローズの石川雅規が先発。12球団の開幕投手で未だ唯一勝ち星を挙げていないベテランが、この日は序盤から完璧なピッチオング。味方打線も奮起し、大量援護を得ると6回2失点でしのぎ、今季10試合目にしてようやく初勝利をつかんだ。試合後には「この時期の1勝は恥ずかしいが、勝ててよかった」と安堵の表情。石川はこれでプロ入り後19年連続で勝利をあげたことになる。
涌井は3球団でプロ16年目、石川はスワローズ一筋19年目のシーズン。それぞれ野球人生のタイプは異なるが、チームにとって掛け替えのない頼れる存在となってきた。ベテランの円熟味のある投球をまだ見ることが出来そうだ。
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新大関・正代が誕生!口上に込められた思い(9月30日)
秋場所で十三勝の好成績を上げ念願の初優勝を遂げた正代が、大関への昇進を決めた。30日、日本相撲協会は臨時理事会を開き、全会一致で関脇・正代の大関承認を承認。その後、鏡山理事と立川審判委員が使者として時津風部屋を訪問し、新大関昇進の伝達式が行われた。
正代の口上は「大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道に邁進して参ります」。貴乃花以降、伝達式で四文字熟語を引用するのが恒例となっているが、正代の使った“至誠一貫”とは「最後まで誠意を貫き通す」という意味。...
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秋場所で十三勝の好成績を上げ念願の初優勝を遂げた正代が、大関への昇進を決めた。30日、日本相撲協会は臨時理事会を開き、全会一致で関脇・正代の大関承認を承認。その後、鏡山理事と立川審判委員が使者として時津風部屋を訪問し、新大関昇進の伝達式が行われた。
正代の口上は「大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道に邁進して参ります」。貴乃花以降、伝達式で四文字熟語を引用するのが恒例となっているが、正代の使った“至誠一貫”とは「最後まで誠意を貫き通す」という意味。その言葉に込められた思いを記者に問われると「こういう風に生きたいという気持ちを込めて、この言葉にしました。相撲道に対して誠実に、貫き通すという気持ちを込めました」と答えた。時に消極的とも捉えられるコメントの多い正代だが、それは決して虚勢を張らない実直な性格の表れともいえる。内省的だが、他人を批判することはない誠実な人柄は態度に滲み出ている。ちなみに現役大関の二人の口上は貴景勝が「武士道精神を重んじ」、朝乃山が「力士として正義を全う」と勇ましい決意を述べたもの。比べてみると正代の穏やかな人間味が表れているように感じる。気は優しくて力持ちのお相撲さんを地で行く正代。どんな大関になるのか楽しみだ。
大関との話題が出たので、もう一人注目したいのは、元大関の琴奨菊。今場所十敗を喫し十両陥落が決定的となったが、現役を続行する意向であることが明らかになっている。現役の関取で最年長の36歳。彼の大関昇進の口上は、どこまでも目標を見据え、たゆまぬ努力を続けるという意味の「万理一空」だった。その思いはたとえ十両の土俵でも変わらぬことだろう。
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