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国内外で飛躍する黄金世代&ニューヒロイン(10月13日)
ここ数年低迷期が続いていた国内女子ゴルフ界だが、1998年度生まれの黄金世代の台頭により、国内外で脚光を浴び始めている。先日の日本女子オープンゴルフ選手権での原英莉花の優勝に続き、週末に行われたスタンレーレディスでも彼女らの世代を軸とした優勝争いが繰り広げられた。
台風の影響で2日目が中止となった今大会。最終日はその黄金世代の浅井咲希に加え、一年年下の稲見萌寧、昨季の国内LPGA4位の実力者ペ・ソンウの3者によるプレーオフに突入。...
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ここ数年低迷期が続いていた国内女子ゴルフ界だが、1998年度生まれの黄金世代の台頭により、国内外で脚光を浴び始めている。先日の日本女子オープンゴルフ選手権での原英莉花の優勝に続き、週末に行われたスタンレーレディスでも彼女らの世代を軸とした優勝争いが繰り広げられた。
台風の影響で2日目が中止となった今大会。最終日はその黄金世代の浅井咲希に加え、一年年下の稲見萌寧、昨季の国内LPGA4位の実力者ペ・ソンウの3者によるプレーオフに突入。17番18番で連続バーディを奪いトップ2人に追いついた稲見は、勢いそのままにPO1ホール目でバーディパットを沈め見事初優勝を果たした。「ずっと頑張っていくので応援のほどよろしくお願いします」と涙のインタビューも初々しい21歳。プロ初勝利から1年3か月ぶりのタイトルを手にしたニューヒロインは今後も黄金世代に割って入ってきそうだ。
国外では全米女子プロゴルフで輝きを放ったのは畑岡奈紗だ。3日目に10位に浮上すると、「ビッグスコアを出せるように頑張りたい」と意気込みを語り、迎えた最終日。1番Hでいきなりのイーグルスタート。その後も4バーディと-7までスコアを伸ばし、出場日本選手中最高の3位に食い込む健闘を見せた。「今できるベストのことはできた」と大会を振り返り、「あまり焦らずに一歩一歩進んでいければいいなと思います」と今後の抱負を語った。
このところ苦しい戦いを強いられている渋野日向子は前日まさかの最下位転落から58位に順位を上げて何とか意地を見せた。この後は帰国して国内ツアーに出場する予定となっている。
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東京五輪のマラソン&競歩・札幌で計測が開始(10月11日)
一年間の順延となった東京五輪だが、マラソンと競歩競技については、猛暑対策として開催地が札幌市に変更されたのはちょうど11か月ほど前の11月8日のことだった。ちょうど昨年の今頃は開催地変更の是非について連日喧々囂々の議論が交わされていた。今回の世界的な感染症蔓延により大会運営そのものが大きく変容を強いられたが、この10日、その札幌のマラソンコースについて、国際競技団体の世界陸連から認定を受けるための計測作業が始まった。...
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一年間の順延となった東京五輪だが、マラソンと競歩競技については、猛暑対策として開催地が札幌市に変更されたのはちょうど11か月ほど前の11月8日のことだった。ちょうど昨年の今頃は開催地変更の是非について連日喧々囂々の議論が交わされていた。今回の世界的な感染症蔓延により大会運営そのものが大きく変容を強いられたが、この10日、その札幌のマラソンコースについて、国際競技団体の世界陸連から認定を受けるための計測作業が始まった。
距離の計測は交通量の少ない夜間、午前0時半から実施。競技の開催には、資格を持った計測員がコースの距離を正しく計測する必要があるため、世界陸連の計測員4名がカウンターを取り付けた自転車で大通公園周辺のコースで実際に走行して行った。約4時間にわたる計測は無事終了。11日には競歩のコースで計測が行われる予定となっている。今回のコースは例年札幌市で行われている札幌マラソンとはコースが異なる全く新しいルートを想定している。東京五輪組織委員会の森泰夫次長は「高低差も少なく素晴らしいコース」であると評価し、「札幌は非常に高い質で準備が行われていると改めて認識した」と感想を述べた。
一方で暑さ対策だけでなく、コロナ対策という難題にも取り組まなくてならなくなったマラソン競技。沿道の観客への対応なども含めて課題は多い。ちなみに10月第一日曜に1万人以上が参加して行われてきた札幌マラソンだが、今回は中止に。代わりにGPSアプリを利用したオンラインマラソンが7日から13日の期間中に実施されることになっている。160人近い選手が密集してスタートする五輪のマラソン競技。リオ五輪男子では155人が出場した。先月IOCの合同会議でバッハ会長は「東京五輪は必ず実現できる」と自信を示したが、果たしてどのような方式で実施されるのだろうか。
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新大関正代が故郷に錦・協会は出稽古を解禁へ(10月9日)
9月場所で熊本県出身として初の幕内優勝を飾った新大関の正代。大関昇進の伝達式後はメディアの取材攻勢を受け、一躍引っ張り凧に。同じ熊本出身の坂本哲志一億総活躍相を表敬訪問するなど、なかなかゆっくりと休みは取れなかった様子だが、6日には所属する時津風部屋で大関昇進後初めての稽古で汗を流した。一日空けて8日には、故郷宇土市に凱旋帰郷。宇土市役所では元松茂樹市長を訪ね、七月の豪雨災害について気遣い、自身の活躍が「地元に恩返しができたのでは」と報告。...
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9月場所で熊本県出身として初の幕内優勝を飾った新大関の正代。大関昇進の伝達式後はメディアの取材攻勢を受け、一躍引っ張り凧に。同じ熊本出身の坂本哲志一億総活躍相を表敬訪問するなど、なかなかゆっくりと休みは取れなかった様子だが、6日には所属する時津風部屋で大関昇進後初めての稽古で汗を流した。一日空けて8日には、故郷宇土市に凱旋帰郷。宇土市役所では元松茂樹市長を訪ね、七月の豪雨災害について気遣い、自身の活躍が「地元に恩返しができたのでは」と報告。花束の贈呈を受けた。
その後母校・熊本農業高校を訪問。相撲部の後輩たちに「自分としては、母校の生徒たちに強くなって欲しいので、もし時間があれば、また帰ってきたい」とエールを送った。半年ぶりに実家に戻り、わずか3日間の滞在となるが、九州場所に向けて英気を養うこととなる。「これから今まで以上に厳しい環境下に置かれると思うので今まで以上に精進したい」と抱負を語った。
例年であれば10月は秋巡業の季節。だが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3月の春巡業は中止。その後夏巡業以降もすべて取りやめとなっている。昨年まで相撲人気の高まりとともに巡業地も増え、力士にとってはその負担を危惧する声も少なくなかった。故障を抱えたままの長距離・長期間の巡業はハードなものであったからだ。コロナで巡業が無くなり、余裕ができた一方で、外部への出稽古も禁止。先場所は場所中に大量の休場者が発生したが、実戦での稽古量の減少がかえって、故障者を増大させるという皮肉な結果になっている。特に関取の少ない部屋は申し合いの稽古も満足に行えない状態だろう。幸い協会では今月5日から2週間の出稽古解禁を発表。11月場所までの期間、故障個所の治療と入念な稽古の番数を積んで一年納めの場所の臨んでほしいものである。
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短縮日程のルヴァンカップ・決勝カード決まる(10月8日)
日本サッカー三大タイトルの一つであるルヴァンカップ(Jリーグ杯)。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月26日からの開幕が延期。リーグ戦同様に日程のほかレギュレーションも発表後に大きく変更された。
グループステージは昨季までの「2回戦総当たり」から「1回戦総当たり」に短縮され、各チーム3試合のみに変更。ノックアウトトーナメント方式となったプライムステージが行われ、ベスト4はいずれも過去優勝経験のある強豪クラブに絞り込まれた。...
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日本サッカー三大タイトルの一つであるルヴァンカップ(Jリーグ杯)。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月26日からの開幕が延期。リーグ戦同様に日程のほかレギュレーションも発表後に大きく変更された。
グループステージは昨季までの「2回戦総当たり」から「1回戦総当たり」に短縮され、各チーム3試合のみに変更。ノックアウトトーナメント方式となったプライムステージが行われ、ベスト4はいずれも過去優勝経験のある強豪クラブに絞り込まれた。7日、準決勝2試合が行われ、組み合わせ抽選により一試合は現在リーグ戦で首位を独走中の川崎フロンターレとFC東京との一戦に。現在リーグ戦でし烈な首位争いを繰り広げている2チームの対決となった。
先制したのはFC東京。全半14分に東京のレアンドロがFKを直接ゴールに放り込むスーパーゴールを決める。後半に入ってもこの男の勢いは止まらない。17分過ぎに永井謙佑からのパスを流し込み2点目。試合を決めた。今シーズン25試合でわずか1敗しかしていない常勝軍団・フロンターレは準決勝で姿を消すこととなった。FC東京は2度目の優勝を決めた2009年以来11年ぶりの決勝進出となる。
もう一試合の横浜Fマリノスと柏レイソルの一戦は前半11分にレイソル・山下達也がCKからヘディングで合わせ先制。柏の守護神・キム・スンギュはファインセーブを連発し、マリノスの波状攻撃を完封。虎の子の1点を守りきったレイソルが決勝進出を決めた。こちらは前回決勝進出した2013年以来7年ぶりの優勝を目指す。決勝戦は11月7日に、初めて新国立競技場で開催されることとなる。
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G菅野、開幕投手での連勝の日本記録を更新(10月7日)
「素直に嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」メモリアル記録達成に思わずエースの顔が綻ぶ。6日、ベイスターズ戦に先発した菅野智之は7回を3失点の力投。味方打線の援護もあり、13勝目を挙げた。開幕投手からの13連勝はプロ野球新記録。さらにこの勝利が平成生まれでは初めての通算100勝目となった。
“開幕からの連勝の日本新記録“という報道が若干紛らわしいので補足するとシーズン無傷の連勝記録の1位は、2013年に楽天イーグルスの田中将大(現・ヤンキース)が達成した24連勝だ。...
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「素直に嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」メモリアル記録達成に思わずエースの顔が綻ぶ。6日、ベイスターズ戦に先発した菅野智之は7回を3失点の力投。味方打線の援護もあり、13勝目を挙げた。開幕投手からの13連勝はプロ野球新記録。さらにこの勝利が平成生まれでは初めての通算100勝目となった。
“開幕からの連勝の日本新記録“という報道が若干紛らわしいので補足するとシーズン無傷の連勝記録の1位は、2013年に楽天イーグルスの田中将大(現・ヤンキース)が達成した24連勝だ。連勝記録というとこちらを思い浮かべる人が多いかもしれない。但しこの年の田中は開幕投手ではなかった(楽天はこの年から4年間連続で則本昂大が開幕投手を務めている)。さらにその前には岩隈久志という大エースがいたため、意外にも田中が日本プロ野球で開幕投手を務めたのは2012年のただ1度しかない。菅野は「開幕投手としての連勝記録」ということである。ちなみにジャイアンツでのシーズン連勝記録は66年の堀内恒夫の「13」だが、今回その球団記録(=セ記録)にも並んだ。
連勝記録もさることながら特筆すべき記録はほかにもある。192試合目での100勝到達は歴代7位に相当する速さで、驚異的なスピードと言えよう。さらにシーズン防御率も現在1.89とダントツのリーグトップ。最多勝と並び最優秀防御率の二冠獲得も濃厚となっている。もし菅野が、もし今年も最多勝となると史上最多の稲尾和久の記録5回に並ぶ。しかも稲尾がプロ実働14年での到達なのに対し、菅野はまだ8年目という若さだということにも注目したい。「先人たちが築き上げてきた記録は中々抜けないと思っていたので、更新出来て本当に嬉しいし、まだまだ伸ばしていきたい」自信に満ち溢れたその言葉通り、有言実行が期待される。
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