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“勝利の女神・ニケ”と“祝福の鐘”のメダル(6月18日)
8月5日のリオデジャネイロオリンピック開幕まで50日を切った。14日には大会のメイン会場となるオリンピックパークで、オリンピックとパラリンピックのメダルのデザインが発表された。五輪メダルは片面(裏面)に必ず「勝利の女神・ニケ」が描かれることになっている。ニケはルーヴル美術館に展示されている大きな翼を携えた“サモトラケのニケ像“で有名だ。(ちなみにスポーツメーカー「ナイキ(Nike)」はこの女神の名前が由来)。...
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8月5日のリオデジャネイロオリンピック開幕まで50日を切った。14日には大会のメイン会場となるオリンピックパークで、オリンピックとパラリンピックのメダルのデザインが発表された。五輪メダルは片面(裏面)に必ず「勝利の女神・ニケ」が描かれることになっている。ニケはルーヴル美術館に展示されている大きな翼を携えた“サモトラケのニケ像“で有名だ。(ちなみにスポーツメーカー「ナイキ(Nike)」はこの女神の名前が由来)。
なお、反対側のデザインは五輪憲章の規定に則り、大会毎に独自の意匠を凝らすことが出来る。今回は大会エンブレムと月桂樹があしらわれたオーソドックスなデザインに。しかし、その重さは500gと史上最も重いものとなった(直径も過去最大だったロンドン五輪と同じ8.5センチ)今回の特徴として、環境への配慮が掲げられており、金メダルには水銀が使われていない。さらに銀、銅メダルの30%はリサイクル素材を使用。ストラップもペットボトルのリサイクルといった数々の配慮がなされている。
一方、パラリンピックのメダルは五輪よりも制約が少ないので、比較的独特なデザインが採用されることが多い。今回のリオのメダルは、内部に金属製の球が入っており、振ると鈴のように音が鳴る工夫が施された。視覚障害者も判別出来るよう、金・銀・銅で音色が異なるという。さらに裏面には点字も刻印されている。
「素晴らしいメダルが発表され、組織委員会のチームに感謝したい。これで大会に向けた最後のカウントダウンが始まる」発表の場に臨席したIOC・バッハ会長も強い期待を込めた。
果たして、“勝利の女神”と“勝利の鐘“は日本の選手たちにどれだけ多くの祝福を与えてくれるのだろうか?…。
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日米通算4257安打の意味・次なる目標は…(6月17日)
「僕は子どもの頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負がある。アメリカに行くときも『首位打者になってみたい』そんな時も笑われた。でもそれも2回達成した」
大リーグ・マーリンズのイチローが、16日のパドレス戦で2安打をマーク。日米通算4257本安打目を記録した。大リーグ通算安打記録はピート・ローズの4256本。記録達成の瞬間、ペトコパークの電光掲示板にイチローの通算安打数が表示され、敵地パドレスのファンもスタンディング・オベーションでイチローを称賛した。...
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「僕は子どもの頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負がある。アメリカに行くときも『首位打者になってみたい』そんな時も笑われた。でもそれも2回達成した」
大リーグ・マーリンズのイチローが、16日のパドレス戦で2安打をマーク。日米通算4257本安打目を記録した。大リーグ通算安打記録はピート・ローズの4256本。記録達成の瞬間、ペトコパークの電光掲示板にイチローの通算安打数が表示され、敵地パドレスのファンもスタンディング・オベーションでイチローを称賛した。1本目のヒットではいつもと変わらぬ表情だったイチローだが、9回に二塁打で4257本目を達成した際には、帽子を取り球場の祝福に応えた。「日米合わせた数字ということで、どうしたってケチが付くことは分かっているし、ここに目標を設定していなかったので、あまりやらないでと思っていたんですけど」いつも通りクールに心境を語っていたが、「日米通算」でのP・ローズ超えに対しては複雑な思いもあるのだろう。米メディアでもNPBでの数字とMLBでの数字を同列に扱うことには議論がある。当のP・ローズ自身も否定的な態度だ。「ピート・ローズが喜んでくれてれば全然違うんですよ。でもそうじゃないっていうふうに聞いているので。だから僕も興味がないっていうか」と語るイチローのスタンスも実に明快である。
これでイチローはメジャー通算3000本安打にも残り21本。この記録は過去29人いるが、最短でも18シーズンでの達成。イチローは今季でまだ16シーズン目だ。メジャーデビューから史上最速での大台達成も、今季中の達成が見えてきた。その時こそ、MLB関係者の誰もが惜しみない賛辞とともに、“メジャー史上最高の安打製造機”の称号を贈るに違いない。
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五輪前哨戦開幕・伝説の名プレイヤーに続け!(6月16日)
ワールドツアージャパンオープン「荻村杯国際卓球選手権大会」が15日から東京体育館で始まった。世界トップランカーの強豪が一堂に会するリオデジャネイロ五輪の前哨戦。日本代表も全員参戦する重要な大会だ。「荻村杯」は獲得ポイントが高く、リオでの組み合わせに大きく影響するため、各選手にとって非常に重要な戦いとなる。男子のエース水谷隼は現在世界ランキング6位。女子で日本人選手トップの石川佳純は世界ランキング4位をキープしている。...
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ワールドツアージャパンオープン「荻村杯国際卓球選手権大会」が15日から東京体育館で始まった。世界トップランカーの強豪が一堂に会するリオデジャネイロ五輪の前哨戦。日本代表も全員参戦する重要な大会だ。「荻村杯」は獲得ポイントが高く、リオでの組み合わせに大きく影響するため、各選手にとって非常に重要な戦いとなる。男子のエース水谷隼は現在世界ランキング6位。女子で日本人選手トップの石川佳純は世界ランキング4位をキープしている。メダル獲得のためにも、今大会で好成績を収めて、五輪では準決勝まで最強・中国勢と当らない位置のシード権を確保したいところだ。
前日の記者会見では福原愛、石川佳純、伊藤美誠がそろって会見を行った。石川は「中国選手を意識して練習してきた、課題などはもちろんあるが目の前の相手に全力で戦って勝っていくことが今の大きな目標」と意気込む。今回がオリンピック初出場の伊藤美誠も「相手の選手も100%の力で対戦してくると思う。思い切っていくことだけを心掛けて戦いたい」と気合十分だ。その一方で、記者会見直後には、先輩二人に声をかけ、その場で一緒に自撮りをするというリラックスムードも。会見場の雰囲気を和ませ、チームワークの良さを発揮してみせた。
ところでこの「荻村杯」。その名を冠する人物こそ、日本卓球史上最強の選手・荻村伊智朗(故人)その人である。50年代から60年代にかけて、世界卓球選手権で金メダル12個、銀メダル5個を獲得し、卓球王国・日本を牽引した。卓球界で「イチロー」といえば、この荻村伊智朗を指す。彼の現役時代の1964東京五輪、まだ卓球は五輪種目ではなかった。2020東京では、この東京体育館が卓球会場となる。日本卓球界の新たな時代は今この場所から始まる。
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リオ五輪のトップを飾る「トビウオジャパン」(6月15日)
「最近調子が上がってきたので、かなり楽しみは増している」出発前の成田空港で、瀬戸大也は自らの仕上がりに笑顔で自信をのぞかせた。
13日、競泳日本代表の瀬戸大也(200m個人メドレー・200mバタフライ)、小関也朱篤(200m平泳ぎ)、金藤理絵(200m平泳ぎ)らが、アメリカでの高地合宿へ出発した。瀬戸らは合宿後も帰国せずこのままブラジル入りし、オリンピック本番に備えることとなる。
22歳になったばかりの瀬戸にとっては今回が初めてのオリンピックだ。...
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「最近調子が上がってきたので、かなり楽しみは増している」出発前の成田空港で、瀬戸大也は自らの仕上がりに笑顔で自信をのぞかせた。
13日、競泳日本代表の瀬戸大也(200m個人メドレー・200mバタフライ)、小関也朱篤(200m平泳ぎ)、金藤理絵(200m平泳ぎ)らが、アメリカでの高地合宿へ出発した。瀬戸らは合宿後も帰国せずこのままブラジル入りし、オリンピック本番に備えることとなる。
22歳になったばかりの瀬戸にとっては今回が初めてのオリンピックだ。瀬戸といえば忘れてならないのが同い年のライバル萩野公介。瀬戸より一足早くロンドンで五輪代表入り。400m個人メドレーでは見事銅メダルを獲得した。子供のころからの付き合いで、プライベートでは仲が良い二人だが、マイペースの荻野に対し、瀬戸は強いライバル意識を滲ませている。「公介もヨーロッパに行って試合をしている。公介を意識して練習したい」と決意を新たにしていた。
「ここからが本番だと思うので、死に物狂いで頑張らなくてはと思う気持ちが大きい」そう語る金藤理絵(28)は北京以来2大会ぶりの五輪だ。前回ロンドンでは代表入りを逃し、一時は引退も考えたという。だが、所属する下町の小さなスポーツ用品メーカーの仲間たちの温かい支援に支えられ、日本選手権では今シーズン世界最高記録で優勝を果たした。会社の壮行会では感謝の涙を流し、金メダルの獲得を誓った。
メダル量産の期待がかかる競泳陣。今回は過去最多34名の選手団を送り込む。リオでは開会式翌日から、日本選手団の先陣を切って戦うことになる。最年長32歳・松田丈志や金藤らのベテラン勢から、15歳の池江璃花子ら新鋭まで揃ったトビウオたち。一丸となり「水泳王国ニッポン」の泳ぎを世界に見せつけてほしい。
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J1優勝争い大詰め…全てのサポーターの願い(6月14日)
Jリーグ1stステージもいよいよ残り2節。11日に行われた第15節、川崎フロンターレは2日前34歳の誕生日を迎えたばかりの大久保嘉人がPKを決め、2-0と横浜に完勝。ここ7試合負け無しで首位をがっちりキープした。
追う2位・鹿島アントラーズと3位・浦和レッズは直接対決。ともに負けられない一戦は前半から激しい展開となったが、金崎夢生のゴールなどでアントラーズが勝利。勝ち点差「1」のままフロンターレに追いすがっている。...
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Jリーグ1stステージもいよいよ残り2節。11日に行われた第15節、川崎フロンターレは2日前34歳の誕生日を迎えたばかりの大久保嘉人がPKを決め、2-0と横浜に完勝。ここ7試合負け無しで首位をがっちりキープした。
追う2位・鹿島アントラーズと3位・浦和レッズは直接対決。ともに負けられない一戦は前半から激しい展開となったが、金崎夢生のゴールなどでアントラーズが勝利。勝ち点差「1」のままフロンターレに追いすがっている。優勝争いは最終節まで目が離せない熱い展開だ。
ところがこの試合の翌日、残念なニュースが飛び込んできた。ツイッター上で鹿島のMFカイオへの人種に絡む差別的な書き込みがされたことが発覚したのだ。カイオはブラジル出身の23歳。2011年に来日し、千葉国際高等学校に留学。卒業後はアントラーズに入団。外国籍選手として初めてJリーグベストヤングプレーヤー賞(新人賞)を受賞した選手だ。現在は日本への帰化申請も行っている。今回の件について、カイオは自身のツイッターで「この人が自分の人生にもっと愛情を持って欲しい。僕は黒人であることは誇りだから」と日本語で訴えた。
書き込みが浦和サポーターを名乗る人物だったことを受け、レッズは謝罪するとともに、法的措置の検討も明らかにした。昨年のガンバ・パトリックへの差別投稿でも、厳正な処置を行ったばかり。今回の投稿者が本当にレッズサポーターなのかは明らかでないが、迅速かつ毅然とした対応だった。レッズはACL参戦の影響でこの鹿島戦から5連戦というハードスケジュール。水を差された形にはなったが、フロンターレ、アントラーズ共々最後まで、胸を打つ感動的なサッカーを見せて欲しい。それこそが「J」に関わる全ての人たちの誇りとなるだろうから。
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