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野球世界一奪還へ向けて・侍ジャパン再び集結(10月19日)
来年3月に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その前哨戦となる来月の強化試合(メキシコ戦、オランダ戦)の代表メンバーが発表された。今回のメンバーはメジャーからは選出されず、NPBの選手のみの構成となった。
初選出となったのは、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めたカープの鈴木誠也。シーズンでは3試合連続で決勝本塁打を放ち「神(かみ)ってる」が代名詞に。2年前のU-21ワールドカップでは首位打者とベストナインを獲得するなど国際試合での実績も十分だ。...
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来年3月に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。その前哨戦となる来月の強化試合(メキシコ戦、オランダ戦)の代表メンバーが発表された。今回のメンバーはメジャーからは選出されず、NPBの選手のみの構成となった。
初選出となったのは、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めたカープの鈴木誠也。シーズンでは3試合連続で決勝本塁打を放ち「神(かみ)ってる」が代名詞に。2年前のU-21ワールドカップでは首位打者とベストナインを獲得するなど国際試合での実績も十分だ。昨年は選出のなかったマリーンズからは石川歩がメンバー入り。パの防御率ナンバー1投手は「与えられた役割をしっかりと全うしたいと思っています」と意気込みを語る。クリーンナップは今季タイトルを獲得した筒香嘉智、中田翔のW主砲。更に破壊力が増大。厚みのある打線が誕生した。
2013年10月にスタートした小久保裕紀監督体制も丸3年を終える。昨秋のWBSCプレミア12では、準決勝で韓国に大逆転負け。第1回大会での優勝を飾ることができなかった。7回無失点11奪三振と完璧なピッチングをしていた大谷翔平を8回に降板させたが、9回に一挙4点を奪われての敗戦。慣れない中継ぎに回を跨がせた継投策には当時大きな批判が巻き起こった。今回、大谷翔平は二刀流を封印し、打者としての起用に限定するという。ユーティリティープレイヤー揃いの侍達。指揮官は今回も選手起用に頭を悩ませる事になるだろう。
WBC1次ラウンドまで半年を切った。第1回、2回大会を連覇した侍ジャパンは、前回大会は準決勝で敗退し「野球世界一」の称号を逃した。全選手が集まって実戦を戦う機会はこの強化試合の4試合のみ。世界一奪還への戦いが始まる。
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二大スターの凱旋!!一方、国内賞金王は?…(10月18日)
今年で第81回を数える日本オープンゴルフ選手権競技。日本のゴルフ界において日本オープンとは、全米オープンや全英オープンに相当する国内最高権威の「ナショナル・オープン」。日本ゴルフ協会(JGA)主催による、いわゆる日本選手権大会である。
16日まで4日間行われた今大会。5年ぶりとなる松山英樹と石川遼のW出場がリリースされると、前売り券は完売。狭山GCには合計45,000人を上回るギャラリーが詰めかけた。...
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今年で第81回を数える日本オープンゴルフ選手権競技。日本のゴルフ界において日本オープンとは、全米オープンや全英オープンに相当する国内最高権威の「ナショナル・オープン」。日本ゴルフ協会(JGA)主催による、いわゆる日本選手権大会である。
16日まで4日間行われた今大会。5年ぶりとなる松山英樹と石川遼のW出場がリリースされると、前売り券は完売。狭山GCには合計45,000人を上回るギャラリーが詰めかけた。これは実に昨年の2倍の人数だった。試合は3日目にトップに立った松山が、最終日も絶好調。6Hで4mのバーディーパットを決めると、16Hでは10mのロングパットを沈め、そのまま-5でフィニッシュ。自身初の国内メジャー制覇を達成した。今回の松山は海外メジャー大会で苦しめられ続けているパッティングが見違えるように冴えわたっていた。優勝インタビューでは「日本でなかなかプレーする事はないですが、その中で結果に結び付けることができて良かった」と語り、最高の凱旋試合となった。
石川遼フィーバーが巻き起こった第74回大会(2009)には過去最高のギャラリーが殺到したが、今回はそれに次ぐ観客数。改めて両者への関心の高さを印象付けた。二大スター選手の参戦はマスコミでの扱いも格段に大きい。観客・競技人口ともに減少傾向にあるゴルフ界にとって、まさしく救世主と呼べる存在だろう。
しかし、二人が海外を主戦場とする中、日本ゴルフ界をけん引し続けてきた男の存在も忘れてはいけない。前回に続き2位の成績を収めた池田勇太。池田はこれで国内獲得賞金のトップに立った。今年は「ゴルフ界の起爆剤になれば」という思いで日本代表としてリオ五輪にも出場した。是非、自身初の賞金王を手にして欲しい。
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田中と中田・シーズン男になるのはどちらだ?(10月17日)
2016年のプロ野球日本シリーズの対戦カードが決定した。15日、セ・リーグではカープがベイスターズを下し、25年ぶり7度目の日本シリーズ進出。翌16日にはファイターズが5戦目まで粘ったホークスを振り切り、パ・リーグのファイナルステージを制した。ともにシーズン1位同士の顔合わせ。カープとファイターズが日本一を争うのはこれが初めてだ。
日本シリーズという短期決戦。しかもCSの導入で、より“勢い”に乗っているチームが、一気に頂点に駆け上がるケースが多い。...
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2016年のプロ野球日本シリーズの対戦カードが決定した。15日、セ・リーグではカープがベイスターズを下し、25年ぶり7度目の日本シリーズ進出。翌16日にはファイターズが5戦目まで粘ったホークスを振り切り、パ・リーグのファイナルステージを制した。ともにシーズン1位同士の顔合わせ。カープとファイターズが日本一を争うのはこれが初めてだ。
日本シリーズという短期決戦。しかもCSの導入で、より“勢い”に乗っているチームが、一気に頂点に駆け上がるケースが多い。ここでは両チームのCSのMVPに注目してみよう。先ずはカープのショート田中広輔。4試合で10安打5四球4打点。打率はなんと8割3分3厘という手の付けられない暴れっぷりだった。日本シリーズ進出を決めた第4戦でも4回の出塁を決め、1番打者の役割をしっかりとこなしてみせた。シーズン打率は.265だった田中。「自分でも怖いくらい出来過ぎ」と謙遜するが、シリーズでは最警戒のキーマンになりそうだ。
対するファイターズでは、パ・リーグ打点王に輝いた中田翔がCSのMVPを獲得。こちらも5試合で2本塁打5打点と大車輪の活躍。初回に4点を奪われた第5戦では、直後に反撃の口火となるレフトスタンドへの一発を叩き込む。この試合、全打席で出塁し逆転劇につなげた。お立ち台では自らの打撃に対し「本当に流石ですね」と自画自賛する茶目っ気も見せた。
実は両者とも平成元年生まれの27歳。東海大相模から東海大、社会人のJR東日本を経て、ドラフト3巡目でプロ入りした田中。大阪桐蔭ではスカウトからの注目を独占、4球団の1位指名でファイターズに入団した「平成の怪物」中田。今年の日本シリーズ。この対照的な2人のどちらに野球の女神は微笑むのだろうか?
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引退と新監督誕生・女子バレー新時代の幕開け(10月15日)
リオ五輪終了後、女子バレーボール界では大きなニュースが続いている。全日本女子史上初の五輪4大会連続出場を果たしたキャプテン・木村沙織が10日、自身のブログで2016/17シーズン限りでの引退を表明。今月29日に開幕するVリーグ。「ここを自分のバレーボール人生最後の場所にしたいと思っています。」との決意を表明した。春高バレーで全国制覇した“サオリン”も今年で30歳。同年から全日本に招集されて以来十数年。...
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リオ五輪終了後、女子バレーボール界では大きなニュースが続いている。全日本女子史上初の五輪4大会連続出場を果たしたキャプテン・木村沙織が10日、自身のブログで2016/17シーズン限りでの引退を表明。今月29日に開幕するVリーグ。「ここを自分のバレーボール人生最後の場所にしたいと思っています。」との決意を表明した。春高バレーで全国制覇した“サオリン”も今年で30歳。同年から全日本に招集されて以来十数年。実力・人気ともに第一線で牽引し続けた、まさに女子バレー界の顔であった。所属する東レアローズではリーグ三連覇の黄金時代を築き、ロンドン五輪で日本に28年ぶりの銅メダルをもたらした。これらの快挙は彼女なくしては成しえなかっただろう。
一方、リオで準々決勝敗退に終わった全日本女子“火の鳥NIPPON”の代表監督選びにも動きがあった。現在の眞鍋政義監督の後任として白羽の矢が立ったのは、元全日本セッターでVプレミアリーグ・久光製薬スプリングスの中田久美監督だ。2012年、Vプレミアリーグ初の女性監督に就任。卓越した選手育成能力と、巧みな采配で3回リーグ女王に君臨。皇后杯、国体などタイトルを総なめにしてきている。
在任中に中田監督が目標に掲げていたのは世界に通用するチーム作り。国内では敵なしの久光製薬を、海外の強豪にも勝てるチームにすべく、世界クラブ女子選手権を重要視していた。残念ながら、そこで表彰台に上ることは実現されなかったが、その夢は全日本に持ち越されることとなった。かつて生放送中にもかかわらず、浮かれる代表選手を一喝したことでも知られる厳しさを持つ一方、リーグ優勝時には選手たちと抱擁して号泣する情に厚い闘将。木村無き後、如何なる新チームを作り上げるのか期待したい。
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最強ライバルに敵地で執念のドロー・評価は…(10月14日)
W杯アジア最終予選の大一番オーストラリア戦。日本は1-1のドローで最強の敵を相手にアウェーで勝ち点1を得た。最終予選を4試合消化した時点で日本は勝ち点「7」として全体の3位に浮上した。果たしてこれをどう評価したらよいのだろう?「選手は素晴らしい試合をした。(だが)勝ち点2を失ったという気持ちだ」ハリルホジッチ監督は前半でリードを奪いながら、勝利を奪えなかったことへの不満を口にした。
試合は原口元気が最終予選3戦連続ゴールを決めて先制。...
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W杯アジア最終予選の大一番オーストラリア戦。日本は1-1のドローで最強の敵を相手にアウェーで勝ち点1を得た。最終予選を4試合消化した時点で日本は勝ち点「7」として全体の3位に浮上した。果たしてこれをどう評価したらよいのだろう?「選手は素晴らしい試合をした。(だが)勝ち点2を失ったという気持ちだ」ハリルホジッチ監督は前半でリードを奪いながら、勝利を奪えなかったことへの不満を口にした。
試合は原口元気が最終予選3戦連続ゴールを決めて先制。だが、後半6分。その原口がペナルティーエリアで相手選手を倒しPK弾を献上してしまう。ハリル監督が敷いた今回の布陣は5バック。守備でも積極的なプレーをしなければと心掛けた意識が裏目に出てしまったのだろうか。攻撃陣で一番の働きを見せているだけに、勿体ないプレーだった。後半アディショナルタイムで交代した原口は、試合終了のホイッスルに大きくうなだれた。ハリル監督はそんな彼の両肩に手をやり、励ましの言葉をかけていた。
一方、前回イラク戦で途中交代となった本田圭佑は1トップで先発。これは4年ぶりのことだ。原口の先制弾へのアシストや、シュートもキーパーのセーブにあったが、しっかり枠を捉えていた。本田を軸に攻撃を組み立てられたことはこの試合の大きな収穫だろう。但し、指揮官は「本田がもっとトップパフォーマンスにあれば、違う結果が生まれたのではないか」と些か手厳しい評価。慣れない1トップでの起用にもかかわらず、更に高いレベルを要求するのは、それだけ期待の大きいことの裏返しだろうか。
今回の豪州戦も引き分けに持ち込んだものの、交代のカードを切るのが最終盤で、勝ちへの執念が強く感じられなかったという声もある。指揮官にも一段の辣腕発揮を期待したいところだ。
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