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大谷翔平・メジャー移籍へのカウントダウン?(12月22日)
今年最も活躍したプロスポーツ選手に贈られる日本プロスポーツ大賞。20日、都内で受賞式典が開催され、38の個人や団体が表彰を受けた。内閣総理大臣杯が贈呈される“大賞“には、やはりこの男。今年のプロ野球の顔、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が選出された。受賞後、大谷は「プロスポーツの中にもたくさん競技があって、素晴らしい選手がいる中で選ばれたのがすごく嬉しい」と喜びを語った。
この日は来年3月開幕の第4回ワールドベースボールクラシックのメンバーも発表され、大谷も初の選出。...
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今年最も活躍したプロスポーツ選手に贈られる日本プロスポーツ大賞。20日、都内で受賞式典が開催され、38の個人や団体が表彰を受けた。内閣総理大臣杯が贈呈される“大賞“には、やはりこの男。今年のプロ野球の顔、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が選出された。受賞後、大谷は「プロスポーツの中にもたくさん競技があって、素晴らしい選手がいる中で選ばれたのがすごく嬉しい」と喜びを語った。
この日は来年3月開幕の第4回ワールドベースボールクラシックのメンバーも発表され、大谷も初の選出。今季更なる進化を遂げたリアル二刀流が、どのような起用をされるのか?小久保監督の口からはまだ明らかにされていないが、本人は「どのポジションで使って頂けるのか、自分で決める訳ではないので与えられたところで精一杯頑張りたい」と強い意欲を示している。
今シーズンのプロ野球MVPに投手と指名打者でのベストナイン受賞。さらに20日には「2016報知プロスポーツ大賞」にも輝いた大谷。日本ハム球団が来オフのメジャー行きを容認したため、一年後には早くもポスティング移籍の可能性がある。プロ4年目にして日本球界を代表する存在となったこのスターは、日本国内であと一年しか見ることが出来ないかもしれない。
一方で気になる話題も。一時は2億ドル以上とも噂された巨額移籍金が、先月MLBが合意した海外選手獲得規定により、大幅に抑えられることになったのだ。しかも、当初はマイナー契約しか結べないという。それでも、大谷は夢だったメジャーのマウンドに立つことに躊躇いはないだろう。仮にヤンキースなどに入団した場合はWBC出場に制限がかかることも考えられる。最初で最後となるかもしれない大谷のWBC。その勇姿をしかと目に焼き付けておきたい。
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2020年へ向けて・ケンブリッジ飛鳥の挑戦(12月21日)
今年で10回目を数える日本陸上競技連盟の年間表彰セレモニー「アスレティック・アワード2016」が都内で開催された。優秀選手賞はリオデジャネイロ五輪で銅メダルに輝いた50km競歩の荒井広宙ら3名が受賞。リオパラリンピックで2つのメダル(走り幅跳び・銀、男子4×100mリレー・銅)獲得の山本篤と、今年4月に引退を表明した女子マラソンの野口みずきの両名は特別賞の表彰を受けた。
そして、この一年で最も活躍した陸上選手に贈られる“アスリートオブザイヤー”には、日本の五輪トラック競技史上初の銀メダルを獲得した男子400mリレーメンバー(山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)が選出された。...
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今年で10回目を数える日本陸上競技連盟の年間表彰セレモニー「アスレティック・アワード2016」が都内で開催された。優秀選手賞はリオデジャネイロ五輪で銅メダルに輝いた50km競歩の荒井広宙ら3名が受賞。リオパラリンピックで2つのメダル(走り幅跳び・銀、男子4×100mリレー・銅)獲得の山本篤と、今年4月に引退を表明した女子マラソンの野口みずきの両名は特別賞の表彰を受けた。
そして、この一年で最も活躍した陸上選手に贈られる“アスリートオブザイヤー”には、日本の五輪トラック競技史上初の銀メダルを獲得した男子400mリレーメンバー(山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)が選出された。記念の楯のプレゼンテーターを務めたのは8年前にアスリートオブザイヤーを受賞している北京五輪・銅メダルのメンバーたち(塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治)。史上初のメダルをもたらした偉大な先輩からの祝福を受けた4名は、マイクをバトン代わりにリレーしてインタビューに応じた。アンカーを務めたケンブリッジ飛鳥は「4年後、金メダルを目指して4人で刺激し合いながら、9秒台を目指して頑張っていきたいと思います」と、2020東京への抱負を力強く宣言。北京からリオへと受け継がれた栄光のバトンは、これからもしっかり未来へと受け継がれていくことだろう。
リレーの4名のうちケンブリッジは今年の新人賞とのW受賞。先週彼は今月14日付での所属会社からの退社とプロ転向を表明している。リオ五輪出場選手としては、体操の内村航平に続いての決断だ。18日には競泳の萩野公介も、東洋大学卒業後、来春からのプロ転向を表明した。更に厳しい環境に身を投じるメダリストたちの新たな挑戦が始まろうとしている。
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幻のJクラブ史上最大ジャイアントキリング…(12月20日)
クラブ最強チームはW杯優勝国よりも強いと囁かれる。アジア勢として初めてクラブワールドカップ決勝に進出した鹿島アントラーズ。待ち構える相手は今季未だ無敗のレアルマドリード。戦いは世界最強クラブを決めるにふさわしい激闘となった。試合開始後9分に先制点を奪われ、その後もレアルの猛攻に晒されたアントラーズは、前半終了間際に柴崎岳のゴールで同点に追いつく。後半7分には再び柴崎の2人抜きのスーパーゴールで勝ち越しに成功。...
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クラブ最強チームはW杯優勝国よりも強いと囁かれる。アジア勢として初めてクラブワールドカップ決勝に進出した鹿島アントラーズ。待ち構える相手は今季未だ無敗のレアルマドリード。戦いは世界最強クラブを決めるにふさわしい激闘となった。試合開始後9分に先制点を奪われ、その後もレアルの猛攻に晒されたアントラーズは、前半終了間際に柴崎岳のゴールで同点に追いつく。後半7分には再び柴崎の2人抜きのスーパーゴールで勝ち越しに成功。世界一の座が大きく近づいた。しかし、その8分後にPKで同点に追い付かれると、延長戦でクリスティアーノ・ロナウドに2発のシュートを決められ、2-4でタイムアップ。最強スター軍団・レアルが2年ぶり5度目のクラブ世界王者に輝いた。
クラブW杯決勝で史上初のハットトリックを決めたCロナウド。「本当にとても苦しんだ試合でした。鹿島がこんなに良い試合をするとは思っていませんでした」クラブW杯に欧州CL、欧州選手権、そしてFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)を獲得した史上初の名プレイヤーをして、そう言わしめた鹿島イレブンの戦いぶりは大いに称賛されよう。だが、それだけに最大級のジャイアントキリング(大番狂わせ)を逃した悔しさが残る。「歴史にはレアルの名前が残るだけ。自分たちの名を刻みたかった」ブロンズボールを受賞した柴崎はそう唇を噛んだ。
開催国枠での出場とはいえ、世界30万1000クラブのファイナリストに勝ち残った意義はとてつもなく大きい。決勝戦の中継は26・8%もの高視聴率(関東地区)を記録した。あたかも裏番組で最終回を迎えた大河ドラマ「真田丸」の真田信繁の如く、強大な敵をあと一歩まで追い詰めたアントラーズ。Jの誇りを見せた“日本一の強者たち”に惜しみない賛辞を送りたい。
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競技分析の最前線・スポーツアナリスティクス(12月19日)
現代スポーツ競技における、様々な分析、解析を行うアナリスト。その分野はアスリートの食事やメンタル管理にまで及ぶ。今回のリオデジャネイロ五輪で、日本選手団が史上最多のメダル獲得を果たした陰には、こうしたスポーツアナリストの存在が大きかったと言われている。
17日、東京の日本科学未来館で、アナリティクス技術の発展についての会議「スポーツアナリティクスジャパン2016」が開催された。会議にはリオ五輪で全階級でのメダル獲得を成し遂げた男子柔道日本代表の井上康生監督らが登壇。...
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現代スポーツ競技における、様々な分析、解析を行うアナリスト。その分野はアスリートの食事やメンタル管理にまで及ぶ。今回のリオデジャネイロ五輪で、日本選手団が史上最多のメダル獲得を果たした陰には、こうしたスポーツアナリストの存在が大きかったと言われている。
17日、東京の日本科学未来館で、アナリティクス技術の発展についての会議「スポーツアナリティクスジャパン2016」が開催された。会議にはリオ五輪で全階級でのメダル獲得を成し遂げた男子柔道日本代表の井上康生監督らが登壇。2020年の東京五輪を見据え、日本が目指すべき柔道の姿や、スポーツの可能性などについて語った。日本が初めて金メダルを獲得した90kg級では、競技中にベイカー茉秋の準決勝の相手に決まった中国選手の動画を急きょ編集。これを試合直前にベイカーに見せて、視覚的にイメージさせ、相手の得意技を封じることに成功した。ベイカー自身も「井上監督になって練習の仕方がガラッと変わった」と語っているよう、男子柔道では個別の選手に合わせた指導や強化が徹底的に行われた。女子バレーの真鍋元監督もタブレットを使い、試合中リアルタイムで相手チームの情報分析をしていたが、これらは正にスポーツアナリティクスの実践だ。
いま世界の柔道界は大きな変化を迎えている。今月9日には、国際柔道連盟が新たなルール案を発表した。「指導」の差による決着を無くし、「一本」により勝敗を明快にするための改正である。この新ルールは東京五輪での採用を目指している。リオ五輪の100kg超級決勝で金メダルを獲得したリネールが日本の原沢に対してとったような、逃げ切り策は通じなくなる。新ルールに対応した効率的なトレーニング、戦術の研究が非常に重要になってくることだろう。
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あの一瞬の輝き・日本中に感動を呼んだ名場面(12月17日)
2016年の出来事を写真で振り返る「報道写真展」が、14日から東京の日本橋三越本店で開催されている(主催:東京写真記者協会・後援:日本新聞協会)。会場に展示された国内外300点もの報道写真。スポーツ界からも様々な話題が全国のお茶の間を賑わせた。その瞬間、光景を収めたフォトとともに振り返ってみたい。
今回の写真展ではカヌー競技の羽根田卓也と車いすラグビーの池崎大輔という、共に日本初のメダルを獲得した2人がテープカットを行った。...
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2016年の出来事を写真で振り返る「報道写真展」が、14日から東京の日本橋三越本店で開催されている(主催:東京写真記者協会・後援:日本新聞協会)。会場に展示された国内外300点もの報道写真。スポーツ界からも様々な話題が全国のお茶の間を賑わせた。その瞬間、光景を収めたフォトとともに振り返ってみたい。
今回の写真展ではカヌー競技の羽根田卓也と車いすラグビーの池崎大輔という、共に日本初のメダルを獲得した2人がテープカットを行った。オリンピックイヤーだった今年、地球の裏側から大きな興奮を届けてくれたのが、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックのアスリートたちだった。女子初の五輪4連覇・レスリング伊調馨の鬼気迫る表情。団体金メダルを獲得した体操男子団体メンバーの眩しい笑顔。どれも人々の脳裏に鮮明に残っているものばかりだろう。
写真展では特に優れた作品を表彰。スポーツ部門(国内)で受賞したのが、大相撲の“琴バウアー”。初場所で日本出身力士として10年ぶりの優勝を飾った琴奨菊。仕切りの際に、大きく胸を反らすルーティンの後ろ姿に、豪快に撒かれた塩が重なる構図が実に美しい。スポーツ部門(海外)はバーベルに抱擁する重量挙げの三宅宏実。感激と感謝を表すこの行動に、日本中が感動した。そして、総合グランプリもスポーツの名場面から。陸上の男子400mリレー決勝でケンブリッジ飛鳥が、世界最速・ウサインボルトと並んだ瞬間だ。アジア初の銀メダルという、歴史が塗り替わる直前の一枚が選ばれた。
政治関係では国内外で一大変革が起きた激動の一年。熊本大地震や凶悪事件の発生など痛ましいニュースもあった。そんななか、スポーツが社会に勇気と感動を与えてくれた。全てのアスリートに感謝と敬意を払いたいと思う。
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