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42年ぶり屈辱…ジャイアンツ悪夢の11連敗(6月7日)
「何が良かった悪かったと言っても結果がこうなので仕方ない。なかなかうまくいかないが頑張るしかない(高橋由伸監督)」交流戦もたけなわのプロ野球で異変が起きている。6日、読売ジャイアンツが3カード目の対戦相手・西武ライオンズに逆転負け。1975年以来となる球団ワースト記録の11連敗を喫した。
この日はエース菅野を立てて必勝を期した高橋監督。FA移籍後初のスタメン出場となる陽岱鋼が3回に2点タイムリーを放ち、ジャイアンツが先制した。...
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「何が良かった悪かったと言っても結果がこうなので仕方ない。なかなかうまくいかないが頑張るしかない(高橋由伸監督)」交流戦もたけなわのプロ野球で異変が起きている。6日、読売ジャイアンツが3カード目の対戦相手・西武ライオンズに逆転負け。1975年以来となる球団ワースト記録の11連敗を喫した。
この日はエース菅野を立てて必勝を期した高橋監督。FA移籍後初のスタメン出場となる陽岱鋼が3回に2点タイムリーを放ち、ジャイアンツが先制した。その後一点差に詰め寄られると、すかさず小林誠司のライト前ヒットで再び突き放し、試合はジャイアンツペースかと思われたのだが…その裏、菅野が西武打線につかまってしまう。同点に追いつかれると再び7回に満塁のピンチを招き、この日3安打と爆発しているメヒアへ押し出し四球で勝ち越しを許した。続く外崎に犠飛で追加点を奪われると、もう反撃の力は残されていなかった。この日は最下位のスワローズ以外セリーグのチームが勝利したため、ジャイアンツは5位に転落。首位・カープとのゲーム差は10.5にまで広がった。
日本プロ野球67年の歴史の中で、ジャイアンツがBクラスになったのは僅か7度のみ。直近では2006年に4位になったのが最後だ。11連敗はあの長嶋監督1年目の球団史上唯一の最下位を経験したシーズン以来の屈辱となる。
何故か大型連敗に苦しむ球団が続出している今シーズン(F・10連敗、B・9連敗、M8連敗)。しかし、連敗ストップ後に反転攻勢をかけたチームもある。果たしてジャイアンツはチームの立て直しを図ることはできるのか?まずは目の前の1勝が何よりの特効薬となるだろう。
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記録も超高校級・清宮幸太郎、通算100HR(6月6日)
「子どもたちが外野からたくさん声を出してくれていて。それもすごく聞こえていたので力になりました」超高校級スラッガーは自らのバッティングをそう振り返り、はにかむ様に笑った。
注目を集める早稲田実業の清宮幸太郎。高校通算本塁打数をすでに「99本」まで伸ばしていたが、4日に愛知県での招待試合で、県内の強豪校・至学館と享栄とのダブルヘッダーに出場した。大台突破に向けて観客の期待は否が応にも高まる。...
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「子どもたちが外野からたくさん声を出してくれていて。それもすごく聞こえていたので力になりました」超高校級スラッガーは自らのバッティングをそう振り返り、はにかむ様に笑った。
注目を集める早稲田実業の清宮幸太郎。高校通算本塁打数をすでに「99本」まで伸ばしていたが、4日に愛知県での招待試合で、県内の強豪校・至学館と享栄とのダブルヘッダーに出場した。大台突破に向けて観客の期待は否が応にも高まる。この日も3番ファーストで打席に入った清宮。第一試合の至学館戦ではノーヒットに終わった。日頃から記録は意識していないと語っているが、重圧が無かろう筈もないだろう。しかし、第2試合の享栄戦。9回の最終打席でやはりドラマが待っていた。試合自体は5点ビハインドで走者なし。ここまで無得点に抑えられているなか、“一発”を狙っていく条件は揃っていた。スタンドからは少年野球の子供たちから「あと一本」コールも発生。詰めかけた観客が息をのむなか、初球を振り抜いた打球は大きな軌道を描き、外野右翼席場外へ消えていった。
過去100本以上の本塁打を記録したのは神港学園の山本大貴ただ一人だった(107本)。高校野球の通算HR数は練習試合も含まれ、試合数も球場の広さもまちまちのため、参考程度にしかならないという意見もある。一方、記録上位には現在プロで活躍する強打者も多い(中田翔87本。中村剛也83本)。ちなみに歴代1位の山本は卒業後、広島のJR西日本野球部に所属。昨年、都市対抗出場を果たした後に現役を引退した。現在は西条駅で勤務する彼も、清宮に熱いエールを送る一人。果たしてこの夏、108本目のアーチを見ることはできるだろうか。
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吉村真晴、石川佳純・涙でつかんだ世界の頂点(6月5日)
2年に一度の世界選手権、「世界卓球2017」が開催中のドイツから、深夜に嬉しいニュースが飛び込んできた。混合ダブルス決勝で、吉村真晴・石川佳純組が台湾のペアを4-3で破り、この種目で48年ぶりの金メダルを獲得した。
前日の準決勝では中国&ドイツの混成ペアと対戦。吉村・石川組は1-3と絶体絶命の状態から、怒涛の3ゲーム連取で大逆転勝利した。この二人の戦型(プレースタイル)は吉村が右、石川が左のシェークドライブ型。...
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2年に一度の世界選手権、「世界卓球2017」が開催中のドイツから、深夜に嬉しいニュースが飛び込んできた。混合ダブルス決勝で、吉村真晴・石川佳純組が台湾のペアを4-3で破り、この種目で48年ぶりの金メダルを獲得した。
前日の準決勝では中国&ドイツの混成ペアと対戦。吉村・石川組は1-3と絶体絶命の状態から、怒涛の3ゲーム連取で大逆転勝利した。この二人の戦型(プレースタイル)は吉村が右、石川が左のシェークドライブ型。前回中国大会でもペアを組み決勝に進出したが、惜しくも銀メダル。今回は2年ぶりの雪辱戦だった。
試合は第1・2ゲームを連続で落とす苦しい立ち上がり。第3ゲームを奪い取ったものの、続く第4ゲームは先にゲームポイントを奪いながら、台湾・陳建安のスーパーショットで落としてしまう。準決勝と同じく後がなくなった状態。だが、ここから二人の大逆襲が始まる。第5・第6ゲームを接戦でものにすると、第7ゲームは日本ペアの独壇場となった。吉村の連続ノータッチで突き放すと、最後は石川が強烈なスマッシュを叩き込み死闘に決着。その瞬間二人は歓喜の涙と共にしっかりと抱擁し合った。
見事前回大会のリベンジを果たした二人。石川の「パートナーに感謝です」との言葉を受け、吉村は「2年間すごい悔しい思いをしていました」と苦しかった胸中を明かした。実はこの種目はかつてのお家芸。日本は混合ダブルスで第24回大会(1957)から30回大会(1969)まで、7連覇を達成しているのだ。平野美宇、張本智和ら超新星の快挙が続く今大会。ベテランの2人が日本卓球復活を高らかに宣言してくれた。
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則本が日本新記録達成!ジャイアンツは8連敗(6月3日)
今年も交流戦のシーズンが到来したプロ野球。開幕からの2か月間で、スタートダッシュに成功したチーム、波に乗り切れないチーム、低迷にあえぐチームと様々だが、この他リーグ球団との戦いでは、それまでの流れが変わる展開が度々起きてきた。2015年以降試合数は18に削減されたが、今年もこのインターリーグの結果による順位の変動が気になるところだ。
早くも最初の対戦カードが終わったところで、明暗が分かれる結果となっている。...
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今年も交流戦のシーズンが到来したプロ野球。開幕からの2か月間で、スタートダッシュに成功したチーム、波に乗り切れないチーム、低迷にあえぐチームと様々だが、この他リーグ球団との戦いでは、それまでの流れが変わる展開が度々起きてきた。2015年以降試合数は18に削減されたが、今年もこのインターリーグの結果による順位の変動が気になるところだ。
早くも最初の対戦カードが終わったところで、明暗が分かれる結果となっている。ともにホーム球場で3連勝を飾ったのはパ・リーグの2チーム。現在首位を走る東北楽天イーグルスは、今季の好調さそのままに打線が爆発。ジャイアンツから3戦合計で大量22得点をあげた。投手陣も初戦の辛島航こそ打ち込まれたものの、第2戦の塩見貴洋、第3戦の則本昴大が好投し勝利をつかんだ。特に則本は8回を12奪三振2失点の圧巻の投球。見事、日本記録のかかっていた7試合連続の二桁奪三振を達成した。球場を埋めた大観衆にエースは「力が湧き出てきて三振が取れました」と感謝の言葉を送った。イーグルスはこれで今季最長の5連勝。逆にジャイアンツは泥沼の7連敗となってしまった。
3連勝を飾ったもう1チームは5位のオリックスバファローズ。スワローズ相手に3試合とも先制を許しながら逆転勝利。9連敗を喫するなどチーム状態は下降状態だったが、開幕当初の勝負強さが復活したようだ。2日からの2カード目では、そのバファローズが、ジャイアンツと激突。登録選手を一気に4人も入れ替えたジャイアンツだが、初戦は9回2死ランナー無しから3点差を追いつかれる展開に。延長の激闘の末、8連敗となった。立て直しを期待したい。
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ACL8強へ!川崎フロンターレ・浦和レッズの激闘譜(6月2日)
アジアチャンピオンズリーグ・決勝トーナメントの1回戦。Jリーグ3チームのホーム第2戦がすべて終了した。川崎フロンターレは第1戦の勝利に続き、ムアントン・ユナイテッドFCに4-1と大勝。タイ王者を撃破し、8大会ぶりのベスト8進出を決めた。
アウェーの第1戦を1点差で惜敗した昨年のJ王者・鹿島アントラーズは、中国・広州恒大を迎え撃った。終了間際に金崎夢生の勝ち越しゴールが決まり、2-1で勝利したが、2戦合計2-2のタイスコア。...
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アジアチャンピオンズリーグ・決勝トーナメントの1回戦。Jリーグ3チームのホーム第2戦がすべて終了した。川崎フロンターレは第1戦の勝利に続き、ムアントン・ユナイテッドFCに4-1と大勝。タイ王者を撃破し、8大会ぶりのベスト8進出を決めた。
アウェーの第1戦を1点差で惜敗した昨年のJ王者・鹿島アントラーズは、中国・広州恒大を迎え撃った。終了間際に金崎夢生の勝ち越しゴールが決まり、2-1で勝利したが、2戦合計2-2のタイスコア。アウェーゴール数の差で残念ながら1回戦敗退となってしまった。
30日にはJ最後のチーム・浦和レッズが韓国・済州ユナイテッドとの決戦に臨んだ。敵地では0-2で苦杯を喫しており、3チーム中最も厳しい状況だったが、3点を奪う猛攻で激勝。レッズは2008年以来9大会ぶりのACLベスト8進出を決めた。決勝弾を決めた森脇良太は「嬉しかったですね。パーフェクトに近い浦和のサッカーが出来たんじゃないかと」と喜びを語った。フロンターレ・レッズ共に08年・ガンバ大阪以来のアジア王者まであと3勝だ。
一方で、浦和vs済州の試合終了間際に済州の控え選手がピッチに乱入する事態が発生。レッズ・阿部勇樹にひじ打ちを浴びせ退場処分となった。試合終了後にも済州の複数選手が槙野智章を追い回すなどし、両軍入り乱れ騒然とする状況があった。折角の熱戦に水を差される結果となったのは非常に残念だった。大会を主催するアジアサッカー連盟・AFCは、乱闘に至った経緯を確認して、関係者の処分を検討するとのこと。厳正な処分を求めたいところである。
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