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桃田賢斗、2020東京へ向けての孤独な闘い(7月11日)
「復帰後初めての海外戦なので、行かせて頂けることに感謝しながら一戦一戦出る試合は全力で戦っていきたいなと思います」バドミントンの桃田賢斗が約1年3カ月ぶりの国際大会へ挑む。代表復帰に向けたいばらの道を歩み始めた。
桃田は違法カジノの賭博問題で、無期限の競技大会出場停止となっていたが、5月にその処分が解除。埼玉で行われた日本ランキングサーキット大会に出場し、ブランクを感じさせないプレーで優勝を果たした。...
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「復帰後初めての海外戦なので、行かせて頂けることに感謝しながら一戦一戦出る試合は全力で戦っていきたいなと思います」バドミントンの桃田賢斗が約1年3カ月ぶりの国際大会へ挑む。代表復帰に向けたいばらの道を歩み始めた。
桃田は違法カジノの賭博問題で、無期限の競技大会出場停止となっていたが、5月にその処分が解除。埼玉で行われた日本ランキングサーキット大会に出場し、ブランクを感じさせないプレーで優勝を果たした。11月に行われる全日本総合選手権の出場資格を得て、そこで2位以内となればようやく代表復帰が見えてくる。
謹慎期間中はボランティアでジュニアの選手たちへの講習会などに参加していた。所属するNTT東日本では、これまで殆ど関わらなかった社業にも専念していたという。トレードマークだった茶髪を黒く染め直し、練習に励んできた。 復帰後初の団体戦出場となった5日からの全日本実業団選手権にも主力として出場し、全試合に勝利。チームは準々決勝で敗れたものの、復帰後未だ負けなしだ。代表選手ではないため11日から行われる国際大会、カナダオープンには自費での参加となる。日本バドミントン協会は代表復帰には慎重な構えで、桃田は今後も地道に国際大会でポイントを上げていく以外ない。
2020東京五輪まで3年。金メダル候補だったリオでは、自らの過ちで栄光を逃した。共に未来を嘱望された女子の奥原希望は、昨年の暮れに右肩を負傷していたが、先月豪州オープンで復活優勝を果たした。桃田にとっても大いに刺激となった筈だ。かつて世界ランク2位まで上りつめた男の、逆境からの復活劇が始まる。
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高安が稀勢の里が…初日から大波乱の名古屋!(7月10日)
全国各地で気温が上昇し、真夏日を記録したこの週末。今年最高の34.7度を記録した名古屋市では大相撲名古屋場所の初日を迎えた。熱気の“るつぼ”と化した愛知県体育館は、上位陣が次々と黒星を喫する波乱の幕開けとなった。
大関陣の先頭を切って土俵に上ったのは新大関の高安だ。場所前の稽古は好調で、初優勝の可能性も高いとみる解説者も多かったが、新鋭の北勝富士にまさかの敗退。先場所も見られた相手を呼び込んでしまう投げ技に、24歳の若武者は一気について行くと高安を土俵下に押し倒した。...
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全国各地で気温が上昇し、真夏日を記録したこの週末。今年最高の34.7度を記録した名古屋市では大相撲名古屋場所の初日を迎えた。熱気の“るつぼ”と化した愛知県体育館は、上位陣が次々と黒星を喫する波乱の幕開けとなった。
大関陣の先頭を切って土俵に上ったのは新大関の高安だ。場所前の稽古は好調で、初優勝の可能性も高いとみる解説者も多かったが、新鋭の北勝富士にまさかの敗退。先場所も見られた相手を呼び込んでしまう投げ技に、24歳の若武者は一気について行くと高安を土俵下に押し倒した。「新大関としてしっかり役目を果たしたい」と、場所前に抱負を語っていた高安だったが、初めての横綱大関戦に挑んだ北勝富士に、銀星を献上してしまった。
予想外の展開にざわめく館内。その空気は次の取組にも伝染していく。大関・豪栄道は栃ノ心と土俵際でもつれながら、先に俵を割ってしまう。こうなると勢いは一気に平幕勢のほうに傾いていく。三人目の最後の大関・照ノ富士はこれまた急成長の貴景勝にうまく突き上げられ、成す術なく土俵下に突き出されてしまった。
大関陣が初日に全敗してしまったのは1997年夏場所以来20年ぶり。横綱・鶴竜は何とか白星を掴んだものの、今度は注目の休場明けの稀勢の里に、新関脇・御嶽海が攻めかかる。横綱はこれまで負けなしの相手にもろ差しになられると一気に寄り切られてしまった。これで2場所続けての初日黒星だ。さらに、西の正横綱・日馬富士まで嘉風に寄り切られてしまう。いきなり2横綱3大関に土がついた名古屋。猛暑とともに土俵上もタフな15日間となりそうだ。
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名古屋場所直前!稀勢の里と高安の状態は?(7月8日)
大相撲名古屋場所初日までいよいよあと1日と迫った。夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里が6日、出場を明言した。この日地元テレビ局で行われた前夜祭のイベントにも参加し、トークコーナーでは他の横綱・大関らと一緒に場所への意気込みなどを語ったほか、クイズやカラオケなどで会場を盛り上げた。
今回稀勢の里は早くから名古屋入りしていたが、連合稽古では下位力士に苦戦する場面が目に付いたのが気がかりだ。負傷箇所の左腕をうまく使えず、時折顔をしかめる様子からも、まだけがの回復は不十分のように見えた。...
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大相撲名古屋場所初日までいよいよあと1日と迫った。夏場所を途中休場した横綱・稀勢の里が6日、出場を明言した。この日地元テレビ局で行われた前夜祭のイベントにも参加し、トークコーナーでは他の横綱・大関らと一緒に場所への意気込みなどを語ったほか、クイズやカラオケなどで会場を盛り上げた。
今回稀勢の里は早くから名古屋入りしていたが、連合稽古では下位力士に苦戦する場面が目に付いたのが気がかりだ。負傷箇所の左腕をうまく使えず、時折顔をしかめる様子からも、まだけがの回復は不十分のように見えた。稽古不足からか今一つ体の張りも感じられない。ただ、ここにきて急ピッチで仕上げており、6日には弟弟子の新大関・高安と10番取って全勝するなど復調の兆しもある。本人も「体は十分にいい感じで仕上がっている」と自信をのぞかせた。
しかし、7日に発表された対戦取組は復帰を目指す横綱にとって厳しいものになった。初日は新関脇の御嶽海。二日目は実力急上昇中の新鋭・貴景勝が組まれる。共に急成長の若手。ここで星を落とすようなことになると一気に苦しい場所になるだろう。先場所は途中休場してしまっているだけに、“綱の責任の重圧”は大きいが、何とか復活を果たしてもらいたい。
一方、高安は順調な仕上がりを見せている。今場所の目標を「全部勝って優勝」と、初の賜杯獲得に向けて気合は十分だ。新大関はイベントも多く、後援会やタニマチらからの要望も多いため、稽古時間を削られがちになる。平成以降で新大関の場所で優勝を決めたのは栃東と白鵬しかいないが、果たしてどうなるか?注目だ。
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球界初!外国人200S達成の鉄腕・サファテ(7月7日)
ソフトバンクホークスの守護神デニス・サファテが、ホーム・ヤフオクドームでリーグ単独トップとなる25セーブ目をあげた。これが通算200セーブ目となり、外国人選手としては初めてとなる大台到達を果たした。
193cmの長身から投げ下ろす速球が持ち味のサファテ。来日7年目の36歳のベテランだ。カープを皮切りに、ライオンズ、ホークスと3球団を渡り歩いてきた。2015年から2年連続でセーブ王を獲得中の、球界を代表するクローザーである。...
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ソフトバンクホークスの守護神デニス・サファテが、ホーム・ヤフオクドームでリーグ単独トップとなる25セーブ目をあげた。これが通算200セーブ目となり、外国人選手としては初めてとなる大台到達を果たした。
193cmの長身から投げ下ろす速球が持ち味のサファテ。来日7年目の36歳のベテランだ。カープを皮切りに、ライオンズ、ホークスと3球団を渡り歩いてきた。2015年から2年連続でセーブ王を獲得中の、球界を代表するクローザーである。これまで日本球界で200セーブ以上をあげたのはドラゴンズ岩瀬仁紀を筆頭に6名のみ。サファテの36歳2か月での200セーブ達成は史上最高齢記録となった。
この日のサファテは2点リードの9回、先頭バッターに2ベースを打たれながらも後続を断ち、ゲームセット時にはグラブを胸に一礼。ナインと大観衆からの熱い祝福を受けた。インタビューでは「チームメートからは『おじさん』『おじいちゃん』と言われる」と笑いを誘ったが、目標は「250セーブ」と外国人選手としては初の救援投手での名球会入りに意欲を示した。今シーズンは5月に家族の病気見舞いで一時帰国しながらもセーブ数で単独トップを走り、3年連続のタイトル獲得に向け視界良好だ。
過去にも日本球界で実績を残した外国人守護神は多かった。100勝100セーブを達成したドラゴンズの郭源治をはじめ、スワローズの林昌勇や、ベイスターズ&ジャイアンツで活躍したマーク・クルーンなどは記憶にも新しい。まだまだ衰えを見せないサファテも、これからさらに球史に伝説を残していくことだろう。
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第3のオリンピック選手団を小池都知事が激励(7月6日)
「デフリンピック」という言葉をご存じだろうか?Deaflympicsとは聾(ろう)者の意味であるDeafにOlympicsを組み合わせた造語である。2020東京オリンピック開催決定に伴いパラリンピックについて耳にする機会は増えてきたが、障害者スポーツの世界大会はパラリンピックだけでない。聴覚障害者のためのスポーツの祭典・デフリンピックについてはまだまだ社会の認知は十分とは言えないのではないだろうか?
第1回パラリンピックに先立つこと26年前。...
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「デフリンピック」という言葉をご存じだろうか?Deaflympicsとは聾(ろう)者の意味であるDeafにOlympicsを組み合わせた造語である。2020東京オリンピック開催決定に伴いパラリンピックについて耳にする機会は増えてきたが、障害者スポーツの世界大会はパラリンピックだけでない。聴覚障害者のためのスポーツの祭典・デフリンピックについてはまだまだ社会の認知は十分とは言えないのではないだろうか?
第1回パラリンピックに先立つこと26年前。1924年にパリで初めて開催されたデフリンピックは、五輪と同様4年に一回開催されてきた。今年はトルコで第23回大会が7月18日から始まる。5日、東京から出場する選手団が、東京都庁を表敬訪問した。水泳・茨隆太郎と卓球・亀澤理穂の両名は手話で「2020東京オリ・パラの成功に結びつけられるよう努力していきたい」と決意表明。小池都知事も「多くのメダルを取れるよう頑張ってください」と手話を交えエールを送った。今回の大会には109の国と地域から約4500人が参加。日本選手団は108人で、陸上、サッカー、水泳、卓球、テニス、バレーボールなど11競技への出場が決まっている。日本選手団の健闘を祈りたい。
ちなみに知的障害者の人たちのスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス」という世界大会もある。こちらも4年に一度の開催。一昨年アメリカ・LAで14回目の夏季大会が行われ、時のオバマ大統領が開会宣言を行い、人気歌手、アヴリル・ラヴィーンがテーマ曲を熱唱した。“さあ、あなたが飛ぶ時よ”と訴えるこの曲「Fly」のPVは大会映像も交えた感動的な構成だ。機会があればぜひ一度ご覧になっていただきたい。
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