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流が、五郎丸が…ラグビートップリーグの逆襲(8月8日)
今年15シーズン目を迎えるラグビーのトップリーグ。開幕を2週間後に控えた7日、全16チームの監督、キャプテンらが都内で記者会見を行い、意気込みを語った。
2連覇を狙うサントリーサンゴリアス。“小さな巨人“主将の流大(ながれ・ゆたか)は「チャレンジャーであり続けることは変わりない」と決意を述べる。2シーズンぶりの日本復帰となる五郎丸歩が加入したヤマハ発動機ジュビロ。清宮克幸監督も「化学変化が面白い」と期待を示す。...
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今年15シーズン目を迎えるラグビーのトップリーグ。開幕を2週間後に控えた7日、全16チームの監督、キャプテンらが都内で記者会見を行い、意気込みを語った。
2連覇を狙うサントリーサンゴリアス。“小さな巨人“主将の流大(ながれ・ゆたか)は「チャレンジャーであり続けることは変わりない」と決意を述べる。2シーズンぶりの日本復帰となる五郎丸歩が加入したヤマハ発動機ジュビロ。清宮克幸監督も「化学変化が面白い」と期待を示す。悲願の初優勝に向けて準備は万端だ。
今季は過密日程を勘案し、リーグの決勝トーナメントが日本選手権を兼ねる。初めて8チームずつ2つのカンファレンスに分かれ、別カンファレンスとの対戦は先季の成績順に組まれるなど、より拮抗した熱戦が展開されることとなる。
今シーズンの入場曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」などハリウッド映画のトレーラー・ミュージックで知られるTwo Steps From Hellに決定した。重厚なオーケストラサウンドが、闘いのプレリュードを彩る。
ラグビーW杯2015で南アフリカを相手に大逆転劇を飾り、“史上最大の番狂わせ”と呼ばれた奇跡的な活躍を見せた日本ラグビー。その年のトップリーグは過去最高の観客(49万人超)を集めるなど、大きな社会現象となった。しかし、昨シーズンの総観客数は前年比3万人減となっており、ラグビー人気は2年前の熱狂から、ややクールダウンしている感もある。今シーズンは新たな試みや新戦力が、ブームを再燃させてくれることだろう。
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世界陸上・男女マラソン・川内優輝最後の激走(8月7日)
いよいよ開幕した世界陸上2017。ロンドンの地からは連日、アスリートたちのドラマティックなデッドヒートが届けられている。
男女マラソンは同日の連続でのスタート。「最後くらい笑顔で帰国したい」今回が3度目の出場、今大会で日本代表を退く川内優輝に注目が集まった。公務員としての職務を続けながらのフルマラソン参戦を続けた川内。大学時代には箱根駅伝にも出場した実績から、陸上部のある実業団からの誘いもあったという。...
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いよいよ開幕した世界陸上2017。ロンドンの地からは連日、アスリートたちのドラマティックなデッドヒートが届けられている。
男女マラソンは同日の連続でのスタート。「最後くらい笑顔で帰国したい」今回が3度目の出場、今大会で日本代表を退く川内優輝に注目が集まった。公務員としての職務を続けながらのフルマラソン参戦を続けた川内。大学時代には箱根駅伝にも出場した実績から、陸上部のある実業団からの誘いもあったという。だが、川内が高校の時に早逝した父親の分まで家族を養うため埼玉県庁勤務を選択。その後は市民ランナーとして数々の大会で好成績を残し、日本代表としてもいくつものレースを戦ってきた。川内といえば陸上界の常識を超えたフルマラソンの大会出場で調整を図るトレーニング法で知られる。一流選手の証とされる2時間10分を切る“サブテン”は日本陸上界史上最多の記録を誇る。
今回のレースでは給水所で他選手と接触。転倒のアクシデントもあったが、42キロ過ぎにラストスパート。世界陸上では自己最高の9位、入賞まであと僅か3秒の差だった。アフリカ勢の牙城は崩せなかったものの、有終の美を飾ってくれたことに賞賛を送りたい。ありがとう、最強の市民ランナー・川内。10位の中本健太郎は世界大会2度の入賞を誇るベテランらしい走りでレースを展開。30キロ過ぎまで日本人選手のトップをキープした。今季日本人最速を記録していた井上大仁は26位に終わった。
一方女子は“忍者走り”清田真央が日本勢トップの16位に。清田は今回が世界陸上初出場。この経験を2020東京に生かしてほしい。
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甲子園の開幕カード決まる・初戦の見どころは(8月5日)
今年で第99回を数える夏の全国高校野球選手権大会が、いよいよ今月7日に開幕する。4日、大阪で組み合わせ抽選が行われ、1回戦の対戦カードが決定した。初戦から好カードが組まれた今大会の見どころをチェックしてみよう。
注目は優勝候補が集中した第4日目の試合だ。
【第1試合】広陵(広島)-中京大中京(愛知)。甲子園優勝経験を持つ伝統校の一戦。夏の甲子園出場回数は広陵が22回、中京大中京が28回を数える。...
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今年で第99回を数える夏の全国高校野球選手権大会が、いよいよ今月7日に開幕する。4日、大阪で組み合わせ抽選が行われ、1回戦の対戦カードが決定した。初戦から好カードが組まれた今大会の見どころをチェックしてみよう。
注目は優勝候補が集中した第4日目の試合だ。
【第1試合】広陵(広島)-中京大中京(愛知)。甲子園優勝経験を持つ伝統校の一戦。夏の甲子園出場回数は広陵が22回、中京大中京が28回を数える。大会№1捕手の呼び声も高い広陵の中村奨成は俊足・強打に加え、強肩を誇る完成度の高い選手だ。一方の中京大中京は県大会決勝戦でも9点を奪った強打のチーム。主将の伊藤康祐は「中京の持ち味の低くて強い打球を打ちたい」と闘志満々。同じくU-18代表の広陵のエース・平元銀次郎との対決が見ものだ。
【第2試合】横浜(神奈川)-秀岳館(熊本)。初戦でいきなり優勝候補同士の激突が実現。秀岳館のW左腕・川端健斗と田浦文丸を、県大会14本塁打の横浜の強力打線がどう攻略するか?神奈川県大会決勝で大会新記録となる4試合連続本塁打を放った増田珠のバッティングに期待がかかる。秀岳館も打撃は好調。名物監督・秀岳館・鍛治舎監督の采配にも注目したい。
【第4試合】大阪桐蔭(大阪)-米子松蔭(鳥取)。史上初2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭。西谷監督は「春夏連覇の意識はあります。プレッシャーはありません」と意気込みを語った。
そのほかにも、昨年夏の優勝校、作新学院(栃木)が春ベスト8の盛岡大付(岩手)と対戦する。現在北上中の台風5号の影響がやや心配だが、初日から熱戦に目が離せなくなりそうだ。
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遂に再戦決定!村田諒太、完全決着のリングへ(8月4日)
極めて妥当な結果であろう。“疑惑の判定”から2か月余り。完全決着の舞台が再び巡ってきた。WBA世界ミドル級1位・村田諒太とWBA世界ミドル級王者・アッサン・エンダム(フランス)の再戦が、10月22日に決定した。5月20日、有明コロシアムで行われたタイトルマッチではダウンも奪い、終始優勢に見えた挑戦者の村田が1-2のスプリット・デシジョンで敗れた。直後から判定に疑問の声が上がり、WBAのメンドサJr会長が村田に対し、「117-110」での勝利との採点を公表したうえで、謝罪声明を行うという異例の展開となっていた。...
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極めて妥当な結果であろう。“疑惑の判定”から2か月余り。完全決着の舞台が再び巡ってきた。WBA世界ミドル級1位・村田諒太とWBA世界ミドル級王者・アッサン・エンダム(フランス)の再戦が、10月22日に決定した。5月20日、有明コロシアムで行われたタイトルマッチではダウンも奪い、終始優勢に見えた挑戦者の村田が1-2のスプリット・デシジョンで敗れた。直後から判定に疑問の声が上がり、WBAのメンドサJr会長が村田に対し、「117-110」での勝利との採点を公表したうえで、謝罪声明を行うという異例の展開となっていた。
「次の試合ではもっと良い試合を見せて、もっと強い僕を見せて、彼(エンダム)を超えてその先を見据えたい」王者との共同記者会見に臨んだ村田からは力強い宣言も飛び出す。前回の試合直後は肉体はともかく、かなり心理的にダメージを受けていたように見受けられた村田。王座再挑戦についても明言を避けていたが、その姿からもはや迷いは微塵も感じられなかった。エンダムも「日本で最高の試合を見せたい」と熱く応えた。両国国技館での再戦では、今度こそ完全決着のシーンを目撃したい。
その間にも日本ボクシング界ではビッグマッチが目白押し。WBC世界バンタム級王者・山中慎介は、8月15日に同級1位ルイス・ネリとの防衛戦を迎える。現在12回の王座防衛中。プロになってから無敗の“神の左”は、具志堅用高の持つ13回防衛の不滅の大記録へ挑む。
続く9月13日は大阪でWBO世界Lフライ級王者・田中恒成と、IBF世界Sバンタム級王者・小国以載がダブル世界戦の予定。男たちの激闘が益々列島を熱くしてくれそうだ。
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石川祐希&柳田将洋・躍進する新“龍神NIPPON”(8月3日)
9月に4年に一度のワールドグランドチャンピオンズカップ(通称グラチャン)を控えるバレーボール全日本男子“龍神NIPPON”。いま世界を相手に好調さを見せている。中垣内監督のもとでの初陣となったワールドリーグでは、グループBで準優勝と好スタート。同じグループ内のアジア地区のライバル、オーストラリア、中国、韓国を抑えて最上位となった。
8月1日、インドネシアで行われたアジア選手権大会決勝でもカザフスタンに3-1で勝利。...
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9月に4年に一度のワールドグランドチャンピオンズカップ(通称グラチャン)を控えるバレーボール全日本男子“龍神NIPPON”。いま世界を相手に好調さを見せている。中垣内監督のもとでの初陣となったワールドリーグでは、グループBで準優勝と好スタート。同じグループ内のアジア地区のライバル、オーストラリア、中国、韓国を抑えて最上位となった。
8月1日、インドネシアで行われたアジア選手権大会決勝でもカザフスタンに3-1で勝利。2年連続9回目の優勝を決めた。今大会でも存在感を発揮したのは、日本が誇る二枚のウィングスパイカー・石川祐希と柳田将洋だった。7月に国内で行われた直前合宿では「徐々にチームらしくなってきたという実感がある」と確かな手応えを語っていた石川。強打に加えてバックアタックも冴え、パイプ攻撃の核となって勝利に導く活躍。今大会のMVPを獲得した
今年4月ドイツリーグへ移籍した柳田もワールドリーグから好調さをキープしている。攻撃的なサーブが随所で決まり、ゲームの流れを作った。このビッグサーバーはグラチャンでも世界の強豪相手に大きな武器になるだろう。今年からセッターを務める藤井直伸の存在感も光った。藤井はプレミアリーグで東レの今季優勝に貢献した司令塔だ。大学時代には、宮城県石巻市の実家が被災し、一時は競技続行断念を覚悟したことも。「あの時お世話になった方々へ恩返しをしたい」と語る苦労人が、若き龍神を牽引する。
同じく代表デビューを飾ったばかりの身長202cmの大竹壱青ら、新世代の成長からも目が離せない。グラチャン開幕が待ち遠しい。
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