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W杯最終予選豪州戦に向け代表選手らの動向は(8月22日)
ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦まであと10日と迫った。現在グループB首位の日本。残り2試合のうち1勝すれば6大会連続の出場となる有利な状況だが、その相手が2位のサウジアラビア、3位のオーストラリアという正に最終予選最大の難関である。
31日に埼玉スタジアム2002で迎え撃つオーストラリアとの勝ち点差は「3」。前回アウェーでの対戦では試合開始早々の原口元気のゴールで1-1の価値あるドローを得た。...
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ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦まであと10日と迫った。現在グループB首位の日本。残り2試合のうち1勝すれば6大会連続の出場となる有利な状況だが、その相手が2位のサウジアラビア、3位のオーストラリアという正に最終予選最大の難関である。
31日に埼玉スタジアム2002で迎え撃つオーストラリアとの勝ち点差は「3」。前回アウェーでの対戦では試合開始早々の原口元気のゴールで1-1の価値あるドローを得た。オーストラリアは15日に、予備登録メンバー30名を発表し、ケーヒルら日本でお馴染みの名前が連ねている。一方のSAMURAI BLUEでは出場が心配されるメンバーも多い。新天地、メキシコのパチューカに移籍したばかりの本田圭佑は右ふくらはぎ下腿三頭筋を痛めてしまった。パチューカでもデビュー戦はここまでお預けとなっており、今後の動向が注目される。
日本代表も多く在籍するブンデスリーガでは、ケルンの大迫勇也が練習試合で右足首靱帯を負傷。現在、試合を欠場しており、豪州戦に間に合うかどうか厳しい状況だ。肩の脱臼で6月のイラク戦を欠場したドルトムントの香川真司もまだ本格復帰しておらず、回復具合が気がかりなところだ。
その一方で朗報も。右膝負傷で欠場していたフランクフルトの長谷部誠は開幕戦でフルタイム出場。以前と変わらぬ固い守備力を発揮した。ヘントの久保裕也は昨シーズン11ゴールを挙げる活躍を見せたが、今季初ゴールはまだ生まれていない。好調の波に乗って豪州戦に臨みたいところだろう。代表メンバー発表は24日だ。
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DeNA、Bリーグに参入か?川崎をスポーツで熱く(8月18日)
またプロスポーツ界に大きな動きが起きるかもしれない。プロバスケットボール男子Bリーグ一部の川崎ブレイブサンダースが、チームの譲渡について検討していると、サンケイスポーツが一面で報じた。記事によれば、有力な譲渡先として名前が挙がっているのが、プロ野球DeNAベイスターズの経営グループだという。
ブレイブサンダースは1971年創部の名門。運営母体は東芝で、日本リーグ時代は東芝レッドサンダースの名前で優勝を果たしており、Bリーグの前身のトップリーグ、NBLを通じて一度も降格していない強豪だ。...
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またプロスポーツ界に大きな動きが起きるかもしれない。プロバスケットボール男子Bリーグ一部の川崎ブレイブサンダースが、チームの譲渡について検討していると、サンケイスポーツが一面で報じた。記事によれば、有力な譲渡先として名前が挙がっているのが、プロ野球DeNAベイスターズの経営グループだという。
ブレイブサンダースは1971年創部の名門。運営母体は東芝で、日本リーグ時代は東芝レッドサンダースの名前で優勝を果たしており、Bリーグの前身のトップリーグ、NBLを通じて一度も降格していない強豪だ。Bリーグの初年度は中地区の首位で準優勝に輝いている。だが、親会社・東芝の事業悪化に伴いチーム譲渡を検討。DeNAの前社長・池田純氏を中心とするグループチームが名乗りを上げているとのこと。池田氏はDeNA球団社長時代に、約24億円あった赤字を解消して黒字化し、横浜スタジアムの年間観客動員数を大幅に伸ばした実績がある。まだ正式な発表はないが、もし譲渡が実現すればその経営手腕に大きな期待がかかる。
一方川崎市は過去に、本拠地にしていたプロ野球やJリーグのチーム(ロッテオリオンズ、川崎ヴェルディ)に去られた苦い経験を持つ。ブレイブサンダースがホームゲームを行っているのは中原区のとどろきアリ-ナなどだが、川崎市では市立体育館を改修したスポーツ・文化総合センターも10月に開館する予定だ。7月26日には市民のウェブ投票で愛称が「カルッツかわさき」に決定した。座席数は多くはないが交通のアクセスも良く、BリーグやVリーグなどの大会にも利用されることだろう。川崎が再びスポーツで賑わう街になることを望みたい。
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錦織圭にアクシデント・今季残り大会を欠場へ(8月17日)
テニス界から衝撃的なニュースが飛び込んできた。現在世界ランク9位の錦織圭が右手首の故障のため、今シーズンの全試合の欠場を決定した。練習中に痛めた右手首のMRI検査を受けたところ、尺側手根伸筋腱の裂傷が判明。手術は行わず、当面は腫れが引くまで様子を見る方針だという。
今月、米国・シンシナティでの男子ツアー大会を欠場。錦織曰く、サーブ練習で打った瞬間ポンと音がするのが聞こえたというから深刻だ。...
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テニス界から衝撃的なニュースが飛び込んできた。現在世界ランク9位の錦織圭が右手首の故障のため、今シーズンの全試合の欠場を決定した。練習中に痛めた右手首のMRI検査を受けたところ、尺側手根伸筋腱の裂傷が判明。手術は行わず、当面は腫れが引くまで様子を見る方針だという。
今月、米国・シンシナティでの男子ツアー大会を欠場。錦織曰く、サーブ練習で打った瞬間ポンと音がするのが聞こえたというから深刻だ。病院に直行し、複数の医師の診断を受けた結果今回の故障個所が判明した。6月のゲリーウェバー・オープンでも、腰などの痛みで2回戦を途中棄権するなど故障に苦しんできたが、怪我に泣かされたシーズンとなってしまった。
錦織はこのグラスコートの大会とは相性が悪く、3年連続での途中棄権。これまでも芝のコートで試合中に身体を痛めるケースに見舞われている。去年のウインブルドン(芝)ではチリッチとの4回戦で、開始45分で脇腹痛により棄権を強いられた。赤土のクレーコート、セメントのハードコートより球足の速い芝のグラスコートでは、順応しきれずに怪我を負うケースも高い。今年のウインブルドンでは大物選手も含めて途中棄権が相次ぐ結果となったのは記憶に新しい。高速化する近代テニスの潮流のなか、トップアスリートといえども万全のケアをするのは容易ではなくなってきている。
今季の欠場に伴い、錦織の世界ランキングTOP10落ちが濃厚となったが、まずは万全のリハビリで傷ついた体を癒してもらいたい。
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無敗王者が散る…山中慎介、まさかの王座陥落(8月16日)
5年9か月にわたって君臨し続けた無敗の王者が敗れた。WBCバンタム級タイトルマッチ。具志堅用高の持つ日本記録、13回目の防衛に挑んだ王者・山中慎介だが、その夢は挑戦者のルイス・ネリ(同級1位)の前に打ち砕かれた。
1R目から山中の“神の左”に、真っ向から打ち返してくるネリ。4R、ついにその連打が山中の顔面を捉える。バランスを崩した山中はここから防戦一方に。ガードが完全に下ってロープ際に押し込まれると、次々パンチを浴びてしまう。...
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5年9か月にわたって君臨し続けた無敗の王者が敗れた。WBCバンタム級タイトルマッチ。具志堅用高の持つ日本記録、13回目の防衛に挑んだ王者・山中慎介だが、その夢は挑戦者のルイス・ネリ(同級1位)の前に打ち砕かれた。
1R目から山中の“神の左”に、真っ向から打ち返してくるネリ。4R、ついにその連打が山中の顔面を捉える。バランスを崩した山中はここから防戦一方に。ガードが完全に下ってロープ際に押し込まれると、次々パンチを浴びてしまう。残り30秒にセコンドからタオルが投げ込まれ、まさかのTKO負けとなった。会場の観客の誰がこの結末を予想していただろうか。
「タオル、ちょっと早いね。早いですよね」とはリング下で試合を見つめた解説の具志堅氏。呆然した表情の山中の顔は敗者とは思えないほどきれいなままだ。だが、新王者の名前が場内にコールされ、挑戦者の腰にベルトが巻かれるのを見届けると、ゆっくり立ち上がり両手で顔を抑えた。やがて嗚咽が漏れ、山中は人目も憚らずリング上で号泣していた。数々の強敵をリングに沈めてきた左手は、溢れ出る涙を拭った。
何故、山中は敗れたのか?試合前に元世界王者・長谷川穂積が鋭い分析をしている。「ネリはサイド系のパンチを良く打つ。山中はサイド系のパンチはあまり得意じゃない」その指摘通り、ネリのフックは山中の顔面や左右のボディーを打ち抜いて行った。具志堅氏も「山中はワンツーを打つ時に両手が下がる。これだけは気をつけて」と忠告していたが、両者の危惧が現実にとなってしまった格好だ。メモリアルデーになるはずだった京都の夜は、王者の涙雨に濡れた。
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メジャー初制覇ならず…松山英樹、涙の意味(8月15日)
日本人初の栄冠は目の前で手からすり抜けていった。これまで日本男子史上最多の米国ツアー通算5勝目をあげている松山英樹にとって、まさに悲願中の悲願であるメジャー制覇。今季メジャー最終戦・全米プロゴルフ(PGA)選手権の最終日は、無冠の王者の悔し涙に濡れた。
2位スタートの松山英樹は、一時は単独トップに立ったものの後半で失速し、3打差の5位タイに終わった。メジャー優勝をあと1歩で逃した試合後のインタビュー。...
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日本人初の栄冠は目の前で手からすり抜けていった。これまで日本男子史上最多の米国ツアー通算5勝目をあげている松山英樹にとって、まさに悲願中の悲願であるメジャー制覇。今季メジャー最終戦・全米プロゴルフ(PGA)選手権の最終日は、無冠の王者の悔し涙に濡れた。
2位スタートの松山英樹は、一時は単独トップに立ったものの後半で失速し、3打差の5位タイに終わった。メジャー優勝をあと1歩で逃した試合後のインタビュー。「何が足りなかったのか?」厳しい質問に悔し涙が止まらなかった。
今月の男子ゴルフ世界選手権シリーズでは、最終日に、1イーグル7バーディーの猛チャージで逆転優勝を果たした松山。ツアー公式サイトによるPGA選手権の優勝予想候補では20人中トップに挙げられるなど、国内外で松山の初戴冠への期待は大きくなっていた。現在、アメリカ男子ゴルフツアー賞金ランキングでは、今回のPGAを制したジャスティン・トーマスや、ジョーダン・スピース、ブルックス・ケプカらを抑え、堂々の首位を独走。今回こそは、という思いは松山の胸中にもあったのだろう。だが、勝利の女神は今年も振り向いてはくれないまま去っていく。
インタビュー後、うずくまると顔を抑えたまま40秒近く肩を震わせた姿は、これまで見せたことのないものだ。「ここまで来れる選手はいっぱいいる。ここから勝てる選手にならなければならない」涙をぬぐった男の顔には、厳しさが戻ってきていた。大会後、入籍と第1子誕生を発表。来年は家族を背中に戦う。この悔し涙はきっと歓喜の男泣きに変わる。そう予感させた。
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