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バドミントン日本女子初の快挙!奥原希望、世界選手権単V(8月28日)
まさに激闘。勝利の瞬間、奥原は思わず口元を覆って歓喜を噛みしめた。イギリス・グラスゴーで行われたバドミントン世界選手権の女子シングルス決勝戦。日本女子のエース・奥原希望が日本人女子として初めて世界の頂点に立った。
準決勝でこれまで1回しか勝てていない難敵サイナ・ネワールを逆転で下し、日本女子シングルス初の決勝進出を果たした奥原。最後の相手はリオの準決勝で敗れたインドのシンドゥ・プサルラだった。...
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まさに激闘。勝利の瞬間、奥原は思わず口元を覆って歓喜を噛みしめた。イギリス・グラスゴーで行われたバドミントン世界選手権の女子シングルス決勝戦。日本女子のエース・奥原希望が日本人女子として初めて世界の頂点に立った。
準決勝でこれまで1回しか勝てていない難敵サイナ・ネワールを逆転で下し、日本女子シングルス初の決勝進出を果たした奥原。最後の相手はリオの準決勝で敗れたインドのシンドゥ・プサルラだった。大きな体格からパワフルなショットを繰り出す強敵に対し、奥原はラリーの応酬の末に第1セットを先取。続く第2セットは接戦の末に落とし、思わずコートに倒れこむ程の苦しい戦いに。だが、最終セットでも気持ちが切れることはなく、勝利をもぎ取って見せた。
奥原は16歳8か月の史上最年少で全日本選手権を制し、一身に期待を背負った。だがリオ五輪の前には両ひざを手術。見事銅メダルを獲得したものの、今度は右肩を負傷するなど故障に苦しめられてきた。決勝の前「リオ五輪での悔しい気持ちがモチベーションになっていた」と語っていた彼女にとって、その時敗れた相手に雪辱を果たしての優勝は格別な思いだろう。
女子ダブルス決勝でも福島由紀/廣田彩花ペアが、世界ランク2位を撃破し、銀メダルを獲得。惜しくも優勝には手が届かなかったが、第1回大会以来、日本勢40年ぶりの決勝進出を果たした。リオ五輪金の高橋礼華/松友美佐紀は銅メダルを獲得。また、男子ダブルスでは園田啓悟と嘉村健士のペアが銅メダルと躍進。合計4つのメダルに輝いた日本勢。2020東京に向けて、大きな収穫をもたらす大会となった。
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清宮幸太郎、HR新記録達成!中村奨成も合流(8月26日)
「よく飛んでいたんで自分らしい打球だったかなと思います(清宮幸太郎)」高校通算本塁打の新記録は大学生チームからの特大アーチだった。
9月1日から開幕する野球U-18ワールドカップ。代表選手たちは、まだ甲子園球場で熱戦が繰り広げられていた22日に千葉で合宿をスタート。キャプテンに指名されたのが、プロから注目を集めている早稲田実業・清宮幸太郎だ。清宮は西東京大会決勝では東海大菅生に敗れ、涙を流したが、新たな世界の強豪との戦いに照準を合わせ、黙々と練習に励んでいた。...
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「よく飛んでいたんで自分らしい打球だったかなと思います(清宮幸太郎)」高校通算本塁打の新記録は大学生チームからの特大アーチだった。
9月1日から開幕する野球U-18ワールドカップ。代表選手たちは、まだ甲子園球場で熱戦が繰り広げられていた22日に千葉で合宿をスタート。キャプテンに指名されたのが、プロから注目を集めている早稲田実業・清宮幸太郎だ。清宮は西東京大会決勝では東海大菅生に敗れ、涙を流したが、新たな世界の強豪との戦いに照準を合わせ、黙々と練習に励んでいた。
25日に行われたU-18代表初の練習試合の相手は地元の千葉工業大学(千葉県大学野球リーグ二部)。4番・ファーストで先発出場した清宮は、第3打席で特大の場外弾を放ち、高校通算本塁打数を「108本」へと伸ばした。「木製でも変わらず飛距離が出るっていうことが分かったというか、自信にもつながったので。これからもしっかり臆せずに振っていきたい」U-18では木製バットが使用されるため、この試合でも金属から木製へ変更されたが、問題なく適応したのは流石といったところか。また、この試合では五番を務めた履正社の安田尚憲も2ホーマーを記録。U-18日本代表は大学生チームから21安打17得点を奪う猛攻を見せた。
一方、甲子園の戦いを終えたばかりの、優勝校・花咲徳栄からエース右腕の清水達也と、一大会の最多本塁打記録、打点記録を塗り替えた広陵・中村奨成もチームに合流。決勝を戦った二人が今度はバッテリーを組むこととなる。そして清宮、安田に加え、甲子園6HRの中村を加えた強力打線は近年稀にみる破壊力といえるだろう。世界を相手にその力を見せつけて欲しい。
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リオに続く栄冠!土性沙羅、川井梨紗子「金」(8月25日)
日本のお家芸競技が金メダルラッシュに沸いている。パリで行われているレスリング世界選手権。男子グレコローマンスタイル59キロ級・文田健一郎の、日本男子34年ぶりとなる金メダル獲得の快挙に続き、女子の各階級でも昨日から次々と嬉しいニュースが飛び込んできた。
24日、女子48キロ級決勝で須崎優衣がテクニカルフォール勝ちを収め、初優勝。69キロ級ではリオ五輪金メダルの土性沙羅がA・フォッケン(ドイツ)を降して世界選手権では自身初めての栄冠を手にした。...
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日本のお家芸競技が金メダルラッシュに沸いている。パリで行われているレスリング世界選手権。男子グレコローマンスタイル59キロ級・文田健一郎の、日本男子34年ぶりとなる金メダル獲得の快挙に続き、女子の各階級でも昨日から次々と嬉しいニュースが飛び込んできた。
24日、女子48キロ級決勝で須崎優衣がテクニカルフォール勝ちを収め、初優勝。69キロ級ではリオ五輪金メダルの土性沙羅がA・フォッケン(ドイツ)を降して世界選手権では自身初めての栄冠を手にした。「今回こそはという気持ちで臨んだので、すごく嬉しいです(土性)」「本当に世界チャンピオンになりたくて厳しい練習も全力でやってきたので、本当に世界チャンピオンになることができて本当に嬉しいです(須崎)」と共に喜びもひとしおだ。
さらに女子60キロ級で川井梨紗子が、アメリカのA・ラガンを破り金メダルに輝いた。余談だが抽選では手違いで63キロ級に出場した妹の川井友香子が梨紗子と間違われ、シード権を与えられるという珍事も発生した(3回戦敗退)。リオ五輪63キロ級で優勝したのは姉の梨紗子だったために起きた勘違いとみられる。
すでに55キロ級の18歳・奥野春菜も金メダルを獲得。75キロ級決勝では日本代表最年長、30歳の鈴木博恵が3位決定戦を制し4度目の出場で初のメダルを獲得した。女子最重量級で日本のメダル獲得は浜口京子以来の快挙だ。今月15日、吉田沙保里が副学長を務めるレスリングの強豪校・至学館大学では重量級選手の公募を発表している。これを機に世界を目指す新たな人材の発掘が一層進むことを期待したい。
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白鵬、鶴竜が復帰・お台場に四横綱揃い踏み(8月24日)
お台場に大相撲がやってきた。7月30日に岐阜市から始まった夏巡業は東北、北海道を巡って東京に戻ってきた。23~24日は臨海副都心の特設会場で「ODAIBA場所」が行われている。今回はフジテレビが社屋のお台場移転20周年を記念し、勧進元となって実現したものだ。巡業を休場していた白鵬と鶴竜の両横綱もこの巡業から合流。四横綱揃い踏みの豪華な巡業場所となっている。
ODAIBA場所の特徴は、屋外に4500人収容可能な大型テントを張った中で行われる点。...
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お台場に大相撲がやってきた。7月30日に岐阜市から始まった夏巡業は東北、北海道を巡って東京に戻ってきた。23~24日は臨海副都心の特設会場で「ODAIBA場所」が行われている。今回はフジテレビが社屋のお台場移転20周年を記念し、勧進元となって実現したものだ。巡業を休場していた白鵬と鶴竜の両横綱もこの巡業から合流。四横綱揃い踏みの豪華な巡業場所となっている。
ODAIBA場所の特徴は、屋外に4500人収容可能な大型テントを張った中で行われる点。近年は体育館やホールなど大型施設の中で行われることが多い巡業だが、懐かしい昔ながらの巡業スタイルだ。さらに巡業での“ちゃんこ”も復活。早速初日には四横綱の所属部屋のちゃんこブースに長蛇の列ができていた。古き良き昭和の巡業を思わせるなかなか良い試みである。
復帰した二横綱のうち、仙台巡業から膝の痛みで途中休場していた白鵬は結びの一番にも登場。日馬富士に敗れはしたものの元気な姿を披露。秋場所に向けて、仕上がり具合を確認していたようだった。一方、心配なのは鶴竜だろう。
先場所は右足首を負傷して途中休場を余儀なくされた。これで横綱昇進から6場所目の休場。今回は靭帯損傷だけでなく、足の甲を剥離骨折していたことも明らかにした。「動かしたり踏み込む時には腫れる感じがある(鶴竜)」という万全とは言えない状態らしい。師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は7月に「次に土俵に上がっても勝てなければ、潔く決断しなければならない」と、進退にも言及している。稀勢の里ともども秋場所への出場は慎重な判断が求められる。
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広陵・中村奨成、夏の甲子園のHR記録を更新(8月23日)
32年間破られることのなかった記録は、いともあっさりと更新された。夏の全国高校野球・準決勝第1試合で、広陵高校・中村奨成が第一打席でバックスクリーンに大会通算5HR目を放ち、清原和博(PL学園)の持っていた一大会に於ける最多本塁打記録に並んだ。さらに第三打席でもレフトスタンドに同点弾を叩き込み一気に大記録を塗り替えた。
試合は天理(奈良)との点の取り合いのシーソーゲームを制した広陵が決勝進出。...
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32年間破られることのなかった記録は、いともあっさりと更新された。夏の全国高校野球・準決勝第1試合で、広陵高校・中村奨成が第一打席でバックスクリーンに大会通算5HR目を放ち、清原和博(PL学園)の持っていた一大会に於ける最多本塁打記録に並んだ。さらに第三打席でもレフトスタンドに同点弾を叩き込み一気に大記録を塗り替えた。
試合は天理(奈良)との点の取り合いのシーソーゲームを制した広陵が決勝進出。チームの12得点のうち7打点をあげた中村は、一大会での最多打点記録も「17」とし新記録を樹立している。本塁打記録についてはホームインした後に他のナインから言われて初めて気付いたという。普通ならば大記録を意識して硬くなってもおかしくない状況。肝の座り方も超高校級だ。守備でもスクイズの邪飛を好捕し、飛び出した三塁走者も刺すなど、正捕手としてピンチを救った。攻守にわたって勝利に大きく貢献した中村の存在が光ったゲームだった。「今のままで満足したくない。優勝してからみんなと喜びたい(中村)」広島で生まれ育ったスラッガーが広陵の12年ぶりの栄冠に向けてチームを牽引する。
第2試合も白熱した展開に。延長11回の激闘で西東京代表の東海大菅生を破ったのは埼玉の花咲徳栄。未だ夏の甲子園での優勝経験のない埼玉勢初の栄冠を目指す。決勝タイムリーを放った高井悠太郎は「一球一球大事にやっていきたい」と決勝への意気込みを語った。
来年の第100回大会では新調されることが決定している“深紅の大優勝旗”。歴史ある優勝旗を最後に手にするのは果たしてどちらか。
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