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大谷翔平ラスト登板・“エースで4番“の雄姿(10月5日)
25年以上前、「子供の頃からエースで4番」という栄養ドリンクのCMソングが流行したことがあったのをご記憶されているだろうか。そんなフレーズを髣髴とさせるシチュエーションが、パシフィックリーグで史上初めて実現した。札幌ドームに響き渡った「4番・ピッチャー」スターティングメンバー発表。今オフのメジャー移籍で、おそらくこれが国内最後の試合となる、ファイターズ・大谷翔平のラスト登板である。
今シーズンはけがの影響で出遅れ、投打ともに本来の力を発揮することができなかった大谷。...
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25年以上前、「子供の頃からエースで4番」という栄養ドリンクのCMソングが流行したことがあったのをご記憶されているだろうか。そんなフレーズを髣髴とさせるシチュエーションが、パシフィックリーグで史上初めて実現した。札幌ドームに響き渡った「4番・ピッチャー」スターティングメンバー発表。今オフのメジャー移籍で、おそらくこれが国内最後の試合となる、ファイターズ・大谷翔平のラスト登板である。
今シーズンはけがの影響で出遅れ、投打ともに本来の力を発揮することができなかった大谷。ここまで投手としての先発は4試合にとどまり、「二刀流」は封印されたままだった。投打の核を欠いたチームも低迷。5位が確定し、札幌移転以降、最低の成績となってしまった。しかし、本拠地の最終試合で、栗山監督は二刀流を解禁。プロ野球史上66年ぶり、パでは初となる「4番・ピッチャー」での起用に、超満員のファンは球場が割れんばかりに沸き立った。その期待に応え、序盤からエンジン全開。160km超えの剛速球で、バファローズ打線から三振の山を築いていく。そして、4番で迎えた第二打席。対するバファローズ先発は、ここまで12勝のエースの金子千尋。大谷は1死ランナー無しから、金子の打球をセンター前へ運び出塁。すると、今季移籍して初めて規定打席に達した大田泰示のタイムリーで先制のホームを踏んだ。
大谷は9回までに10個の三振を奪う力投で今季初の完投・完封勝利。打っては3打数1安打1得点と最後のマウンドで最高の結果を残した。野球マンガでもあり得ないとさえ言われた二刀流。23歳のサムライは日本球史に残る鮮烈な記憶を残し、ついに海を渡ることとなる。
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稀勢の里、復活への決意・秋巡業もスタート(10月4日)
久々に四横綱揃い踏みでの土俵入りだ。2日、明治神宮で横綱・日馬富士、白鵬、稀勢の里、鶴竜が奉納土俵入りを行った。
土俵入りの後、両国国技館で行われた例祭奉祝の全日本力士選士権大会では稀勢の里が優勝。横綱・大関陣との対戦はなかったものの、久々の関取勢との相撲で完勝。昨年に続き連覇を果たした。今回からまわしの色を紺から紫に変えた稀勢の里。三場所連続休場中で九州場所への出場も今のところ明言を避けている。...
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久々に四横綱揃い踏みでの土俵入りだ。2日、明治神宮で横綱・日馬富士、白鵬、稀勢の里、鶴竜が奉納土俵入りを行った。
土俵入りの後、両国国技館で行われた例祭奉祝の全日本力士選士権大会では稀勢の里が優勝。横綱・大関陣との対戦はなかったものの、久々の関取勢との相撲で完勝。昨年に続き連覇を果たした。今回からまわしの色を紺から紫に変えた稀勢の里。三場所連続休場中で九州場所への出場も今のところ明言を避けている。「良い状態で九州に乗り込んでいければと思う」気持ちを新たに再起をかけることとなる。
白鵬は選手権のトーナメント戦には不出場。日馬富士、鶴竜は初戦で敗退した。こうした大会は場所直後ということもあり、所謂“ガチンコ”でのぶつかり合いではないが、他の横綱もそれぞれ体調と相談しながら調整を続けている。白鵬は秋巡業への参加も保留中。まだまだ左ひざの状態は思わしくないようだ。鶴竜は今月2日に都内のホテルで結婚披露宴を執り行ったばかり。すでに一昨年婚姻届も提出し2人の子宝にも恵まれているが、晴れの舞台の念願が叶い、決意を新たにした様子。家族のためにもまだまだ元気な土俵を見せたいところだ。秋場所で優勝を果たした日馬富士も、「職業病」と評するひじの状態は万全ではないが、治療を続けながら巡業には皆勤で参加する予定だという。
5日からは秋巡業が始まる。関東を振り出しに、中部・東海・関西・中国地方を回り、10月29日まで22都市22日間の長丁場だ。年々巡業日数が増え、力士たちには大変な負担だが、心身を鍛え直し、本場所に臨んでもらいたい。
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【速報】世界体操開幕・内村航平まさかの棄権(10月3日)
伝説がついに途切れた。カナダ・モントリオールで開幕した第47回世界体操競技選手権で個人総合7連覇に挑んだ内村航平が、2種目目の跳馬で着地の際左足を痛めてしまった。苦痛に顔を歪ませた内村は、平行棒の演技まで続行したが、鉄棒の演技を棄権。世界体操連覇の夢は潰え、連勝記録は40で途絶えることとなった。
「彼はレジェンド。男子体操界で史上最高と言っても過言ではない」世界体操アンバサダーを務めるナディア・コマネチは内村をそう評する。...
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伝説がついに途切れた。カナダ・モントリオールで開幕した第47回世界体操競技選手権で個人総合7連覇に挑んだ内村航平が、2種目目の跳馬で着地の際左足を痛めてしまった。苦痛に顔を歪ませた内村は、平行棒の演技まで続行したが、鉄棒の演技を棄権。世界体操連覇の夢は潰え、連勝記録は40で途絶えることとなった。
「彼はレジェンド。男子体操界で史上最高と言っても過言ではない」世界体操アンバサダーを務めるナディア・コマネチは内村をそう評する。1976年モントリオール五輪で史上初めて10点満点を記録した金メダリストをしてそう言わしめた演技は世界を驚嘆させてきた。リオで男子個人総合連覇を決めた鉄棒の演技では、最高難度のカッシーニやコールマンといった手放し技を見事に決めて、大逆転劇を成し遂げ観客を魅了。跳馬でも大技のリ・シャオペンを繰り出し、オールラウンダーとしての実力をいかんなく発揮した。だが、今回内村が失敗したのは、この危険なDスコア6・2点の技だった。
内村最大のライバル、ウクライナのオレグ・ベルニャエフとの激闘を制するには、各種目での更なる点数の積み上げが必須。ベルニャエフの得点源は平行棒と跳馬。内村は跳馬での点数を伸ばすためリ・シャオペンにこだわり続けてきた。02年にこの技を開発したリ・シャオペンは世界大会で中国体操界最多の金メダルを獲得した国民的英雄。この技を決められる選手は、今なお数える程しか存在しない。今回の世界体操では先にスタートのベルニャエフがミスを連発し、跳馬でも着地が乱れるなど序盤から精彩を欠いていた。内村にも気負いがあったのだろうか。怪我の状態も心配だ。続報を待ちたい。
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仏凱旋門賞・ルメールとサトノダイヤモンド(10月2日)
世界最強馬を決めるG1・第96回凱旋門賞。今年は恒例のロンシャン競馬場が改修中のため、シャンティイ競馬場を舞台に戦われた。
「サトノダイヤモンドは日本で一番強い馬。勝つためにやってきた」日本からやってきた騎手は母国でのレース前、そう意気込みを語った。その男、クリストフ・ルメールは昨年、マカヒキで初挑戦した凱旋門賞では14位。ルメール自身JRA移籍後初のフランスでのレースだったが屈辱を味わう結果に終わる。...
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世界最強馬を決めるG1・第96回凱旋門賞。今年は恒例のロンシャン競馬場が改修中のため、シャンティイ競馬場を舞台に戦われた。
「サトノダイヤモンドは日本で一番強い馬。勝つためにやってきた」日本からやってきた騎手は母国でのレース前、そう意気込みを語った。その男、クリストフ・ルメールは昨年、マカヒキで初挑戦した凱旋門賞では14位。ルメール自身JRA移籍後初のフランスでのレースだったが屈辱を味わう結果に終わる。今回はデビュー戦から騎乗してきた絶大な信頼を寄せるサトノダイヤモンド(4歳・牡)での雪辱戦だった。
サトノダイヤモンドの父はあのディープインパクト。11年越しの親子二代にわたる世界最高峰への挑戦である。だが、前哨戦となる先月のフォア賞(G2)では馬場の重さが影響し惨敗(6頭中4着)。今回の凱旋門も重馬場での走りで最後まで伸びきれず結局15位に終わってしまった。(同じく日本から参戦のサトノノブレスは16位)日本馬の凱旋門賞挑戦はこれで15回目だったが48年間で優勝はまだ一度もない。
栄冠を勝ち取ったのは“英国の怪物“エネイブル。この3歳の牝馬はこれで欧州最高峰レースを5連勝。今回の凱旋門賞に出場した牝馬は、エネイブルを含め18頭中3頭のみだが、過去10年の凱旋門賞では牡馬4勝に対し牝馬が6勝。今回もまた牝馬に軍配が上がった格好だ。
「残念ですけど、次は頑張りましょう」日本語で悔しさを振り絞るように語ったルメール。今年もまた頂点に手は届かなかった。だが、世界に日本馬最強を証明する戦いはこれからも続く。
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2年目のBリーグ開幕・田臥勇太の感謝の言葉(9月30日)
昨シーズン華々しくスタートした男子バスケットボール・Bリーグが29日、2年目のシーズンを開幕した。2つの国内リーグを統合して生まれたこのプロリーグは、初年度200万人を超える観客動員を果たす好調な滑り出し。更に今季の開幕戦の売れ行きは昨年を60%上回るペースだ。初代王者に輝いた栃木ブレックスは、ホーム会場のブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)でシーホース三河と対戦した。
元NBAプレイヤー・田臥勇太を擁する栃木は、主力の選手の移籍や引退が相次いだ。...
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昨シーズン華々しくスタートした男子バスケットボール・Bリーグが29日、2年目のシーズンを開幕した。2つの国内リーグを統合して生まれたこのプロリーグは、初年度200万人を超える観客動員を果たす好調な滑り出し。更に今季の開幕戦の売れ行きは昨年を60%上回るペースだ。初代王者に輝いた栃木ブレックスは、ホーム会場のブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)でシーホース三河と対戦した。
元NBAプレイヤー・田臥勇太を擁する栃木は、主力の選手の移籍や引退が相次いだ。フォワードのジェフ・ギブスもアキレス腱断裂の大けがで出遅れており、厳しい戦いが予想されている。栃木は熱烈な地元ブースター(ファン)の後押しを受け、第2Q以降ゲームを支配。見事開幕戦で78-64と勝利を飾った。田臥は「初戦から多くのファンの方が一緒に戦ってくれたので勝てた」と満員の観客に感謝の言葉を述べた。
BリーグはB1からB3までの3つのカテゴリーで構成される。最も下位のB3もB1と同日に開幕した。9クラブが所属するB3では、今季はB2から降格した2チームも戦うことになっている。だが、両チームとも成績ではなく、要件を満たせなかったためライセンスが交付されなかったものだ。鹿児島レブナイズは資金難で存続が危ぶまれたため。そして、東京エクセレンスは収容基準をクリアする新アリーナの見通しが立たないことが降格の理由だった。リーグではB2クラブに3000人規模の会場をホームに使用することを求めている。都区部(板橋区)のエクセレンスにとって新たな土地の確保は非常に厳しい条件だ。人気も定着しているクラブだけに何とか打開策を見出して欲しい。
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