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平昌への道・葛西紀明、高梨沙羅らが決意表明(11月1日)
28日に東京オリンピック開幕まで「1000日」となったばかりだが、11月1日は平昌冬季オリンピックまでちょうど「100日」である。それを前に全日本スキー連盟が、都内でイベントを開催。ジャンプ、ノルディック複合、スノーボードらの代表候補選手“SNOW JAPAN”が集結し抱負を語った。
「まだ若い気持ちがあるのか、たまに失敗してしまうんですね。そういう失敗がないように、緊張しても自分のパフォーマンスを出せるようにやっていきたい」そう語るのは7大会連続の五輪出場を果たしている葛西紀明。...
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28日に東京オリンピック開幕まで「1000日」となったばかりだが、11月1日は平昌冬季オリンピックまでちょうど「100日」である。それを前に全日本スキー連盟が、都内でイベントを開催。ジャンプ、ノルディック複合、スノーボードらの代表候補選手“SNOW JAPAN”が集結し抱負を語った。
「まだ若い気持ちがあるのか、たまに失敗してしまうんですね。そういう失敗がないように、緊張しても自分のパフォーマンスを出せるようにやっていきたい」そう語るのは7大会連続の五輪出場を果たしている葛西紀明。ソチではラージヒル個人で銀、同団体で銅メダルを獲得して、鉄人ぶりを世界に示した。「回数を重ねるごとに重圧や、不安が大きくなりますが、熱い気持ちで五輪切符を勝ち取りたい」と前人未到の8度目の五輪出場に向けて、視界は良好だ。
「借りを返す時がもうすぐ近付いているな、という心境になっている」高梨沙羅は決意の言葉を口にした。今月21歳の誕生日を迎えたばかり。W杯年間総合優勝4回、W杯歴代最多タイの通算53勝と数々の栄光を手にしてきたが、ソチでは悪夢のように失速し期待されたメダルには手が届かなかった。あの日の涙から4年。「ソチ五輪での悔しい思いをバネに今まで練習してきているので、それをはね返すような結果を出せるように頑張っていきたい」葛西、高梨共にまずは3日に行われる全日本選手権に臨む。
そのほか意気込みを語ったノルディック複合の渡部暁斗や、スノーボードW杯優勝の16歳・戸塚優斗らもシーズンがスタート。平昌行きの切符を賭けた雪上の熱き戦いがいよいよ始まる。
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帰ってきた“アラフォー“人気力士・安美錦(10月31日)
大相撲は22日間におよぶ長い秋巡業が終了。30日には一年納めの九州場所の新番付が発表された。最高位・東正横綱は一年ぶりに先場所優勝の日馬富士。記者会見で「もう来場所に気持ちは入っている」と意気込みを語った。秋場所では一人横綱としての意地を見せたが、自身10度目の賜杯を目指し5年ぶりの連覇に挑む。
ところで、他の三横綱の様子はどうだろうか。復帰場所で進退をかけると明言している鶴竜は、いち早く出場を明言した。...
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大相撲は22日間におよぶ長い秋巡業が終了。30日には一年納めの九州場所の新番付が発表された。最高位・東正横綱は一年ぶりに先場所優勝の日馬富士。記者会見で「もう来場所に気持ちは入っている」と意気込みを語った。秋場所では一人横綱としての意地を見せたが、自身10度目の賜杯を目指し5年ぶりの連覇に挑む。
ところで、他の三横綱の様子はどうだろうか。復帰場所で進退をかけると明言している鶴竜は、いち早く出場を明言した。横綱昇進後、未だ皆勤出場がない稀勢の里も、秋巡業は初めて全日程に参加。「力士として初日に出ることは当たり前」と、九州場所への強い覚悟を示す。白鵬も「笑顔で終わりたい」と、前人未到の40回目の優勝に向けて意欲は十分だ。
幕内では照ノ富士が大関から陥落する一方で、昭和以降初めて新入幕から三場所連続で二桁勝ち星を挙げた阿武咲が小結に昇進。新世代の躍進が期待されるが、大きな注目を集めたのは、その阿武咲より18歳年上の安美錦だった。
日馬富士と同部屋の安美錦は史上最年長39歳での返り入幕を決めた。前頭三枚目にいた昨年夏場所の取組で左足アキレス腱を断裂する大けが。十両に下がり、幕下陥落もやむなしと思われたが、何と僅か一場所のみの休場で復帰し驚かせた。十両では一番の大声援を受け、順調に勝ち越しを重ねながら8場所ぶりに幕内へ戻ってきたのだ。「会見と言ったらもう引退会見しかないと思っていた(笑)」人を食ったようなインタビューは定評がある。今月3日に30代最後の誕生日を迎えたばかりの大ベテラン。まだまだ一癖も二癖もある相撲を見せてくれそうだ。
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グリエルの差別的ポーズ・ダルビッシュの対応(10月30日)
ワールドシリーズ第3戦。ドジャース・ダルビッシュ有は日本人2人目のWS先発投手の栄誉に浴したが、2回途中4失点で降板となった。その直後、球場で残念な事件が起きてしまった。
ダルビッシュから先制ホームランを打った元DeNAのユリエスキ・グリエル(キューバ出身)は、アストロズベンチに戻ると、何やら笑みを浮かべて指で左右の目尻を引っ張るジェスチャーを行った。アジア人の細長い目を真似するジェスチャー「スラントアイ」と呼ばれるものだ。...
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ワールドシリーズ第3戦。ドジャース・ダルビッシュ有は日本人2人目のWS先発投手の栄誉に浴したが、2回途中4失点で降板となった。その直後、球場で残念な事件が起きてしまった。
ダルビッシュから先制ホームランを打った元DeNAのユリエスキ・グリエル(キューバ出身)は、アストロズベンチに戻ると、何やら笑みを浮かべて指で左右の目尻を引っ張るジェスチャーを行った。アジア人の細長い目を真似するジェスチャー「スラントアイ」と呼ばれるものだ。その様子が、カメラに捉えられると、たちまち日米のSNSなどで問題視され、試合中からメディアに取り上げられるほどの騒動に発展した。
MLBでは今季、国旗斉唱の際、黒人差別に反対する姿勢を示す運動が起きている。それ程差別に敏感な環境でグリエルの行動は余りに軽率と言えるだろう。グリエル本人は「侮辱するつもりはなかった」と釈明したが、対戦相手を愚弄するような仕草をしたことには違いない。試合後にダルビッシュは記者の質問に次のように答えた。「パーフェクトな人はいない。世界の人が一つ習って全世界の人間としてまた一歩前に進めたら結果的にいいことになるんじゃないか」結局MLBコミッショナーは、グリエルに対して来シーズン5試合の出場停止処分を下した。
実は同様の騒動は今年他のスポーツでも起きている。6月にはバレーボールのセルビア女子代表チームが、来年日本で開催される世界バレーの出場権を得たことを喜び、皆で「スラントアイ」ポーズをする集合写真がHPに掲載され、批判が巻き起こった。サッカー界も2月にアルゼンチン代表FWのラベッシが、中国リーグ入団時のプロフィール写真で同様のポーズをとったことが非難を集めた。この両ケースは「アジアの国に行く」ことを表現したと思われるので、グリエルのケースとは若干異なるが、配慮の欠けたエスニックジョークと言わざるを得まい。
さて肝心のWSだが、一夜明けた第4戦の試合前にドジャースナインは円陣を組み「ダルビッシュのために勝つ」と皆で誓いを立てた。試合は同点の9回にドジャースが一挙5点を挙げ勝利を収め、2勝2敗のタイに戻した。一方のグリエルは先発出場したものの、地元ヒューストンのファンからも厳しいブーイングの嵐を浴びていた。この日のバットが沈黙してしまったのは精神的な影響もあったか。思わぬ形で水を差されたが、既に処分は決定している。好勝負を展開しているこのシリーズ、最後まで全員がスポーツマンシップ精神を持った戦いを願いたい。
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東京五輪まで1000日・カウントダウン開始(10月28日)
10月28日で東京オリンピック開催までちょうど「1000日」となる。これを記念して組織委員会では、パラリンピックの開催1000日前の11月29日まで「1000 Days to Go!」月間として数々のイベントやキャンペーンを行う予定だ。
まず都内では東京タワーが五輪をイメージした5色にライトアップされて、大展望台には「1000」の文字が浮かび上がる。また、東京スカイツリータウンにはANA特別塗装機「HELLO2020JET」の模型が展示されることになっている。...
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10月28日で東京オリンピック開催までちょうど「1000日」となる。これを記念して組織委員会では、パラリンピックの開催1000日前の11月29日まで「1000 Days to Go!」月間として数々のイベントやキャンペーンを行う予定だ。
まず都内では東京タワーが五輪をイメージした5色にライトアップされて、大展望台には「1000」の文字が浮かび上がる。また、東京スカイツリータウンにはANA特別塗装機「HELLO2020JET」の模型が展示されることになっている。これは一般公募されたデザインをあしらったもので、「多様性と調和」「未来への継承」などの基本ビジョンを表現しているものだ。この模型はスカイツリーのみならず各地をお披露目巡回される。なお、実際の就航は来年1月から国内全でスタートの予定だ。
そして、28日の14:30からは、オリンピック代表選手らを迎えて、日本橋でカウントダウンイベントが執り行われる。出席する入江陵介(競泳)、髙藤直寿(柔道)、三宅宏実(重量挙げ)、寺本明日香(体操)らオリンピック選手らも五輪への機運を盛り上げてくれることだろう。
そのほかにも面白いところでは世界各国の大使館が集まる東京ならではのイベントとして、「大陸別大使館対抗運動会」も開催されることになった。玉入れやむかで競争など、日本の運動会ではおなじみの競技に、世界各国の大使館スタッフが挑戦するという(東京タワー周辺)。
この日から都庁にはカウントダウン・デーカウンターも設置される。指折り待ちわびたい。
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清宮幸太郎、安田尚憲、中村奨成其々のドラフト(10月27日)
「自分を信じて、自分の目指すところを一歩一歩進んでいけたらなと思っています」高校通算111本の本塁打を放った稀代のスラッガーは、やや緊張した面持ちで会見場でそう繰り返した。
今年のプロ野球ドラフトの最大の目玉・早稲田実業の清宮幸太郎。果たして何球団の1位指名が集まるか注目されたが、ふたを開ければ、高校生としては史上最多の7球団の競合に。運命の抽選の結果、交渉権を獲得したのは北海道日本ハムファイターズだった。...
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「自分を信じて、自分の目指すところを一歩一歩進んでいけたらなと思っています」高校通算111本の本塁打を放った稀代のスラッガーは、やや緊張した面持ちで会見場でそう繰り返した。
今年のプロ野球ドラフトの最大の目玉・早稲田実業の清宮幸太郎。果たして何球団の1位指名が集まるか注目されたが、ふたを開ければ、高校生としては史上最多の7球団の競合に。運命の抽選の結果、交渉権を獲得したのは北海道日本ハムファイターズだった。これまでも数々のドラフトで花形ルーキーを獲得してきたファイターズ。7年前に、4球団の競合から引き当てた斎藤佑樹の言葉を借りれば、実に「もっている」球団といったところか。一方で、その斎藤も含め、チーム内には2015年新人王の有原航平といった早大出身者も在籍。さらに25日には早実OBの荒木大輔を二軍監督に招聘することを発表したばかりだ。清宮とファイターズは不思議な縁で繋がっていたのかもしれない。12球団随一の二軍設備を誇り、ダルビッシュ、中田翔、そして大谷翔平と、高卒大物選手の育成には定評のあるファイターズ。また新たなスーパースターを育て上げるのか見ものである。
「東の清宮」に対し「西の安田」と並び称された履正社の安田尚憲は、外れ1位での3球団競合から千葉ロッテが交渉権を獲得した。12球団最低打率に低迷するマリーンズにとっては喉から手が出るほど欲しかった最高の金の卵だろう。さらに高校№1捕手の広陵・中村奨成は地元広島カープが、中日との競合の末に交渉権を得た。3人合わせて220本塁打を放った高校生トリオは、それぞれ最も求められる球団からの指名を受けることが出来たのかもしれない。
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