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レジェンド葛西と高梨vs伊藤のライバル対決(11月6日)
「今シーズンはW杯もありますし最年長優勝という記録も狙いたいと思っています。そして平昌五輪に出場できたなら、持っていない金メダルを目指して頑張りますので応援よろしくお願いします」8大会ぶりの優勝を飾ったスキージャンプ界のレジェンドは、謙虚に抱負を述べた。
3日に今シーズン国内初戦の全日本選手権(宮の森競技場)が行われ、代表争いが本格スタートした。45歳にして史上最多8度目の五輪出場を目指す葛西紀明。...
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「今シーズンはW杯もありますし最年長優勝という記録も狙いたいと思っています。そして平昌五輪に出場できたなら、持っていない金メダルを目指して頑張りますので応援よろしくお願いします」8大会ぶりの優勝を飾ったスキージャンプ界のレジェンドは、謙虚に抱負を述べた。
3日に今シーズン国内初戦の全日本選手権(宮の森競技場)が行われ、代表争いが本格スタートした。45歳にして史上最多8度目の五輪出場を目指す葛西紀明。全日本は6位に終わったが、翌日悪天候の大倉山で行われた伊藤杯では127m50を越えて3位に。2本目は中止となり今季初の表彰台に立った。「後輩たちに負けてばかりはいられないので、表彰台に上がれてよかった」と安堵の表情を見せた葛西。そして迎えた三連戦最終の5日、NHK杯で1位の小林潤志郎とは2mの差で挑んだ2本目。「3連戦で一番いいジャンプだった」という見事なK点越え134mでの優勝を決めてみせた。
一方の女子は高梨沙羅が全日本選手権と伊藤杯で連続優勝。伊藤杯では強風で3時間も待機する難しいコンディションだったが集中力の高さを見せた。この日は女子も悪天候で2本目は中止。僅差で敗れ二日連続の準優勝となった伊藤有希は、翌日のNHK杯で意地を見せる。最長不倒の133mをマークして初優勝。高梨の連勝を止めた。伊藤は葛西と同じチーム。レジェンド直伝の手のひらを下にして浮力を得る「モモンガスタイル」での勝利だ。「一試合一試合が五輪につながっていく試合だと思う(伊藤)」、「4年前の自分を見返したい気持ちで練習している。一日一日を大事にしたい(高梨)」ライバルたちは、平昌に向け更に高みを目指していく。
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間もなく日本シリーズ第6戦・両監督の先発起用は(11月4日)
日本シリーズ開幕前の27日。監督会議で「選手たちと共に熱く戦っていければ」(工藤監督)。「今までどおりの戦い方をしてほしい」(ラミレス監督)と、両監督は闘志を滾らせた。会議のなかで予告先発の実施を申し入れたソフトバンクホークス・工藤監督に対し、DeNAベイスターズ・ラミレス監督は「こちらはしない方が良い」と拒否。早速駆け引きが展開されていた。
そして、福岡で始まった第1戦はホークスが大勝で勢いに乗りそのまま連勝。...
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日本シリーズ開幕前の27日。監督会議で「選手たちと共に熱く戦っていければ」(工藤監督)。「今までどおりの戦い方をしてほしい」(ラミレス監督)と、両監督は闘志を滾らせた。会議のなかで予告先発の実施を申し入れたソフトバンクホークス・工藤監督に対し、DeNAベイスターズ・ラミレス監督は「こちらはしない方が良い」と拒否。早速駆け引きが展開されていた。
そして、福岡で始まった第1戦はホークスが大勝で勢いに乗りそのまま連勝。敵地・横浜に乗り込んでも接戦を制し3連勝で一気に王手をかけた。一方のベイスターズも第4戦では打線が爆発。濱口、パットン、山崎の完封リレーで鷹打線を完全に封じると、第5戦もシーソーゲームを継投で逃げ切り連勝。逆襲の狼煙を上げた。
過去の日本シリーズを紐解いてみると、67年の歴史の中で3連敗の土壇場から4連勝しての逆転優勝は3回しかない。1958年の西鉄vs巨人(鉄腕・稲尾の4連投4連勝)、86年の西武vs広島(史上唯一第8戦まで行われたシリーズ)、そして89年の巨人vs近鉄(近鉄・加藤哲郎の「ロッテの方が…」発言)だ。こうしてみると容易ではなさそうだが、逆に3連勝後に2連敗以上喫しながら優勝したケースも一度あるのみ(76年・阪急)。それだけ短期決戦での“ 波“の変化は御し難いということだろう。
火が付いたベイ打線の勢いが勝るか?それとも地の利を得たホークス有利か?第6戦の先発はホークスが千賀滉大。ベイスターズは今永昇太の予想が有力だが、果たしてどうなるか。ここでどちらかの監督が意外な起用を繰り出してくると、また大きな波が起こるような気がする。
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ダルビッシュ、リベンジならず…WS優勝逃す(11月3日)
「引き出しが足りなかった」記者会見でダルビッシュ有は自らの投球をそう振り返った。3勝3敗で迎えたワールドシリーズ第7戦。勝てば優勝が決まる大一番の先発に指名されたのは3戦目でKOされたダルビッシュだった。WS最終戦で日本人が先発するのは初めてのことだ。その試合ではグリエルの差別行為などの騒動もあった。様々な感情、思惑が交錯するなか、計り知れない重圧がダルビッシュにのしかかっていたであろうことは想像に難くない。...
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「引き出しが足りなかった」記者会見でダルビッシュ有は自らの投球をそう振り返った。3勝3敗で迎えたワールドシリーズ第7戦。勝てば優勝が決まる大一番の先発に指名されたのは3戦目でKOされたダルビッシュだった。WS最終戦で日本人が先発するのは初めてのことだ。その試合ではグリエルの差別行為などの騒動もあった。様々な感情、思惑が交錯するなか、計り知れない重圧がダルビッシュにのしかかっていたであろうことは想像に難くない。
試合開始直後いきなり先頭打者に二塁打を浴びた後、後続をファーストゴロに打ち取ったが一塁手ベリンジャーが悪送球。ベースカバーに入ったダルビッシュのグラブを外れて送球が転がる間にランナーが生還。わずか4球で失点を喫してしまう。なおも苦境は続く。“小さな巨人”アルトゥーベを内野ゴロに打ち取ったものの、その間にランナーが還り追加点を許した。
2回にもダルの制球は定まらない。先頭打者を歩かせ、カウントを悪くし置きに行った球を狙い撃ちされるという悪循環。最後は2死を取りながら、初回に口火を切った好調スプリンガーに特大アーチを浴び5失点目。3戦に続く2回途中での降板となった。結局2回で勝負は決してしまったと言える。WSで先発投手が2試合を2回まで持たずKOされたのは史上2人目、60年ぶりという不名誉な記録を蒙ってしまった。
この投球に米メディアのダルビッシュへの批評は厳しい。29年ぶりのWS制覇を期待していたドジャースファンからはブーイングも浴びせられた。だが、同情すべき点はある。初回のエラーだけでなく、1失点目も2回の追加点も内野ゴロに打ち取ったが、本塁への返球はなされなかった。微妙なタイミングではあったが、あそこでもし封殺出来ていれば、リズムを掴み立ち直れたかもしれない。さらにシリーズ中、盛んに言われた使用球変更の問題だ。アストロズのエース・バーランダーも指摘した違和感はダルビッシュの投球に大きな影を落とした。事実「一番得意にしている曲がり球系が全くダメだった」と語るように抜け玉・逆玉が目立っていた。(それは相手投手も同条件ではあるが…)
ダルのド軍残留は未定だが、この試合で「大一番に弱い」という印象がついてしまったことは否めない。去就にも影響があるのではなかろうか。救いなのは指揮官デイブ・ロバーツ監督(彼は母親が日本人のハーフ)の「後悔はしていない。ユウに先発させて良かった」という労いの言葉だろう。この敗戦を糧にしてほしい。
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“神の左”遂に再始動・山中慎介、現役続行へ(11月2日)
止まっていた時間がようやく動き始めた。今年8月15日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで敗れた山中慎介と、ベルトを奪取したルイス・ネリとの再戦が濃厚となった。
あの日、山中13度目の防衛戦は、具志堅用高の持つ不滅の日本記録に並ぶ栄光の試合となる筈だった。しかし、結果は思いもよらぬTKO負け。4Rで一方的にネリの連打を浴び、ダウンこそしなかったものの完敗と言える敗戦だった。試合直後は今後のことは考えられないと明言を避けた山中。...
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止まっていた時間がようやく動き始めた。今年8月15日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで敗れた山中慎介と、ベルトを奪取したルイス・ネリとの再戦が濃厚となった。
あの日、山中13度目の防衛戦は、具志堅用高の持つ不滅の日本記録に並ぶ栄光の試合となる筈だった。しかし、結果は思いもよらぬTKO負け。4Rで一方的にネリの連打を浴び、ダウンこそしなかったものの完敗と言える敗戦だった。試合直後は今後のことは考えられないと明言を避けた山中。ところが試合の一週間後、新王者となったネリにドーピングの嫌疑がかかる事態に発展する。試合前の検査で筋肉増強作用のある禁止薬物が検出されたため、WBCが対応の協議を始める事態となっていた。
それでもなお、山中は沈黙を守り続けた。所属する帝拳プロモーションの本田会長は「ネリとの再戦で出なければ絶対にない」とし、WBCの裁定を待つ構えを示した。アマチュアスポーツの世界では、故意かどうかを問わずドーピングで陽性反応が出た選手のタイトルやメダルは剥奪される。一方で、プロボクシングの各団体では明確な基準は定まっていない。試合から2か月半が経ち、ようやく調査結果が発表された。
WBC側の結論は、ネリが過去に違反もなく故意に禁止薬物を摂取したとは断定できないというもの。その一方で、山中とネリに対して直ちに再戦の交渉を行うよう指示する裁定を下した。「借りを返したい。それだけです」裁定を受け山中はついに現役続行を表明。10月に35歳になった“神の左”の輝きはまだまだ光を失ってはいないだろう。その復活の日はもう近い。
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ドジャーズ勝利、Wシリーズ第7戦へ(速報)(11月1日)
ドジャーズがアストロズに3対1で勝利し、対戦成績を3対3にし、第7戦に持ち込んだ。
ドジャーズの前田投手が4番手投手として7回途中で登板し、1回を無失点で切り抜けた。
第7戦は、ダルビッシュが先発する予定である。
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