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最強カナリア軍団との激闘・日本、悔いの残る失点(11月11日)
現在FIFAランキング2位。W杯南米予選では12勝5分け1敗という圧倒的な強さをみせたブラジル。ハリルホジッチ監督が「現在世界で最も強い」と評するサッカー王国に日本代表が挑んだ。キャプテンを任されたのは、この試合が代表100試合目の長友佑都が務めた。
立ち上がりは決して悪い形ではなかった。プレッシャーをかけ、カウンターでブラジルゴールに迫る場面もあった。ところが前半6分、思わぬ展開が。この試合は日本代表の試合として初のビデオアシスタントレフリーが導入されていた。...
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現在FIFAランキング2位。W杯南米予選では12勝5分け1敗という圧倒的な強さをみせたブラジル。ハリルホジッチ監督が「現在世界で最も強い」と評するサッカー王国に日本代表が挑んだ。キャプテンを任されたのは、この試合が代表100試合目の長友佑都が務めた。
立ち上がりは決して悪い形ではなかった。プレッシャーをかけ、カウンターでブラジルゴールに迫る場面もあった。ところが前半6分、思わぬ展開が。この試合は日本代表の試合として初のビデオアシスタントレフリーが導入されていた。コーナーキックを凌いだと思われた日本だったが、ビデオ判定によりホールディングが認められ、ブラジルにPKが与えられてしまう。これをネイマールに決められ、日本はいきなり出鼻を挫かれた。さらに15分にブラジルのカウンター攻撃に対し、日本がファウル。再びネイマールにPKを許すが、今度は川島永嗣がファインセーブ。大歓声を受けるも、直後にマルセロに豪快なミドル弾を叩き込まれてしまった。
なかなか流れに乗れない日本代表は29分にFKの好機を得るが、直接ゴールを狙った吉田のシュートはバーに嫌われてしまう。その直後3点目を奪われ、前半を0-3で終える。後半、浅野拓磨を投入し、攻めに転じる日本。そして、後半17分に槙野智章が頭で合わせて待望の初得点が生まれる。さらに乾、森岡、杉本を投入し攻撃の形を作っていくと、終了間際42分にセットプレーのチャンス。これを杉本が決めたかに見えたが惜しくもオフサイド。そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。「非常にもったいないゲームというのが正直な感想」と長谷部誠。課題と共に収穫も垣間見えたゲームだった。
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スタンドを魅了する18名の守備の名手たち(11月10日)
プロ野球の守備のプロフェッショナルに贈られるゴールデングラブ賞の今年の受賞者が発表となった。パシフィック・リーグではホークスから4名。セントラル・リーグではカープから3名と、共にペナントを独走した2球団が最多選出となっているのは流石と言えよう。
同じくジャンアンツからもリーグ最多3名の受賞者が生まれた。捕手では小林誠司が初選出。今季は自己最多138試合でマスクを被った。投手部門受賞の菅野智之とは最優秀バッテリー賞も受賞している。...
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プロ野球の守備のプロフェッショナルに贈られるゴールデングラブ賞の今年の受賞者が発表となった。パシフィック・リーグではホークスから4名。セントラル・リーグではカープから3名と、共にペナントを独走した2球団が最多選出となっているのは流石と言えよう。
同じくジャンアンツからもリーグ最多3名の受賞者が生まれた。捕手では小林誠司が初選出。今季は自己最多138試合でマスクを被った。投手部門受賞の菅野智之とは最優秀バッテリー賞も受賞している。春にWBCでブレイクし、一躍脚光を浴びた小林。遅咲きの苦労人が報われた一年だった。だが、打撃は規定打席到達者で最下位の28位(.206)という結果。今年のドラフトでジャイアンツは社会人の捕手を2人も指名している。正捕手の座は安泰とは言えない。GG受賞を励みに更なる精進が必要だろう。
タイガース鳥谷敬は今季から本格的にコンバートされた三塁手での初受賞だ。既に遊撃手では4度のGG賞を獲得しており、ユーティリティー振りを発揮した。5月に顔面への死球により鼻骨骨折の重傷を負ったが、監督に直訴して連続試合出場を継続した。喜びも格別に違いない。
パリーグに目を向けると初受賞者が5名も並ぶフレッシュな顔ぶれとなっている。「選ばれるとは思っていなかった」と、チームメイトや球団スタッフへの感謝の言葉を述べたのはマリーンズの鈴木大地(二塁手)。チームは球団史上ワーストの成績に沈み、キャプテンとしては忸怩たる思いもある筈だ。新戦力の獲得を見越して、来季は三塁手への転向が決まっている。チーム浮上のため更なる進化を遂げてもらいたい。
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鶴竜、九州場所休場・休場者を減らす方策は?(11月9日)
「皆様方に迷惑かけて、ご心配かけて申し訳ない気持ちで一杯です」8日、大相撲の井筒親方は横綱・鶴竜の九州場所の休場を発表し、カメラを前に詫びた。これで秋場所に次ぐ2場所連続での全休が決定。今年は3場所で途中休場しており、年6場所のうち鶴竜が千秋楽まで土俵を務めたのは3月場所のみである(10勝5敗)。
今回の知らせには少し驚かされた。先月の秋巡業終了時には出場を口にしており、福岡入り直後に行った出稽古では関取衆を相手に全勝。...
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「皆様方に迷惑かけて、ご心配かけて申し訳ない気持ちで一杯です」8日、大相撲の井筒親方は横綱・鶴竜の九州場所の休場を発表し、カメラを前に詫びた。これで秋場所に次ぐ2場所連続での全休が決定。今年は3場所で途中休場しており、年6場所のうち鶴竜が千秋楽まで土俵を務めたのは3月場所のみである(10勝5敗)。
今回の知らせには少し驚かされた。先月の秋巡業終了時には出場を口にしており、福岡入り直後に行った出稽古では関取衆を相手に全勝。好調な仕上がりぶりを見せていたからだ。井筒親方の話によれば、故障個所の右足首を痛めたのは5日のことと言う。6日以降は全く稽古ができる状態ではなかったようだ。本人としては10月に結婚披露宴を終えたばかりで、何としても出場したいという思いは強かっただろうが、決断したからにはきちんと完治させて、初場所の土俵に戻って来れるよう祈るほかない。
その鶴竜が先月31日に力士会の中で「お祓い」を提案したという話が伝わっている。先場所の3横綱をはじめ、毎場所負傷する力士が相次ぐ現状。そこで土俵の安全を祈願し、関取衆が揃って神社にお参りしては…ということだ。実現するかは不明だが、神頼みをしたくなる気持ちもわかる。近年、力士の大型化だけでなく、巡業日数も増加の一途を辿っている。これでは場所前にしっかりと故障個所を完治させるのはなかなか難しいのではないか。更にもう一つ背景にあるのは公傷制度の廃止だろう。平成15年までは、場所中に土俵で怪我をした場合、翌場所の番付が据え置かれていた。制度の廃止により、強行出場した結果、悪化させるケースも多いと聞く。是非、制度復活を望みたいところだ。
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W杯への試金石!欧州遠征・乾貴士に括目せよ(11月8日)
ブラジルとの親善試合が2日後に迫ったサッカー日本代表は、ヨーロッパ合宿(フランス・リール)に入っている。7日には発表されたばかりの代表の新しいユニフォームでの初練習となった。「チームとしてのパフォーマンスをどれだけできるか見せていきたい」今回初めて背番号「10」を付けた乾貴士は力強く抱負を語った。
今回本田圭佑、岡崎慎司、香川真司の3人を外した日本代表。10番はこれまで香川が背負っていた背番号だ。...
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ブラジルとの親善試合が2日後に迫ったサッカー日本代表は、ヨーロッパ合宿(フランス・リール)に入っている。7日には発表されたばかりの代表の新しいユニフォームでの初練習となった。「チームとしてのパフォーマンスをどれだけできるか見せていきたい」今回初めて背番号「10」を付けた乾貴士は力強く抱負を語った。
今回本田圭佑、岡崎慎司、香川真司の3人を外した日本代表。10番はこれまで香川が背負っていた背番号だ。3シーズン目を迎えるリーガエスパニョーラ・エイバルでも高い注目を集める乾の突破力は、ハリルジャパンの攻撃の核となるだろう。本田の背番号「4」は車屋紳太郎、岡崎の「9」は杉本健勇という、今年A代表入りした2人が付けることになった。フレッシュな新戦力が期待に応えられるか注目したい。
一方で、ベテランも闘志を燃やしている。長友佑都はブラジル戦のピッチに立てば国際Aマッチ通算100試合出場を達成する。所属するミラノは3位に転落し、地元メディアからは長友に厳しい評価も下されているが、代表唯一の86年組として存在感を示したいところだ。
今回新ユニフォームには日本の伝統的な濃い藍色が用いられた。これは鎌倉期の武士が験担ぎとして甲冑の下に纏った「勝色(かちいろ)」をイメージしたもの。さらに前面には歴史を紡ぐ糸を表す「刺し子柄」もあしらわれ、“和”の色彩が強く施されている。新ユニフォームでロシアW杯を戦うSAMURAI BLUE。日本サッカー史に残る躍進を見せるためにも、今回のブラジル(世界ランク2位)、そしてベルギー(同5位)との対戦を実りあるものにして欲しい。
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FA宣言期間開始・中田翔、明石健志の動向は(11月7日)
熱戦の続いたプロ野球日本シリーズは福岡ソフトバンクホークスの優勝で幕を閉じ、日本一の決まった第6戦では北部九州地方で37・4%もの視聴率を記録したと発表された。週を明けた6日からはFA(フリーエージェント)の宣言期間がスタート。自由契約になった大物選手らとともに動向が注目されるところだ。
野手で注目の筆頭はファイターズの4番・中田翔。FA宣言となった場合、タイガースが獲得に動くとも言われてきたが、ここにきて残留に傾いたとの報道もある。...
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熱戦の続いたプロ野球日本シリーズは福岡ソフトバンクホークスの優勝で幕を閉じ、日本一の決まった第6戦では北部九州地方で37・4%もの視聴率を記録したと発表された。週を明けた6日からはFA(フリーエージェント)の宣言期間がスタート。自由契約になった大物選手らとともに動向が注目されるところだ。
野手で注目の筆頭はファイターズの4番・中田翔。FA宣言となった場合、タイガースが獲得に動くとも言われてきたが、ここにきて残留に傾いたとの報道もある。FA選手への積極的な慰留は行わない傾向のあるファイターズだが、今季は中田以外にも正捕手の大野、抑えの増井、中継ぎの宮西とFA資格を得る要の選手が目白押し。そして何よりポスティング移籍で大谷翔平の流出が濃厚。超大物ルーキー・清宮の1位指名に湧き立っているが、これだけの選手がFAとなると残留交渉は頭の痛いところだろう。
日本一になったホークスからも明石健志が権利行使を仄めかしている。守備には定評があり、打撃も今季.270の打率を残しているが、一塁に内川がいるため出場機会を求め他球団への移籍の可能性も低くはない。タイガースでは大和が国内FA権行使を伝えた模様だ。同じ関西のバファローズが獲得に乗り気だと伝えられている。
一方、投手ではバファローズ・平野佳寿と、マリーンズ・涌井秀章がメジャー挑戦のため権利行使の意向を球団に伝えている。ライオンズの牧田和久も海外・国内での移籍を検討している模様だ。FA宣言期間は15日まで。16日からは各球団との交渉が解禁される。各球団の補強の思惑もあり、今後の展開を注視したい。
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